二人とも何してるの?
M.I.B見てるんすよ!
新作出るから予習っす!
ここに出てくるインテリア
まさに宇宙だよね!
スワンチェアとか名作家具も
いろいろ出ているよ。
※スワンチェア
(大阪池田の旅)
スワンチェアって北欧家具じゃないの?
実は北欧家具やミッドセンチュリーは
宇宙を感じるインテリアに繋がるんだ。
スペースエイジって言うんだけど
その時代の宇宙への憧れとも関係がある。
オタクが語る今更インテリア話第5弾。
↓第一弾
↓第二弾
↓第三弾
↓第四弾
今回はスペースエイジ。
嫁氏と一緒に未来へGO!
皆さんはSF映画 好きだろうか?
嫁氏は大好きだ。
数十年前や少し前に作られた映画も
充分魅力的だと思う。
例えば『2001年宇宙の旅』
1968年に作られた映画だけど
出てくるセットがレトロなのに
ものすごい未来感がある。
人間みたいなムルグのジンチェアは
65年に発表されたもの。
90年代に始まった『メン・イン・ブラック』シリーズ
曲線を使った椅子やテーブルで
統一された本部は宇宙と地球の交差点。
使われている家具は
チューリップテーブル
エッグチェア
50〜60年代のミッドセンチュリーや
北欧モダンで脚光を浴びた家具たち。
つまり50-60年代に流行った家具が
「近未来的なもの」として映画で使われる。
その時代に何かあったんすか?
人間が宇宙へ飛び出そうと
していた時代なんだよ。
イームズさんたちが活躍していた
1950年代のミッドセンチュリーモダン。
50年代後半からアメリカと旧ソ連は
宇宙開発競争をしていた。
ソ連が初の人工衛星を打ち上げれば
アメリカは宇宙から地球を撮影。
アメリカが通信衛星を開発すると
ソ連は金星に地球探査機を。
元々は軍事的技術の競い合いで
始まった競争。
それは次第に宇宙への憧れにもなって
映画やファッションなど文化にも影響していく。
そしてもちろんインテリアにも。
カラフルでレトロで
曲線がいっぱいでSF感。
スペースエイジというインテリア。
それは宇宙の憧れから発展していった。
ミッドセンチュリー以降
モダンな家具が一般的になった。
技術が発達してプラスチックや
金属など新しい素材を家具として
自由に使えるようになったからだ。
ポイントは
「プラスチックや金属などの新素材」
「曲線や流線状」
「ユーモラス」
例えばパントンチェア。
北欧の色の奇術師
ヴェルナー・パントンのデザイン。
↓パントンさんについて
世界で初めて1つの素材で
背面も座面も足まで一体になった椅子。
ヴィトラ Vitra Panton Chair パントンチェア
それはまでは強度を考えると
こんなことは難しかった。
同じパントンのデザインの
照明GLOVE。
惑星を思わせるような造形で
透明な球体には光が映り込む。
Kartellのコンポニビリ。
曲線で構成された収納家具。
プラスチックだからできる表現で
どこかユーモラスで可愛らしい。
スプートニクランプ。
商品名でなく照明の種類の名前。
70年代にかけていろんなスプートニクが誕生。
スプートニク=衛星の名の通り惑星を
取り囲むような造形でいろんなインテリアに合う。
そんな風に新しい素材、新しい形の家具は
宇宙への期待感を混じり独特のインテリアに。
こんなのとか
こんなのとか。
今見るとレトロなんだけど
未来感半端ない。
オレンジや赤など暖色が多く
鮮やかでエネルギッシュ。
日本でもそういう家具や雑貨が
作られる。
例えばウェルトロン。
個性的なオーディオで
海外輸出向けに作られた。
宇宙人をイメージした形は一度見たら忘れない。
パナペットクルン。
パナソニックが作っていたラジオ。
クルンと回して形を変えられる。
スペースエイジのインテリアは
色も個性も強くて好き嫌いが別れる。
ただ元々ミッドセンチュリーや北欧の
家具をそのまま使ったり
そこから派生して作られた家具なので
一部だけ取り入れることも可能。
例えば色を変えると使いやすくなる。
MS家の洗面所はサイケな色でなく
モノトーンでスペースエイジ。
サンバーストミラー
↓サンバーストについて
コンポニビリ
↓コンポニビリについて
磁石で引き寄せられる月を表現した
MoMAの万年カレンダー
↓詳しくはこちら
冬は加湿器として活躍する
春夏はオブジェのフレッドくん
↓フレッドくんについて
TOTOのトイレネオレストNXくんも
宇宙っぽい感じがする
↓NXくんの話
ちょっとだけ未来感を取り入れると
お部屋にユーモアと希望が加わる。
宇宙は全てが解明されてはないけど
昔よりいろんなことがわかるようになった。
先日はブラックホールの撮影にも成功。
今の技術の方がわかっていることも多いし
可能性も昔より広がり宇宙は近づいている。
ただスペースエイジの頃のインテリアを
見ていると技術のある今より宇宙感がある。
2015年はとっくにすぎたのに今も
これを見てワクワクする感じと似ている。
宇宙への憧れや期待が込められ
当時の人たちの希望を感じる。
どこかユーモラスで楽観的な造形に
ニヤッとなることがある。
これからの時代はどうなるかわからない。
老後の生き方、働き方、争い、災害
など不安要素もたくさん。
そんな時はお部屋を自分なりに
居心地よく明るくするのも一つの手。
もしスペースエイジが気に入って取り入れたら
ちょっとだけ楽しい気分になるかも。
懐かしいのに新しい感じもする
宇宙なインテリアスペースエイジ。
MS家ではバスルームや部屋で
そんな不思議な空気感を楽しんでいます。
MS家はある意味ブラックホールあるよ!収納のね!
希望っていうか絶望だ!
それは言わないで!
☆続き:第6弾ミニマリズムはこちら