北欧ミッドセンチュリーの家づくり

家具コンシェルジュ嫁氏の暮らしインテリア話

MENU

驚くほどしっくりくる白雪ふきん。匂いにくくお手入れ簡単な日本製蚊帳生地

謎の遊びに興じるベア
 
じゃじゃ〜ん!
 

f:id:mashley_slt:20210509170625j:plain

 
ちょっとベアくん、何やってるの?!
それふきんだよ!
 

だって元々破れてたっすよ〜!だから遊んでるっす!

 
そうだよ。もうかなりボロボロだよ
 
 

f:id:mashley_slt:20210509170638j:plain
 

確かに、このふきん
もうだいぶ生地が薄くなってたんだ。
 
じゃあそろそろ変えどきかな。

f:id:mashley_slt:20210509170800j:plain

 
今度は日本製のふきんにしよう。
 
今度のふきんは
初めて使ってもしっくりくる蚊帳生地だよ。
 

 

 

MS家のふきん変遷
 
皆さんは家庭で
どんなふきんをお使いだろうか?
 
MS家ではこれまで
いくつかのふきんを使ってきた。
 
【初期:イケアのふきん】

f:id:mashley_slt:20210509132809j:plain

メリット:安い、そこそこ見た目がいい
デメリット:長く使うとにおう
 
【第二期:ダイソー車用ふきあげクロス】

メリット:吸水速い、速乾で匂いにくい
デメリット:色が青しかない
 
【第三期:ドイツのブリッツ】

 
最近までこのブリッツを愛用していた。
 
 色柄も豊富。

f:id:mashley_slt:20210509134539j:plain

 
すぐ乾くから
すぐ洗ってすぐ干せば匂いにくい。
 
普通のふきんと車用クロスの
問題点を解決してくれた。
 
しかしながら
 
2年ちょい使って
デメリットが大きくなってきた。
★ブリッツのデメリット
・速乾素材なので乾いたら
 カッチカッチになる
・土に還る製品なので
 洗濯を繰り返すとボロボロに
 
速乾はメリットでもあるけど
乾いたらこんなふうにカッチカチ。

f:id:mashley_slt:20210509170706j:plain

触り心地と見た目が気になる…
 
あと洗濯できる製品なんだけど
土に還るように作られているから
洗濯繰り返すとボロボロに。

f:id:mashley_slt:20210509170735j:plain

手洗いすれば?

 
そうなんだけど
忙しい時はやっぱり洗濯になる。
 
洗濯をガンガンすると
持って半年くらい。
 
嫁氏は気に入ったものは長く使いたい。
 
ふきんは消耗品かもしれないけど
大事に使うほど愛着が湧く。
 
だから長くもたないのはちょっと辛い…

f:id:mashley_slt:20210509170854j:plain

それとやはり触り心地がいいものがいいな
と思うようになった。
 
そこでふきんを変えることにした。
 
はぎれから始まった白雪ふきん
 
いろいろ悩んで選んだのは
日本製の白雪ふきん。

f:id:mashley_slt:20210509170909j:plain

すごくシンプルっすね!どこで見つけたんすか?

 
蚊帳織りのティッシュケース持ってるんだけど
その時蚊帳織りの魅力に惹かれてね。
こちらのケース

www.mashley1203.com

 
奈良県の蚊帳織り業を調べてる時に
見つけたんだ。
 

奈良は長くから織物業やってるんだね

 
そうらしいね。
 
古くから織物業が盛んで
鎌倉時代はお寺用の麻織物を作ってたとか。
 
江戸時代には綿織物が発展し
明治時代に機械が導入されて
蚊帳が普及する一端を担ったとか。
 
蚊帳ってすごく惹かれるんだよね。
 
おばあちゃんちで使っていたから
懐かしいような愛着が湧くような
不思議な気分になる。
 
そんな蚊帳を長いこと作ってるのが
白雪ふきんさん。

 
この会社の当主さんのおばあさんは
元々蚊帳のはぎれをふきんにしていたそう。
 
使い勝手がよかったのでみんなに配ったら
これが大好評で製品になったみたいだよ。
 
今では白だけでなく
色んなデザインの白雪ふきんがある。
 
色つきのもの。
 
 
イノブンコラボの鳥さん。 
 
イノブン&白雪ふきんコラボ 200周年
 
デザインが多いから選ぶの楽しいし
プレゼントとかにもいいかも。
 
嫁氏はキッチンに合わせて
シンプルなものを選んだ。
 
白いスタンダードなふきん。
白は2枚入っている。
 
白雪ふきん 30 x 35cm 2枚入り
 
グレーの備長炭入りふきん。
 
 
一ヶ月使ってみたんだけど
使い心地がすごく良かった。
 
白雪ふきんのここが好き
 
①肌触りがよく手に馴染む
 
まずここが一番気に入った。
 

でも見た目カチコチっすよ!

 
最初はのりが付いてるからね。

f:id:mashley_slt:20210509171042j:plain

ちなみにのりはさつまいもで
作ったのりだから口に入れても安心。
 
初めはこれを落とすために
お湯につけておく。

f:id:mashley_slt:20210509171104j:plain

そうすればあっという間にとれて
柔らかいふきんがこんにちは。

f:id:mashley_slt:20210509171223j:plain

毎日使うものって触り心地も大事だから
手に馴染むっていうのはすごくいい。
 
ちなみに生地はレーヨンと綿を
合わせて物でできている。

f:id:mashley_slt:20210509171154j:plain

 
②乾きが速く、匂いにくい
 
蚊帳織りは目が粗いから
乾くのも速い。

f:id:mashley_slt:20210509171245j:plain

使ってギュッと絞り乾かせば
気づいたらもう乾いている。
 
乾くのが速いから匂いの元になる
菌が増殖にしくく匂いにくい。

f:id:mashley_slt:20210509171332j:plain

ちなみに普通のと備長炭入りを比べたけど
若干備長炭入りは匂いがつきにくいようだ。
 
でもそんなに大きな差は感じなかった。
 
③厚みがありすごく丈夫
 
白雪ふきんは蚊帳生地を8枚
重ね合わせて作っているとか。

f:id:mashley_slt:20210509171348j:plain

だから結構分厚くてかなり丈夫。
 
1ヶ月ガシガシ使ってるけど
全く破れる気配がない。
 
 
④吸収しやすく、汚れが落ちやすい
 
このふきんは水分や汚れを
スッと吸収してくれる。
 
試しに乾いた白雪ふきんが
どこまで水を吸うかやってみた。

f:id:mashley_slt:20210509171502j:plain

水が滴り落ちるまで210mlも吸った。

f:id:mashley_slt:20210509171514j:plain

水だけでなく汚れもよく吸う。
 
カレーも

f:id:mashley_slt:20210509171556j:plain

コーヒーも

f:id:mashley_slt:20210509171609j:plain

 

そんなに汚れたら落とすの大変じゃない?

 
大丈夫。
 
ボウルやバケツなどに水をためて
中でぐるぐるすればすぐ落ちる。

f:id:mashley_slt:20210509171703j:plain

コーヒーがびっしりついたふきんも
この通り。

f:id:mashley_slt:20210509171724j:plain

ポイントは
「貯めた水の中で洗うこと」と
「拭いたらすぐ洗うこと」。
 
油汚れなどは食器用洗剤を入れた
ぬるま湯で洗うとすぐ落ちるよ。
 
 
⑤お手入れ楽で塩素系・酸素系漂白剤もOK
 
今のところボウル+ぬるま湯で落ちるので
試したことはないけど漂白剤も使える。

f:id:mashley_slt:20210509171907j:plain

これは柄物でも使えるそうだ。
 
汚れが落ちにくくなったら
試してみようと思う。
 
ちなみに2週間に一回は消毒のため
重曹で煮洗いをしている。
 
この時点でもあんまり匂わないけど
これは念の為。
 
⑥使うほどに柔らかくなる
 
 
しばらく使って気づいたのが
使い込むほど柔らかくなるということ。
 
比較のために白とグレーを使ってたんだけど
グレーのほうが使用頻度が高かった。

f:id:mashley_slt:20210509171930j:plain

そうするとグレーのほうが
より柔らかい感じになってきた。

f:id:mashley_slt:20210509171949j:plain

布系って使うほどへたると思ってたけど
使うほどよくなるってなんか嬉しい。
 
もちろん一生ものではないけれど
長く使えそう。
 
 
白雪ふきんのここが気になる&注意点
 

でもいいことばかりじゃないっすよね

 
そうだね。
何事にもメリットデメリットがある。
 
★白雪ふきんのデメリット&注意点
・ガラスに繊維が残る
・固形洗剤で洗うと目詰まりするので注意
・洗濯機は使えるが結局手洗いがいい
・直射日光や乾燥機は生地を痛めるのでダメ
 
MS家のIHは黒いガラスなので
表面を拭くと繊維が目立つ。

f:id:mashley_slt:20210510101111j:image

 

はらえばいいんだけどちょっと面倒。
 
あと洗濯機は使えるんだけど
ドラム式の場合は手洗いモード推奨。

f:id:mashley_slt:20210509172027j:plain

ドラム式ってそもそも
洗濯物を持ち上げて叩いて
汚れを落とす仕組みだ。
 
そうなると
生地が傷んだり固くなったりする。
 
だから結局は洗濯機より手洗いがいい。

f:id:mashley_slt:20210509172104j:plain

まあ、ボウル+ぬるま湯でほぼ落ちるので
ここは気にならなくなったけど。
 
 
使い心地はその土地に根ざす
 
蚊帳織りのふきんって実は初めてじゃない。
 
実家や一人暮らしの時も使っていて
元々馴染みがあるものだ。
 
嫁氏は好奇心が強く
万年いろいろ試したいお年頃だけど
白雪ふきんを使ってみてしっくりきた。
 
初めて使ったのに
しっくりきた。

f:id:mashley_slt:20210509172047j:plain

使い慣れているのもあるかもしれない。
 
それに加え蚊帳生地って昔から
日本人に馴染み深いからかなとも思った。

f:id:mashley_slt:20210509172248j:plain

ふきんにとどまらず洋服にも使われるし
車のシートとか網戸とかも蚊帳系がある。
 
夏は湿度が高くジメジメした日本では
蚊がたくさん発生する。
 
そんな中で蚊帳生地は蚊よけにもなり
サラッとした使い心地を生み出す。
 
そう考えると道具が生まれて根ざすのには
やはり理由があるんだなあと思った。

f:id:mashley_slt:20210509172157j:plain

だから初めて使っても
なんだか自分にフィットする。
 
自分にぴったりの道具を見つけると
小さなものでも満足した気分だ。
 
ふきんに限らず
日本のものづくりを応援しながら
自分にピッタリのものを探し続けたい。

f:id:mashley_slt:20210510101058j:image

 
柔らかくて気持ちいいっす!
これタオルケットにするっす!