北欧ミッドセンチュリーの家づくり

家具コンシェルジュ嫁氏の暮らしインテリア話

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旅行中の水やり&管理方法は?便利グッズあり&なし方法を4年間検証してみた

お風呂場がジャングル
 
な、何スカ、これ!?風呂場がジャングルっす!
 

 
植物&インテリアライターだからって、ここまで家の中が鉢だらけになる?!
 
 

 

あ、これね旅行中の水やり&管理を実行しているんだよ。
 
5日で5県回る旅に行ってたからね。
 
GWの旅
 

 なるほど、その間に枯れないようにしていたってわけだね

 

 でも5日も水やりせずに大丈夫だったんすか?

 
うん、帰ってきたらピンピンしてた!
 
今回は40鉢以上を育てる植物&旅行好きの嫁氏が、4年間の実践をもとに【旅行中の室内植物の水やり&管理】の方法や注意点を紹介。
 
旅行に行った時に実践したことや、実際は行ってなくて「旅行に行っている体」で実験したことをお伝えしよう。

 

 
 

大前提:水やり頻度は品種・サイズ・季節で変わる

旅行中の水やりについて話す前に、まず大事な大前提。
 
そもそも水やりの頻度はみんな一緒じゃない。

 
水を好む植物もいれば乾燥好きな植物もいる。

 
それに小さな鉢植えは水がすぐなくなるけど、大きな鉢植えは水をたっぷり蓄える。

 
さらに、植物は一般的に春〜秋が成長期だから水を欲しがるけど、冬は休眠期が多いからあんまり必要ない。

 
昔散々失敗して、やっと枯らさなくなって気づいたことだ。
 

 つまり、旅行に行くからたっぷり水やりしたほうがいいとは一概にいえないわけだね

 
そのとおり。
 
まずは品種・サイズ・季節などを踏まえ、どの程度の水が必要かを判断したほうがいいと思う。
 

日にち別に見る旅行中の観葉植物の管理

 
共通していえること

◎水やり:水をあげたら、しっかりと水切りする
◎置き場:日が当たりすぎず、かつ暗くないところがよい
◎通気性:水に浸けたままにしない(受け皿が水浸しはダメ)
 
2〜3日
 
湿気を好む植物:たっぷりと水をあげておく、場所移動なし
乾燥を好む植物:何もしない
 
 
5日程度
 
湿気を好む植物:水切れを防ぐ工夫が必要
        (後述のグッズ活用や風呂場など)
乾燥を好む植物:一応水やりしておく程度
 
 
長期旅行の場合は?
 
1〜2週間以上の旅行はあまり経験ないけど、想定して試したことはある。
 
例えば旅行の数ヶ月前から徐々に水を少なくし、乾燥気味に育てる方法。
 
ポトスはわりと大丈夫だったけど、アジアンタムみたいなジメジメ大好きっ子は難しい

 
今後他の方法も試してみようと思う。
 

旅行中の水やり・管理(1)便利グッズ(以前の方法)

 

 これは前にやってた方法っすね

 
100均グッズ
 
 
そうそう。100均グッズ×ペットボトルを使う自動給水ね。

 
ネットでも似たようなものが売っているよ。
【楽天】水やり器 小型 5個セット 水やり当番 自動給水器 
 

 あと、DIYで自動給水装置も作ってたよね

 
DIY
 
 

 でもこれって特殊な道具がいるっすよね?もっと簡単な方法がいいっす!

 
そんな人(クマ)のために用意したのが今回のテーマ。
 
特殊なグッズを使わずに5日過ごす方法を紹介しよう。

旅行中の水やり・管理(2)風呂場(現在)

 
概要

◎場所:お風呂場(24時間換気あり)
◎使うもの:浴槽、板、すのこやワイヤーネットなど
◎適した植物:多湿好きな植物(ポトス、アジアンタムなど)
◎適した時期:春〜秋
◎旅行期間:5日程度

【この方法の意図】通気性を確保しながら、湿気を失わない状態を作る
 
 
①浴槽の上に簡易植物置き場を作る
 
まず浴槽に板やワイヤーネットを使って植物置き場を作る。重い鉢をのせるなら、耐荷重に注意を。ちなみにこのワイヤーネットは100均。

 
 

 そのまま植物を水にドボンしちゃだめなの?

 
どんなに多湿を好む植物でも、通気性ゼロで水に浸かりっぱなしだと根腐れする。この上に植物を置くことで通気性を確保するよ。
 
あと、浴槽にそのまま植物を入れるのはよくないからね。
 
 
②水を溜める
 
適度な湿気状態を作りたいだけだから、量は多くなくていい。前日にお風呂に入ったら、残り湯を冷ましたものでもいいと思う。

 
③植物にたっぷり水やり&水切り
 
鉢から水がガンガン出るくらいたっぷり水をあげ、しっかり水切りした状態にする。

 
④植物を浴槽の上にのせる
 
安定性を確認し、注意しながらのせる。

 
⑤大型植物を近くに配置
 
湿気がまあまあ好きで鉢が大きめの植物は、水やり後に浴槽の周りに置くだけ。

 
この状態で旅行へGO!

 
5日後の様子
 
しっかりと潤って元気な状態をキープ。根本の土の部分もやや湿っていた。

 
周りの植物もみずみずしく、その潤いを嫁氏にも分けて欲しいくらいだ。ウラヤマ。

 

 この方法は便利グッズ不要でできるから、準備や片付けが楽なのがいいね

 

注意すること

 
冬の旅行は基本的に必要ない
 
多くの植物は冬に休眠期を迎えるので、そもそもあまり水を欲しない。だから、わざわざこんなことは不要で、いつも通りの場所に置いたらいい。

 
むしろ、寒さが苦手な植物にとって、冬の寒い風呂場は苦痛でしかない。
 

長い目で試行錯誤することが大事

以前の便利グッズを使う方法から、もっと簡単なお風呂場管理に変えたことで、準備や片づけがかなり楽になった。

 

 4年かけていろいろ試すって結構長いよね

 
それは自分の住まいと植物を知るのに時間が必要だからだよ。
 
旅行中の植物にとって、どんな場所が最適なのかは住まいによる。

 
例えば室内がいつもジメジメしている家なら、今回のようなお風呂場管理は必要ない。
 
一方、冬も暖かい家なら植物が休眠せず、水やりが必要な場合もある。
 
住まいによって温度や湿度は全く違うので、最適な方法を自分で見極めることが大事だと思う。

 

 もう旅行中の観葉植物の管理は怖くないっす!どんとこい!次の旅行はいつっすか?さあさあ!

 
しばらくないよ。 
 

え〜!せっかく試そうと思ったのに!