北欧ミッドセンチュリーの家づくり

家具コンシェルジュ嫁氏の暮らしインテリア話

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金属の腐食を剥がして復活。ピカール×スチールたわしで排水口カバーが蘇る

ベランダのあるものをリペア

ベア「前回は排水口の掃除をしたっすよ」

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ポニ「前回ベランダの掃除をしたけど

終わってなかったんだって?」

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 そうそうあるものがね…

 

住み始めた時にやらかした失敗で

悲惨なことになったんだ…

 

それが

ベランダの排水口カバー。

 

ベアポニ「ぎゃああ!ひどい!!」

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ぜひ嫁氏のような失敗をしないためにも

皆さんのお役に立てればと思い綴ります。

 

そしてこの子を蘇らせる!

 

※今回のリペアは危険性も伴います。

 

削る金属やパーツの腐食状態によっては

腐食しすぎて削らないほうがいいものもあります。

 

そこをご理解の上お読みください。

 

 

元汚部屋住み、今は掃除好き

 

「嫁氏さんはお掃除好きなんですね」

 

ブログをやっていて時々

そんなコメントを頂く。

 

はい、今は好きです。

 

今は。

 

ナチュラル系洗剤の

使い分けも楽しんでいる。 


でも元々はズボラな嫁氏。

 

そしてもっと遡ると

昔々汚部屋に住んでいた

 

掃除が好きになったのは

椅子、家具が好きになったから。

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彼らをインテリアとして

家の中で輝かせたかったから。

 

こうしてブログでお掃除の話題を書けるのは

全ては椅子好きのおかげだ。

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やっぱり椅子さん最高。

 

ただこの家に住み始めた時は

まだそうではなかった。

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ベランダの失態の2つのポイント

家具は自分でリペアしていた。

昔そういう仕事をしていたから。

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だけど掃除の知識はさっぱり。

 

住み始めて数ヶ月経った

ある日2Fベランダでやらかす。

 

ベランダの排水口に

塩素系洗剤を流し込んだ。

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今考えたら

なんてことを!

と思う。

 

これは2つの意味でアウトだ。

 

一つはベランダ排水口に塩素系を

入れてもほぼ無意味ということ。

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前回の記事でも触れたが

ベランダの汚れって土系が多い。

(洗濯物を干す人は髪の毛もあるかも)

 

漂白剤は土を分解しない。

よって無駄になる。

 

もう一つは

排水口カバーへのダメージ。 

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漂白剤はステンレス以外の

金属にはダメ。

 

腐食や黒ずみを引き起こす。

 

特に塩素系は強力な力を及ぼす。

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言い訳そして反省

 ポニ「じゃあなぜやったの?!」

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塩素系→金属危険くらいは

なんとなく知っていたよ。

 

でもね今更言い訳だけど

このカバー表面がシールだった。

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つるっとしてるからステンレス?

じゃあいっか!てへっ!

 

ってやってしまった。

 

その証拠に前回の写真を見てごらん。 

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ほら腐食が見えないでしょ?

 

ベア「じゃあいつ気づいたっすか?」

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あれは数ヶ月前のこと。

ベランダの掃除をしていた。


ふとカバーに目をやると

なんかペラペラしたものが…

 

そしてペリッとめくると

中が腐食していた…

 

嫁氏が悪い。

 

ステンレスって勝手に勘違いして

塩素をぶちまけた。

 

そして気づいても数ヶ月

見ないふりをした。

 

だからそんな自分を反省して

今こそ直そう!

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レッツリペア!

 

活躍する道具はこんな子たち

今回は金属の腐食を削って

リペアしていこう。

 

ただ金属の腐食は程度により

削ってはいけない場合がある。

 

今回はまだ腐食が薄いので削って対応するけど

あまりにひどい時は取り換えも必要。

 

使う道具

・ピカール

・スチールたわし

・クレ556

・ウエス数枚(いらないタオルなど)

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そのほか色々削り系揃えたけど

結果的に使ったのはこの4つ。

 

あ、あと手袋ね。

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じゃあ始める前に軽く道具の説明。

 

<ピカール>

本来の使い方はお仏壇磨き。

 

Amazon:ピカール 液

 

でも家具のサビ落としにも使える。

嫁氏はよく椅子のリペアに使う。

 

セブンチェアやアントチェアの裏とか。

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(このリペア記事はこちら

 

ヴィンテージのイームズチェアのワイヤーとか。

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(このリペアの記事はこちら

 

これはそもそも研磨剤なので

布やたわしにつけて磨くもの。

 

今回は近所のホームセンターに

いつも使うものがなかった。

 

そのため初めてだけどペースト状の

ピカールを買ってみた。

 

Amazon:ピカールネリ 250G

 

やたらパッケージがかっこいい。

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<スチールたわし>

これもピカールと共によく使う。

 

ボンスター ロールパッド (12個入)

 

粗めや細めいろんなタイプがあるけど

細めが使いやすい。

 

細めの方が粗めより傷つけにくく

細かいところまで磨きやすいから。 

 

<クレ556>

クレもリペアでよく使う。

 

KURE(呉工業) 5-56 (320ml)

 

ひどいサビはピカールが必要だけど

メンテくらいならクレで十分。 

 

それではやっていこう。

 

カバーの腐食を剥がして復活

①ピカールで磨く

たわしにピカールを少し取る。

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 そして補修箇所に向かってゴシゴシ。

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ひたすらゴシゴシ。

 

こんな感じでこれだけでだいぶ落ちる。

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ちなみにパテ系のピカール初めて使ったけど 

液だれしなくて結構使いやすい。

 

②クレ556をプシュー

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一旦数分ほうって置いて

拭き取りをする。

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すると磨き残しがわかる。

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③ウエス+クレで磨き上げ

磨き残しを再びたわしで磨いたら

今度はウエスにピカールつけてゴシゴシ。

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今度は磨き上げる感じなので

かなり力を入れる。

 

親の仇!ってくらい力を入れる!

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④再びクレプシューで仕上げ

最後にもう一度クレプシュー。

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最後のプシューは

クレで錆止めにもなる。

 

できた!

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ビフォー&アフター

ベア「すごいっす!だいぶ違うっすね!」

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流石に光るほどにはならなかったけど

サビの部分は結構しっかりとれたね。

 

比べてみよう。

<BEFORE>

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<AFTER>

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これをベランダに戻して終了!

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カバー君ごめん、でも楽しかった

あのさ

 

正直な話していい?

 

ポニ「何?!何かまだ隠してるの?」 

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 いやいやもう大丈夫。

 

今回ね久々に

 

本気で楽しかった! 

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排水口の蓋には悪いことしたと

そこは反省はしてる。

 

けれどリペア自体は楽しかった。

 

家づくりする前中古の家具を買っては

自分で直してたでしょ?

 

 あの時は本当に楽しかった。

 

その後時々家具の手入れはしてるよ。 


でもすごく大事にしてるから

全然衰えないんだよ…

 

いや、衰えないのは

いいことではあるんだよ。

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一生お付き合いする覚悟だから

大事にして綺麗な状態なのは。

 

でもね

ガシガシ磨いたり削ったり

思いっきりやってみたいって

時々血がさわぐんだよ。

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 北欧家具を思いっきりサンダーで削りたい

それをオイルで色を変えて楽しみたい

 

そんな欲が湧いてしまう。

 

もうこれはいつか倉庫を買って

家具を買ってはリペアする場所が必要だ…

 

ポニ「重症だ…読者様の中に

お医者様はいらっしゃいますかぁ!」

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