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名作椅子のパラダ椅子【富山県美術館】椅子オタクおすすめの楽しみ方

GWは5日で5県を回るオタ活旅
 
みなさんこんにちは。
 
北欧ミッドセンチュリーなMS家に住む
家具コンシェルジュの嫁氏mashleyです。
 
ここはDIYオタク夫氏&椅子オタク嫁氏の
インテリア&ライフスタイルブログ。

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左がゴロ子、右がウキウキさん
 
家づくりの話、デザインの話、DIY話、
キャンプ話を楽しく全力でお届け中。
 
 
みんな、GWはどう過ごしたかな?
わが家はオタ活してきたよ!
 

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今回の旅のテーマは
デザインとキャンプ。

嫁氏は名作椅子に会いに行き
ウキウキさんはゆるキャンの聖地巡礼

愛車の新型シエンタで
富山→長野→山梨→静岡→奈良
5日間で旅してきたよ。
 

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旅の様子は何回かに分けて紹介するから
よかったら気軽に遊びに来てね!

椅子、デザイン、インテリア、キャンプ
が好きな人に楽しんでもらえたらいいな☆
 

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それではみんなで一緒にしゅっぱーつ!
 

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椅子オタクが富山県美術館に憧れるワケ

旅の1日目は富山県美術館。
 
 
ずーっと行きたかった場所。
理由はズバリ椅子。
 
 
椅子オタクによる富山県美術館のポイント

約170脚の名作椅子コレクションがある
数ヶ月置きに椅子を入れ替える常設展示
③椅子コレクションは写真撮影可能(動画やフラッシュは✕)
④椅子だけを見たいなら300円で楽しめる
⑤富山県立美術館の建物自体も魅力的
(2023年5月現在。新情報はHPなどで確認を)

つまり椅子オタクには外せない。
 
数年前に情報を得て
行きたくてしょうがなかった。
 
だけど
MS家は兵庫県だから
富山県は結構遠い。
 
簡単に行ける距離ではないので
虎視眈々と機会を狙っていた。
 
そしてGWについに決行。
 

雨ニモマケズ、富山県美術館へ

5月某日の夜。
兵庫から石川へ向かい
SAで仮眠をとって富山へ向かう計画。

 
…がものすごい大雨。

 
警報はなく高速道路は通行できるものの
SAでトイレに行こうものならびしょ濡れ。
 
ここまで待ったんだ…
諦めてなるものか。
 
安全運転でゆっくりと進み…

 
仮眠後、翌日富山入りして到着。
 
もう美術館の建物自体が美しい。

 
ガラス張りで圧巻!

海の近く×ガラス張りってところから
デンマークの図書館を思い出したよ
 

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旅行で訪れたデンマークのブラックダイヤモンド

 

新型シエンタを地下に駐車して
早速中に入ると…
 
エントランスから名作椅子がお出迎え。

 
ヤクルト容器のデザインでも知られる
剣持勇のスツール。
【楽天】YMK(ワイエムケ—)剣持勇スツールS-3030
 
これはコレクション室ではなく
みんなが座れるようになっている。
 
もちろん座る。

 
富山県美術館さん
すでに大好きです。
 
はやる気持ちを押さえて
いざ3階のデザインコレクション室へ!

 
鼻息荒いよ!落ち着いて!
 

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名作"パラダ椅子"が広がるデザインコレクション室

ついにやってきたパラダ椅子。

 
目の前に広がる圧巻の名作椅子たち。

 
座り心地はアレだけど
椅子の歴史に欠かせない
"ジグザグチェア"。

 
オタクが一度は自作してみたくなる
"レッドアンドブルーチェア"。

 
座り心地は好き嫌いが分かれるけど
一度は憧れるコルビジェの”LC4”。

 
マリリンのナイスバディがモデルの
"モンローチェア"。

 
ありのまま生きる植物のように
自由な大勢で座る"ガーデン"。

 
…などなど
約170脚のうち50脚ほどを展示。
 
 
嬉しくて楽しくて涙が出てきた…
 
え…ちょっと引く…
 

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だってこんなのデンマークの美術館以来だ!
頑張って運転してよかった…
 

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デザインミュージアム
 
 

椅子コレクションのおすすめの楽しみ方

 
嫁氏は大興奮だけど
椅子を楽しめる人ばかりじゃないよ…
 

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椅子に詳しくなくても楽しめる方法はあるよ!

本来椅子は座って楽しんでほしいけど
今回の"展示"は残念ながら座れない。

だから観察して楽しもう!
 

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楽しみ方①お気に入りとその理由を考えてみる
 
椅子って
家具の中で特に個性が強い
 
背面・座面・脚という共通点はあるけど
表現の仕方でこんなに変わってくる。

 
だから見た目の好みが分かれると思う。
 
比較してお気に入りを見つけて
なぜそれが好きなのか考えてみると面白い。
 
例えば見た目だけで選ぶなら
嫁氏はこの椅子が好き。

 
理由はこの脚が好きだから。
軽やかで優雅な金属の表現にうっとりする。
 
そんなことを考えて眺めていると
自分が椅子に求めるのは脚だと改めて気付く。
 
 
ウキウキさんはゾウさん!

木を曲げてできたゾウさんは
可愛いだけじゃなく温かい感じがする☆

DIYが好きだから木製に惹かれるし
難しそうな技術が詰まってるなあと思うよ♪
 

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こんな感じで好きな理由を考えると
自分の中で何か発見があるかもしれない。
 
 
楽しみ方②椅子のフォルムを目で追う
 
お気に入りの椅子を見つけたら
形をなぞるように目で追ってほしい。
 
椅子の形そのものに
面白い発見があるかもしれないから。

 
例えば"レッドアンドブルーチェア"。

 
形をなぞるように観察すると
絶妙なバランスをとっていると気付く。
 
そしてパーツ同士のつなぎ目がわからず
どうやってくっつけているのかと気になる。
 
いろんな角度から観察すると
こんなところにヒントが。

 
それからこちらの"パイミオチェア"。

 
白い座面のカーブ部分をよーく観察すると
実は厚みを微妙に変えている。

 
ホントだ!
 

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これはなんでかなって考えると楽しいよ。
 

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椅子オタクが選ぶ今回の展示のMVP

 
そんなこんなで
2時間椅子をひたすら眺める会。

 
この部屋の横の図書コーナーの椅子も名作。



そして2階の広場にも椅子の展示が。

 
しかもこれカリモクをカスタマイズしたアート作品。

 
 
どれも個性的でそれぞれ好きだけど
オタク夫婦が今回の展示のMVPに選んだのは…
 
全会一致(2人)でこちらの椅子。
デザインはかの有名なガウディ。

 
強烈で忘れられないで賞。
 
座面と肘掛けは有機的で生き物みたいなのに
脚は人為的なアンティーク風デザイン。

 
しかも二人掛けなのに違う方向を向いているという…

 
見ていて不安になるという意味で強烈。
 
ちなみにスペインの家具メーカーが復刻し
日本でも販売しているところがある。
 
え?売ってるの?
 

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富山県立美術館にあるのは
全部量産化されている椅子だからね。
 

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楽天に復刻の展示品を発見。値段も強烈。
 
【楽天】モデルルーム 展示品 アントニガウディ バトリョベンチ 
 

椅子を見て感じるままに観察して楽しもう

ずーっと憧れていた富山県美術館は
期待していた以上にパラダ椅子だった。

 
椅子好きさんはもちろん
椅子にそこまで詳しくない人も
楽しめるんじゃないかなと思う。
 
というのも富山県美術館では
名作椅子を比較しながら鑑賞できるから。

 
ここにある椅子は100年前〜近年デザインされ
製品化されて販売もされている。
 
椅子の座り心地や見た目は好みが分かれるので
人によっては「名作なのに座り心地がよくない」
「見た目が奇抜すぎる」と思われることがある。
 
それでもデザインをほとんど変えず
ずっと作り続けられているのは
何かしら理由があるからだろう。

 
そんな感じで
その場で見て感じ取ったことを観察し
デザインの違いを楽しめると思う。
 
ぜひ近くに行ったら見に行ってほしい。

 
 
2時間じゃ足りなかった!
 

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次の目的地があるからしょうがない!
さあ、標高約1,600mの絶景へGO!