置きっぱは言い訳ではない
今日はお手伝い頑張るっす!
そしておやつを要求するっす!
そしておやつを要求するっす!
おお、ありがとう!
見返り付きか…
ではキッチンをお願いしようかな。
最近キッチンのシンクに
ボウル出しっぱなしじゃない!
また嫁氏の置きっぱ癖発動か?!
ボウル出しっぱなしじゃない!
また嫁氏の置きっぱ癖発動か?!
いや、これ敢えて置いてるんだよ。
またまた!言い訳乙!
いや本当に!
これがあると野菜や米の洗い作業から
ふきんのお手入れまで楽にできるんだ。
しかも少量の水でね。
何の変哲もないボウルだけど
この方法おばあちゃんから
教わったんだ。
料理や暮らしのあれこれに
詳しい人なら当たり前の
ことかもしれない。
だけど今になって
これはすごい方法だって
気付いたんだ。
ふと思い出したおばあちゃんのこと
「おばあちゃんの知恵袋」
「おばあちゃん直伝の〇〇」
そんな言葉があるように
昔の人の知恵は偉大だ。
今ではいろいろな技術が発達したけど
長く生きてきた人が暮らしの中から
学んで身につけたことは説得力がある。
嫁氏のおばあちゃんも
いろいろなことを知ってる人だった。
ずっと前に亡くなったけど
高校生の頃は一緒に住んでいた。
その時はおばあちゃんが
暮らしで実践していることに
特に気にも留めなかった。
でもある時
ふとおばあちゃんのこと思い出した。
それはキッチンの片付けをしていて
シンクにボウルを置いた時のことだった。
「そういやおばあちゃんはシンクに
ボウル置きっぱなしだったなあ」
「あれ邪魔じゃないかって思ったなあ」
「そういや何のために置いてたんだっけ」
「野菜を洗ったりふきん洗ったり
いろいろ使ってたっけ」
そこでおばあちゃんの真似をして
キッチン作業にボウルを使ってみた。
これがめっちゃ便利だった。
驚き①洗濯機方式でふきんの手入れ楽
MS家で愛用している白雪ふきん。
これ吸収率抜群でお気に入り。
醤油もケチャップもガンガン吸う。
いままで使ったふきんを洗う時は
蛇口から出た水で洗っていた。
でも洗ったあとを見ると
汚れが落ちていないことがある。
そこで白雪ふきんの記事でも
少し触れたけどボウルで洗うようにした。
おばあちゃんの洗い方のポイントは
「洗濯機」方式。
ぐるぐると洗濯機で回すように
洗うことで汚れが落ちやすくなる。
ぐ〜るぐる。
はいこの通り。
蛇口からだけでは落ちない汚れが
しっかりと落とされる。
前に白雪ふきんって速乾だから
ニオイにくいって話をしたけど
この方法で汚れを落としてるからかも。
便利②野菜洗いや米とぎがしっかりできる
ボウルに水を貯めて洗うことで
野菜は汚れがちゃんと落ちる。
例えばじゃがいもは
蛇口の水からだけじゃ不十分。
ボウルに水を貯めて洗うと
こんなに土が落ちる。
しっかり洗えば皮付きのまま
料理もできる。
あと米とぎにもいい。
MS家では炊飯器で炊くことも
土鍋ご飯にすることもある。
今までは蛇口からの水で
そのまま洗っていた。
でも炊飯器でも土鍋でも
ザルに入れて洗うようになった。
するとゆっくりと米を
傷つけずに洗えるようになる。
こうすることで米が潰れにくくなり
ふっくらとご飯が炊けるようになった。
水も無駄にならないし
一石二鳥。
ボウル使いのデメリット
どちらもすごく便利な方法だけど
一つ欠点がある。
それは大きなボウルは
邪魔になること…
小さいボウルを使えばいいっすよ!
うーん、小さいと汎用性がね…
洗いにくいし洗濯機方式が無理。
それに大きいボウルは一旦しまうと
嫁氏の場合出さなくなってしまう。
だからデメリットはあるものの
結局すぐ使える水切りかごに
置いてるんだよ。
まあ物事にはメリットデメリット
両方あるからね。
もう会えないけど知恵は生きてる
嫁氏とおばあちゃんは
仲が良かった。
凝り性で好奇心旺盛で片付けが苦手。
すごく似てたからかもしれない。
おお、オタク気質は遺伝か!
そうね、たぶんそうだよ。
だけど似てたからこそ
高校生の頃はぶつかることもあった。
「こうしたほうがいいよ」って
言われた事に対し鬱陶しく感じた。
でも今、家を管理する立場になり
言われたことを思い出すと
大事なことを教えてくれたと気付いた。
もう会えないけれど
教えてもらった知恵は
こうして今も生きている。
キッチンでボウルぐるぐるすると
ふとあの可愛いらしい笑顔が
蘇ってくるのだった。
ところで手伝ったからおやつプリーズ!
え?何かしたっけ?
小さいボウルを出したっす!ほら!思いだして!
ああ、あれ!
あれ、手伝い…?ん?