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【リボベジ】食べ終わった玉ねぎの根で再生栽培!235日育てて大収穫となる

大量の玉ねぎはどこから?
 
お!玉ねぎだ!これって畑で穫れたやつ?
 

シェア畑で穫れたものもあれば、自宅のプランターで育てたのもあるよ。
 
シェア畑とは?
 
全部種から育てたっすか?
 
 



 
全体の2/3は種からだよ。苗床を作ってシェア畑で育てたんだ。
 

 
でも残りはスーパーで買った玉ねぎの根っこの再利用。

 

 は?根っこ?根っこが玉ねぎに?

 
 そう!
 
今回は玉ねぎの根っこを使って、半年リボベジした実験過程と結果を紹介しよう!


 

 

 


わが家でやっているリボベジとは?

 

 リボベジって確か、和製英語のリボーンベジタブルのことだよね?

 
 

 野菜の切れ端を再利用して再収穫するんすよね?キッチンに棚をDIYしてたのを思い出したっす

 
リボベジ用の棚も作った
 
いろんな野菜で試しているんだけど、しばらくやってみていろいろわかってきたよ。
〜リボベジのメリット〜
・キッチンで気軽に始められる
・水挿しでも育てられる
・ゴミが減る
・インテリアとして楽しい
・自由研究としても面白い

〜リボベジのデメリット〜
・水栽培の場合は毎日水換えが必要
・リボベジ不向きの野菜がある
   (きゅうりなどの根がない野菜)
・衛生管理は完璧ではないので、生食はおすすめしない
 
簡単だけど本気で育てる野菜ではない。ねぎなどの「ちょい足しする野菜」を気軽に楽しむくらいがいいと思う。

玉ねぎリボベジのきっかけと最初の大失敗

わが家にとって、玉ねぎはキッチンで最もよく使う野菜。

 
ごみになる芯を利用して収穫できたら便利だし、実験としても面白そうと思ったのがきっかけ。
 
リサーチしたところ、玉ねぎのリボベジには2通りの方法があるとわかった。
 
玉ねぎリボベジの方法
①根を水栽培後、土に植える
②根を最初から土に植える
 
そして最初は盛大に大失敗。
 
失敗①水挿しで腐る
 
まずは水栽培にトライした。実の部分が水に使ったままだと腐ると考え、爪楊枝で挿して根っこだけつかるように工夫。

 
だけど、結局2週間経つと完全に腐った。

 
原因はわからないけど、芯や根に雑菌が付着していたのかなって思った。
 
 

 にんじんのリボベジはわりと気楽だけど、玉ねぎの水挿しはちょっと気を使いそうだね

 
 
失敗②夏にスタートして腐る
 
それならばと今度は最初から土に植えることにした。

 

結果、腐って土に還ってしまう。

 

原因は明白で、夏に始めたのが悪かった。ジメジメして暑い季節に土の中に入れ、発芽するどころか肥料のようになった模様。

 

この2つの失敗を踏まえ、2022年の10月から土植えでの再チャレンジを誓った。

【成長過程】僕たちと玉ねぎリボベジの約235日間

 
玉ねぎのリボベジ実験
・方法:根の土植え
・お手入れ:水やり、肥料として卵の殻石灰と液体肥料
・育てる場所:プランター(途中から一部を畑栽培)
 
1日目:芯を植える
 
根を残した状態の玉ねぎの芯を少し大きめにカットして植える。

 
一度にたくさん植えるのではなく、1〜2週間かけてキッチンで使った玉ねぎの芯を少しずつ植えていく。

 
植え方としては芯が見えなくなるまで全部埋める。

 
16日目:発芽開始
 
2週間くらい経つと、先に植えた玉ねぎの根が発芽し始めた。

 
土を少し掘り返すと、身の部分は土に還りそうな状態。

 
27日目:葉がぐんと伸びる
 
1ヶ月くらい経つと、ネギくらいになる子も出てきた。

 
28日目:卵の殻マルチを施す
 
 

 ん?卵の殻マルチって何スカ?

 
文字通り卵の殻をプランターのマルチ(カバー)にするんだよ。

 
ホームセンターでは卵の殻の有機石灰を見かけるでしょ?
 
自宅から出た卵の殻も細かく潰すと石灰になり、かつ虫を防ぐマルチにもなるんだ。ゆっくりだけどいずれ土にも還るよ。
 
41日目:株分けする
 
1つの芯がいくつにも分かれてきたので、株分けすることに。

 
そのまま育てると双子みたいになりそうな個体を切り分け。

 
そして一部をプランターへ戻し、一部をシェア畑に持って行って植えた。

 
158日目:畑の玉ねぎ頑張れ!
 
プランターのリボベジたちは冬でも成長し続けた。

 
一方、畑の玉ねぎはいきなり野生に来たからか、細い…大丈夫か。

 
 

誰かみたいに温室育ちだからか?

 
 

ん?僕のこと?!

 
 
186日目:巨大化進む
 
春になると、プランターの葉はまるで深ネギみたいになる。

 
そしてここにきて、畑のリボベジや苗床たちも巻き返し始める。

 
220日目:トウが立ったけど…
 
玉ねぎは葉が黄色くなって倒れたら収穫の合図。黄色いけど、まだまだ倒れない。

 
でもトウが立ち始めてしまった。

 

実の部分はだいぶ露出し、まもなく収穫できそうな気配。

 
畑の玉ねぎの成長が著しい。

 
 
235日目:いよいよ収穫!
 
本来は葉が完全に倒れてから収穫したいけど、しばらく雨続きなので獲らなくてはいけない。

 
 粒は小さいけど、結構ちゃんと玉ねぎしてる。

 
プランターのリボベジ玉ねぎだけでもこんなに。

 
一方畑の玉ねぎたちは、かなり大きい。リボベジでもこのサイズ。

 

プランターと畑ではサイズが違う。畑恐るべし。

左が畑育ち、右がプランター育ち

 

 

 後半の畑玉ねぎの巻き返しが凄まじかった!

 

リボベジ玉ねぎをいざ実食!

まずは畑育ちをシンプルに焼き玉ねぎ。

 
ナニコレ。うっま。
 
味は普通の玉ねぎ。でもシャキシャキ食感がたまらない…
 
ビバ畑。
 
そしてお次はプランター育ちをラーメンに入れてみた。

 
こっちも味は普通の玉ねぎ。美味しいけど食感は畑の方がインパクト大。

玉ねぎリボベジの実験でわかったこと

 
〜実験結果〜
○土埋め〜収穫まで約235日
○粒の大きさ 苗床×畑>リボベジ×畑>リボベジ×プランター
○リボベジ玉ねぎの総数(畑+プランター) 約40個
○途中、うまく育たず土に還る玉ねぎもあった
○害虫などの被害はなし
○味は普通の玉ねぎ
 
 
〜トライしてわかった玉ねぎリボベジのメリット〜
・「あの根がこんなに大きく…」という感動がある
・結構ちゃんとした玉ねぎになる
・ゴミを活用できる満足感(自己満)
 
 
〜トライしてわかった玉ねぎリボベジのデメリット〜
・収穫まで時間がかかる(苗床よりちょっと短いくらい)
・長い間場所を占領する
・プランター育ちは畑育ちより小ぶり
 
 

 235日の成長記録を動画にまとめたっすよ!

 
 
 

お気軽度は△、でも達成感や満足度は◎

今回は235日かけて玉ねぎのリボベジにトライし、無事大成功に終わった。

 
ただ、リボベジとしてはおすすめでない。時間がかかり、場所を占拠する意味で気軽ではないから。
 
でも実験としては楽しくて達成感が半端ない。
 
ゴミになるはずのものが再生し、再び食料になるなんて面白いじゃないか。

 
だから秋になったまた始めるつもりだ。次回はまた別の方法で。 

 

 そういや、玉ねぎ以外にもいろいろ育ててたよね?

 
うん、そっちの方も収穫や成長があったからまた紹介するね。