北欧ミッドセンチュリーの家づくり

家具コンシェルジュ嫁氏の暮らしインテリア話

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大阪池田のハウス オブ トビアス・ヤコブセンで和×デンマークの空気感を感じる

小屋作り中止

今日は久しぶりにお出かけ。

あの巨匠の世界に浸りに行こう!

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巨匠ヤコブっち

MS家のアントチェア 

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(模様替えした客間)
 

セブンチェア 

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(模様替えした寝室)

 

101脚の椅子展のスワンチェア

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(アクタス101脚の椅子展にて)

 

香川で座りまくったエッグチェア

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(香川のコネクトさんにて)

 

名作椅子を次々生み出し

このブログでは「ヤコブっち」

愛称で人気なアルネ・ヤコブセン。

Arne Jacobsen photo

Arne Jacobsen - Wikipedia

↓どんな人かはこちらから 


新素材に果敢に挑み批判されながらも

己を貫きチャンレンジし続けたヤコブっち。

 

建物だけでなくそこで使われる椅子やカトラリー

まであらゆるものをデザイン。

 

ルイスポールセン Louis Poulsen AJ Table 

 

 そんなヤコブっちのお孫さん

トビアスさんもデザイナー。

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彼が関わった世界初のヤコブっちの

専門店が大阪池田市にある。

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椅子好きの嫁氏は椅子目当て。

 

だけど家具でなく建物を含めた見せ方に

改めて家とは何か考えました。

 

途中嫁氏のテンションがおかしくなりますが

暖かく見守ってやってください。

 

名作椅子大集合

自然と程よい街並みを走っていくとたどり着く。

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ダイハツ本社やカップヌードルミュージアムがある池田市。


そんな池田市の住宅街にひっそり佇むのが

HOUSE OF TOBIAS JACOBSEN

(ハウス・オブ・トビアス・ヤコブセン)

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周りは家やマンションが並ぶ中

自然と建物が融合しいい意味で異質。

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外にセブンさんいる! 

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 じゃあお邪魔します!

 

うぉおおおおお!!

 

ヤコブっちの世界!!

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セブンさんが材質・色ごとに!

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しかも革張りがいる!

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子供用のセブンチェア!!

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憧れのスワンさん!!

しかもミナペルホネン生地!

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↓ミナペルホネンについてはこちら 


エッグチェア

リリーチェア

肘掛セブンチェア

グランプリチェアが同時に!!

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右のアントチェア 

3本脚3本脚3本脚!!

(大事なことなので3回言いました)

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↓3本脚になぜそんなに興奮するか 


ドロップたん!!なんて可愛いの!

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すいません取り乱しました。

 

お孫さんが関わるヤコブッチの世界

メインのスペースにはヤコブセンの

デザインがいっぱい。

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ヤコブっちの家具を作るフリッツハンセン

日本にも取り扱い店舗がありヤコブっち以外の家具も。


 けどここがすごいのは孫トビアスさんが

直接関わった店と言うこと

 

だからこんなお宝もある。

 

これはヤコブっちの手がけた

ラディソンSASロイヤルホテル

ドアのハンドル。

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軽く操作しても使いやすいよう

三次曲面に曲げられている。

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ハンドルまで使い勝手にこだわるとは

ヤコブっちの徹底主義ぶりを感じる。

 

奥に行ってみよう。

 

時計からタイポグラフィまで

カウンター用のセブンチェアに

よだれを垂らしながら進むと…

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ヤコブっちの雑貨がずらり!

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国立銀行のためにデザインした

バンカーズクロック。

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完璧な円柱を継ぎ目なく作った

キッチン用品シリンダシリーズ。

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ヤコブセンの製品は

タイポグラフィの

シリーズもある。

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元々は彼がオーフス市庁舎の

表示のために手書きで描いたもの。

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シンプルだけど温かみがある

文字は一文字でもアートになる。

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まさに建築家から小物まで

あらゆるものを手がけた巨匠だ。

 

ただ一番驚いたのは

ここの空気感だった。

 

ここデンマーク?日本?

中に入った瞬間外とは違った。

 

暖かいゆったりした空気感。

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なんだこれは!

 

それはゆったりしたデンマークの空気であり

そこにホッとする日本らしさがあるからだ。

 

①古き日本を生かしデンマークを+

この建物は昭和初期の縫製工場

リノベした写真スタジオだった。

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店内を見渡すとその跡が見える。

むき出しの梁

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モルタルか何かが塗られた奥の土壁

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木造の古くて温かみがある建物

 

お店の人に話を聞くといろんなご縁があり

ヤコブっち専門の店を作りたいと思っていた

トビアスさんと話が進むことに。

 

トビアスさんはこの建物を見て

こう言ったそうだ。

 

「デンマークのサマーハウスみたいだ!」

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画像を色々探してみたら

緑に囲まれ大きな窓と梁。確かに。

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ヤコブっちの文献やトビアスさんのHPを見ると

空間全体を大事にしているのがわかる。

 

前にも書いたがデザインを追求するメーカーは

家具だけでなく「売り方」も大事にする。 


つまりブランディングということ。 

 

そういうメーカーはただ売るのでなく

使い手の使いやすさや使う幸せを考えている。 

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お店に来てデンマークの空気感を感じながら

同時に建物から日本の懐かしさも感じる。

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そんな空気感の中で家具選びをするのは

ネットで買う以上の大きな価値がある。

 

②デンマークの暮らしの空気感

デンマークは自転車の国だ。

 

一人約1台自転車を持ち

車道と同じ幅の自転車道路がある通りも。

 

自転車用高速道路もある。


コペンハーゲンはコンパクトな街

車より自転車が便利だとか。

 

そんな生活を表す自転車

この店にも置かれている。

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トビアスさんデザインで

購入で貧困の子供の学費に寄付されるそう。


そんなデンマークらしさ感じさせる

ものを置く。

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ただ家具を置くだけでなくて。

 

そうすることでデンマークらしい

空気感が出ているのだと思う。

 

空間づくりをするといい空気感

今回 お店を訪れてその空気感に触れ

家づくりの空気感についてもふと考えた。

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家づくりはhouseでなくhome作り

だと何度かお伝えしてきた。

 

だけどそれに付け加えないといけない。

 

家づくりって空間づくりだ。

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家具だけでなく

家だけでなく

全体を考えて「空間」を作ると

そこにいい空気感が生まれる。

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好きな椅子でも部屋の壁やドアを

考えず置くと浮いてしまう。

 

でも本当に気に入ったもの

お部屋との調和を考えておくなら

いい一体感が生まれいい空気感になる。

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そしてそれは心地いい。

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実際お店に長居しそうになった。

 

トビアスさんが伝えたかったデンマーク

デザインの素晴らしさがその空気感を共に

味わえるHOUSE OF TBIAS JACOBSEN。

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ヤコブっちのことをよく知らなくても

心地いい空気感を味わいに行くのにオススメ。

 

日本の図書館が?!

今度池田市の図書館にセブンや

スワンが入ると教えてもらった。

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図書館です!図書館!

しかも日本の街の図書館!

 

デンマークの市庁舎や店には

当たり前に使われる巨匠の家具。

だけど日本ではなかなか少ない。

 

でもこれこそ本来の家具使い方。

 

家具は芸術でなく大勢の人

いいデザインを長く使えるということ。

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完成したら見に行こう。

そして座りまくろう。

 

お店のスタッフさん心地いい空間を

ありがとうございました。

 

☆追記:後日デンマーク旅行で

ヤコブセンのホテルに行ってきた!