私を山に連れて行って
休みの日はずっと自分の山にいるっすよね?
僕らも山に連れってってほしいっす!
僕らも山に連れってってほしいっす!
そうしたいのは山々なんだけど
まだ片付いてないんだよね…
さらっとダジャレかよ!
つべこべ言わず連れて行け!
ずるいぞ!
つべこべ言わず連れて行け!
ずるいぞ!
ホコリにまみれるけど
それもいいかい?
嫌だ!
わがままか!
じゃあおうちでも
アウトドア気分を味わってみよう。
山での食事用に飯盒を手に入れたから
普段の食事でも使ってみよう!
スケーター アルミカラーメスティン(
確かに便利そうだし
キャンプ料理の幅が広がりそうだ。
だけど小さいからソロキャンプに
向いてると思うんだ。
最近はソロキャンプする人も多いから
流行っているのだろう。
ライダーズバイクインテント
もちろんおかずを作るなら
ソロじゃなくても使える。
一瞬いいなと思った。
けどMS家での使い方を考えると
昔ながらの飯盒を選ぶことにした。
理由①飯盒は鍋にもなる
メスティンはいろんな調理に使えるけど
高さがないから鍋に使うのは難しい。
でも飯盒は高さがあるから鍋にもなる。
理由②流行より自分に合うもの
流行は経済を動かす。
でも「みんなが使っているもの」よりも
自分のライフスタイルに合うものを選び
長く使いたいと個人的に思う。
メスティンがよくないというのではなく
あくまで自分には合わないと思ったから。
ロゴス LOGOS メスキット メスティン
理由③炊飯器が壊れた時や災害時用
MS家では炊飯器と土鍋を併用している。
炊飯器はかなり長いこと使っているので
いつ壊れてもおかしくない。
そんな時は土鍋を使えばいいけれど
土鍋を料理に使うと米が炊けない。
また災害時に米を炊く方法として
ポリ袋の実験をしたことがある。
ポリ袋調理は普通に食べられるけど
すごく美味しいわけではない。
そんなわけで
美味しく炊飯できる手段が
もう一つほしいと思った。
というわけで飯盒を選んだ。
ロゴスの丸型飯盒or兵式?
選んだのはロゴスの丸型飯盒。
ロゴス LOGOS バーベキュー 丸型ハンゴウ5合 No.81234300
・アルミ素材・収納時180×170×157mm・2.5合と5合が炊ける・日本製
ロゴスの製品には外国製もあるけど
これは日本製なのがいいと思った。
兵式タイプもあるっすよね?なぜ丸型?
ご飯が炊きやすくて洗いやすいから。
兵式の飯盒は確かに味がある。
デザインはこっちが好みだ。
CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ 林間 兵式ハンゴー
だけど嫁氏はキャンプ初心者だからね。
筒型のほうが火が均等に伝わるから
米が炊きやすい。
あと手を入れやすいから
洗いやすい。
そしてロゴスにも兵式あるんだけど
丸型のほうが米がいっぱい炊ける。
①山のアウトドア飯で使う
まずは普通にアウトドアで使ってみた。
車を売って空き家付き山を買ったので
休日はずっと掃除をしている。
掃除だけでしばらくかかりそう…
おにぎりを持っていくこともあるけど
せっかくなので飯盒で炊飯しよう。
米は内蓋で2.5合測れる。
これを保存袋に入れて持っていった。
水道が使えるようになったので
米を洗う。
炊く時に使う水は
自宅から持参した浄水済みのもの。
内側に目盛りがついているから
計量しやすい。
30分ほど置く。
火はSOTOのレギュレーターストーブ。
そこは焚き火じゃないんかい!
掃除が忙しくてまだそんな余裕ない!
これを火にかける。
蒸気が減ってきたら火を弱めていく。
ちょっと焦げる匂いがしたら火を止める。
蒸らしている間にレトルトカレーを温めよう。
完成。
ホッカホカ。
いただきまーす!
うま!
噛むほど甘味が出るし
ポリ袋調理よりも米が旨い。
これはご飯自体がごちそう。
やっぱり飯盒いいな。
おこげも美味しい。
美味しい空気を味わいつつ
目の前のボロボロウッドデッキを眺める。
最高。
②自宅でピラフを作ってみる
飯盒レシピを広げるために
家でサバピラフを作ることにした。
飯盒サバピラフ
〜材料〜
・米2.5合
・サバ缶
・玉ねぎみじん切り
・人参みじん切り
・きのこ
・塩
・バター
材料入れてカセットコンロで炊く。
MS家のキッチンはIHだから。
サバ缶は汁ごと入れても美味しいけど
汁は卵スープの出汁にした。
出来上がり。
これは…
止まらなくなる美味しさ…
炊飯器で作るより美味しい。
③お一人様ランチにパスタを
在宅ワーカーの嫁氏は
一人の時昼ごはんを時々スルーする。
お弁当の余りを食べることもあるけど
自分一人用に作るのは面倒で…
だから飯盒一つでできないかと
試してみることにした。
飯盒パスタ
〜材料〜
・パスタ麺
・玉ねぎみじん切り
・きのこ
・バター
・パスタソース
・オリーブオイル、塩
パスタソースは防災ストックのこれ。
ほしえぬ パスタソース バジル DP
お湯が湧いたら本体にパスタ投入。
蓋ができるようにパスタは半分に折る。
くっつかないようオリーブオイルを入れた。
内蓋にきのこと玉ねぎとバターを入れ
パスタ麺を茹でている本体の上にのせる。
蓋をして具と一緒に加熱しながら
パスタの茹で時間分茹でる。
具にも蒸気でちゃんと火が通る。
時間になったらザルに揚げて
パスタソースや具を混ぜる。
できた。
普通に美味しい。
特に内蓋を具の調理に使えるのがいい。
あと内蓋で混ぜて
そのまま食卓に出せるから一人用にいい。
パスタはレンチンでも作れるけど
やっぱり水から茹でたほうが美味しい。
鍋やフライパンでワンポットもできるけど
飯盒を使うのってなんだか楽しい。
普通に作るのは面倒と思っても
飯盒ならちょこっと楽しみながら作れる。
飯盒のお手入れと注意点
でも手入れが大変そう…
確かにすぐ焦げ付くよ。
特に炊き込み系作ったら。
そういう時はお湯を入れて
しばらく置いておくと取りやすい。
それでも取れないなら
酢+水を使う。
焦げといえば重曹じゃないんすか?!
重曹はアルミと相性悪いよ。
黒ずむからね。
ヘラとかである程度焦げを取る。
酢と水を入れてグツグツ沸かす。
しばらく置いたらヘラや箸で取る。
こんな感じ。
少し残ってるけど
嫁氏はあんまり気にしないから
これくらいでやめてる。
あとカセットコンロは
注意したほうがいい。
尖ってる部分に当たって
外の塗装が剥がれることがある。
そもそも焚き火などで使うものだから
尖ってるものでひっかくと塗装が取れる。
嫁氏はそれも味だなって思うけど
気になるならご注意を。
面倒さを上回る飯盒の魅力
子供の頃のキャンプでは
飯盒をよく使っていた。
飯盒って火加減が難しいし
気を抜くとすぐ焦げる。
おまけに焦がしたら
剥がすのにひと手間かかる。
それでも飯盒で炊いたご飯は美味しく
なんだかワクワクしてしまう。
だからテント宿泊や星座の観察よりも
一番の楽しみが飯盒ご飯だった。
そんな楽しみを
大人になってまた再開した。
技術が進歩した今でも
飯盒は変わらない。
相変わらず火加減が難しく
相変わらず焦げ付きが厄介。
だけどやっぱり楽しい。
使ううちに味が出るのもいい。
山に行く楽しみが増えただけでなく
普段の料理の楽しみも増えたのだった。
なんかキャンプ道具あれば生活できるんじゃね?災害対策にもなるし
それね…
最近思うわ…
☆その後こんな実験もしてみたよ