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家具コンシェルジュ嫁氏の暮らしインテリア話

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ミニ盆栽は想像力をかきたてる小さな箱庭。ミニチュアチェア好きがハマった新たな趣味

室内とテラスの景色が変わる
 
あら?書斎の鉢、変えたっすか?
 

 
そうなんだよ。
 
前の鉢はプラだったから
経年劣化でボロボロになってね…

4年くらい頑張ってくれたセリアの鉢
陶器とコンクリにしたから
長く使えそうだよ。
 
ん?ここから見えるテラスの景色も変わってる!
 
 

 
お!気づいた!
実は少し前からミニ盆栽にハマってるんだ。

 
やってみて思ったんだけど
ミニ盆栽ってまるで箱庭。
 
ミニチュアチェア好きとして完全にハマった。

 

カジュアルで手軽に楽しめるミニ盆栽の魅力
 

盆栽っておじいちゃんの趣味というイメージがあるっす…

 
確かに嫁氏もそんなイメージだった。
 
ギフト用の盆栽は結構な金額。
盆栽 松  五葉松 樹齢10年 
 
そして敷居の高い趣味と思っていた。
 
だけどミニ盆栽ならもっと手軽に
カジュアルに楽しめるんだよ。
★ミニ盆栽の魅力
✓価格が手頃で手に入れやすい
✓育て方のコツを押さえれば意外と難しくない
✓初心者におすすめの植物なら育てやすい
✓部屋に飾っても場所をとらない
✓苔盆栽なら室内で育てられる
✓なんといっても可愛い
 
仕立て済みのミニ盆栽は
1,000円くらいからある。
(山野草)苔盆栽 アカマツ おまかせ色小鉢(1鉢)
 
苗も手に入れやすいから
小さな鉢と道具があれば作りやすい。

 
材料や道具を揃えるのが難しいなら
キットもおすすめだ。
信楽焼の苔盆景 溶岩石 苔と器が選べる 作成キット12cm 
 
あと育て方や作り方を調べてコツを押さえれば
ミニ盆栽の場合そんなにハードルが高くない。

 
それから初心者にも育てやすい
植物を選ぶといい。
 
嫁氏は管理が比較的楽な五葉松や長寿梅、
もみじなどをテラスやベランダで育てているよ。

 
盆栽は基本的に外で育てて
観賞時に室内に入れる。

 
ミニ盆栽なら部屋の邪魔にならない。
 
それから苔盆栽だったら
常に室内で育てられる。

 
一人暮らしの方やベランダ・庭がない方には
苔盆栽がおすすめ。
 
そしてなんといってもビジュアルが可愛い。

 
ちょこんとして愛でたくなる。
 

へえ!僕もやってみたくなったっす!

 

盆栽って本格的な楽しみ方だけじゃなくてカジュアルな楽しみ方もあるんだね

 
盆栽を始めたきっかけと失敗から学んだこと
 

だけどどうしてまた盆栽を始めたの?

 
週末山暮らしの自分の山で小さな松を
見つけたことがきっかけなんだ。
■週末山暮らしのお話はこちらから
 
庭に続く道に生えていたから
どこか植え替えてあげないとなって。

 
せっかくの松だから
そのまま植えるより盆栽にしようと思い立つ。
 
ただこのとき
2つの大きな失敗をしでかした。

 
1つ目は盆栽がなにか
よくわかっていなかったこと。
 
盆栽って「盆=薄い器」を使うんだけど
手持ちの器にそういうのなくて
とりあえず持ってる鉢に植えてみた。
 
するとただの鉢植えと化し
激しくコレジャナイ感が漂う。

 
その後調べて薄い鉢に植え替えたんだけど
ここでもう1つの失敗をしでかす。
 
見事に枯れた。ごめん、松。

 

松って比較的丈夫で育てやすい植物っすよね?なんでまた?

 
盆栽に使う鉢や盆栽の特徴と関係しているんだ。
 
薄いから普通の鉢植えに比べて
土が少なくてすぐ乾く。

 
つまり鉢植えと同じ感覚で水やりしていたら
すぐに枯れてしまう。
 
しかも盆栽は根本に苔やら化粧石やら
装飾があって土が乾いたかどうかわからない。

 

なるほど!盆栽は水やりが育て方のコツになるわけだね

 
そのとおり。
普通の鉢植えの一般的な水やり方法は
「土が乾いたらたっぷりと」。

 
一方、盆栽の水やりは
決まった頻度で確実にあげるのがいいと
盆栽専門店の人が教えてくれた。

 
そしてたっぷりとあげて
水切りをしっかりする。
 
ちなみに回数は季節で異なり
春秋は1日1回、夏は1日2〜3回
冬は休眠期だから数日に1回。
 
育てて気づいたミニ盆栽の箱庭感
 

盆栽の魅力やちょっとした育て方のコツはわかったっすけど、ハマるほどの趣味になるのはどうしてっすか?

 
盆栽は小さな鉢の中に
大自然を表現する箱庭だからだよ。
 
例えば葉っぱを大きく広げる盆栽を
下から眺めると小人になって森にいる気分。

 
苔を敷いた盆栽を横から眺めると
日本庭園に来た気分になる。

 

つまり小さな箱庭が想像力をかきたてるんだね。面白い

 
そうなんだ。
 
実際プロの人はそういう目線で
盆栽を観賞すると本で読んだことがある。
 
嫁氏は技術もないから全然だが
プロの盆栽師が作った盆栽は
目に入るだけで自然の情景が浮かぶそうだ。
 
そう考えると
敷居が高いイメージだった盆栽が
身近に思える。

 
平安時代に中国から入ってきて以来
昔の人も小さな盆栽を育てながら
いろんな想像をして楽しんだわけだから。
 
これってミニチュアチェアを愛でるのと似ている。
 
盆栽の楽しみ方はミニチュアチェアに通ずる
 
嫁氏は現在28脚の椅子を所有する
椅子オタクでコレクターだ。
 
だけど家に置ける椅子には限界があるので
ミニチュアチェアを集めている。

 
日本のメーカーが出しているものもあれば
海外のメーカーが作ったものも。
 
最近はスパイファミリーの影響からか
ガチャガチャのミニチュアチェアが
続々と登場している。
■このブログで現在検索1位の記事
 
気軽に買えるので大人買いする。
1/24スケール デザイナーズチェア コレクション2 【全6種セット】
 
どんどん増えて今では数え切れないほど。
 
ミニチュアチェアを眺めていると
まるでその椅子に座っている気分になる。
 
実際に座ったことのある椅子は
その時の様子を思い出す。

 
座ったことのない椅子は
素材や形状を見て座り心地を想像する。

 
どんなインテリアに合うかなとか
どういうシチュエーションになるだろうとか。
 
しかも場所をとらないし
本物の名作椅子に比べて価格も手頃。

 
想像力を膨らませ
部屋の邪魔にならず
手軽に楽しめるところが
盆栽とミニチュアチェアの共通点だ。

 
だからハマったのかもしれない。
 
鉢は薄くて小さいが器は大きい盆栽
 
渋い趣味
おじいちゃんの趣味
敷居の高い趣味
 
盆栽に対してそう思っていたけど
ミニ盆栽を始めてからというもの
それは勝手な思い込みだと気づいた。
 
確かにコンクールにでるような作品や
プロが作った盆栽はレベルが違う。
イワシデ 岩四手 希少 樹齢45年 高級盆栽 展示品
 
だけど小さな鉢が想像力をかきたて
美しい自然の風景を思い起こさせる点は
ミニ盆栽もガチの盆栽も変わらない。

 
海外ではbonsaiとして人気が高まり
オリーブの盆栽やガジュマルの盆栽を
楽しむ人もいる。
小品オリーブ【盆栽 ミニ盆栽 鉢植 オリーブ 小品】
 
伝統的によく使われる植物はあるが
実は選ぶ植物が自由。
 
想像を膨らませて薄い鉢に
自分らしく表現すれば盆栽だ。

 
つまりカジュアルな楽しみ方から
本気の楽しみ方もあるのが盆栽。
 
そう考えると盆栽って懐が深く
ある意味「器の大きい」趣味だ。
 
今は気軽に楽しんでいるけど
椅子にハマっていったように
盆栽にもさらにハマりそう。

 
 

ところで話の途中で「現在28脚」って言ってたけど、確かちょっと前は27だったよね?どういうこと?

 
いやあ、あの…
 
また増えたんです…
 
リアルな椅子が…

 

はあ?もう病気じゃん

 
まあまあ。
そのお話はまた次回。
 
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