謎の遊びに興じるベア
じゃじゃ〜ん!
ちょっとベアくん、何やってるの?!
それふきんだよ!
それふきんだよ!
だって元々破れてたっすよ〜!だから遊んでるっす!
そうだよ。もうかなりボロボロだよ
もうだいぶ生地が薄くなってたんだ。
じゃあそろそろ変えどきかな。
今度は日本製のふきんにしよう。
今度のふきんは
初めて使ってもしっくりくる蚊帳生地だよ。
MS家のふきん変遷
皆さんは家庭で
どんなふきんをお使いだろうか?
MS家ではこれまで
いくつかのふきんを使ってきた。
【初期:イケアのふきん】
メリット:安い、そこそこ見た目がいい
デメリット:長く使うとにおう
【第二期:ダイソー車用ふきあげクロス】
メリット:吸水速い、速乾で匂いにくい
デメリット:色が青しかない
【第三期:ドイツのブリッツ】
最近までこのブリッツを愛用していた。
色柄も豊富。
すぐ乾くから
すぐ洗ってすぐ干せば匂いにくい。
普通のふきんと車用クロスの
問題点を解決してくれた。
しかしながら
2年ちょい使って
デメリットが大きくなってきた。
★ブリッツのデメリット
・速乾素材なので乾いたら
カッチカッチになる
・土に還る製品なので
洗濯を繰り返すとボロボロに
・速乾素材なので乾いたら
カッチカッチになる
・土に還る製品なので
洗濯を繰り返すとボロボロに
速乾はメリットでもあるけど
乾いたらこんなふうにカッチカチ。
触り心地と見た目が気になる…
あと洗濯できる製品なんだけど
土に還るように作られているから
洗濯繰り返すとボロボロに。
手洗いすれば?
そうなんだけど
忙しい時はやっぱり洗濯になる。
洗濯をガンガンすると
持って半年くらい。
嫁氏は気に入ったものは長く使いたい。
ふきんは消耗品かもしれないけど
大事に使うほど愛着が湧く。
だから長くもたないのはちょっと辛い…
それとやはり触り心地がいいものがいいな
と思うようになった。
そこでふきんを変えることにした。
はぎれから始まった白雪ふきん
いろいろ悩んで選んだのは
日本製の白雪ふきん。
すごくシンプルっすね!どこで見つけたんすか?
蚊帳織りのティッシュケース持ってるんだけど
その時蚊帳織りの魅力に惹かれてね。
奈良県の蚊帳織り業を調べてる時に
見つけたんだ。
奈良は長くから織物業やってるんだね
そうらしいね。
古くから織物業が盛んで
鎌倉時代はお寺用の麻織物を作ってたとか。
江戸時代には綿織物が発展し
明治時代に機械が導入されて
蚊帳が普及する一端を担ったとか。
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蚊帳ってすごく惹かれるんだよね。
おばあちゃんちで使っていたから
懐かしいような愛着が湧くような
不思議な気分になる。
そんな蚊帳を長いこと作ってるのが
白雪ふきんさん。
この会社の当主さんのおばあさんは
元々蚊帳のはぎれをふきんにしていたそう。
使い勝手がよかったのでみんなに配ったら
これが大好評で製品になったみたいだよ。
今では白だけでなく
色んなデザインの白雪ふきんがある。
色つきのもの。
イノブン&白雪ふきんコラボ 200周年
デザインが多いから選ぶの楽しいし
プレゼントとかにもいいかも。
嫁氏はキッチンに合わせて
シンプルなものを選んだ。
白いスタンダードなふきん。
白は2枚入っている。
一ヶ月使ってみたんだけど
使い心地がすごく良かった。
白雪ふきんのここが好き
①肌触りがよく手に馴染む
まずここが一番気に入った。
でも見た目カチコチっすよ!
最初はのりが付いてるからね。
ちなみにのりはさつまいもで
作ったのりだから口に入れても安心。
作ったのりだから口に入れても安心。
初めはこれを落とすために
お湯につけておく。
そうすればあっという間にとれて
柔らかいふきんがこんにちは。
毎日使うものって触り心地も大事だから
手に馴染むっていうのはすごくいい。
ちなみに生地はレーヨンと綿を
合わせて物でできている。
②乾きが速く、匂いにくい
蚊帳織りは目が粗いから
乾くのも速い。
使ってギュッと絞り乾かせば
気づいたらもう乾いている。
乾くのが速いから匂いの元になる
菌が増殖にしくく匂いにくい。
ちなみに普通のと備長炭入りを比べたけど
若干備長炭入りは匂いがつきにくいようだ。
でもそんなに大きな差は感じなかった。
③厚みがありすごく丈夫
白雪ふきんは蚊帳生地を8枚
重ね合わせて作っているとか。
だから結構分厚くてかなり丈夫。
1ヶ月ガシガシ使ってるけど
全く破れる気配がない。
④吸収しやすく、汚れが落ちやすい
このふきんは水分や汚れを
スッと吸収してくれる。
試しに乾いた白雪ふきんが
どこまで水を吸うかやってみた。
水が滴り落ちるまで210mlも吸った。
水だけでなく汚れもよく吸う。
カレーも
コーヒーも
そんなに汚れたら落とすの大変じゃない?
大丈夫。
ボウルやバケツなどに水をためて
中でぐるぐるすればすぐ落ちる。
コーヒーがびっしりついたふきんも
この通り。
ポイントは
「貯めた水の中で洗うこと」と
「拭いたらすぐ洗うこと」。
油汚れなどは食器用洗剤を入れた
ぬるま湯で洗うとすぐ落ちるよ。
⑤お手入れ楽で塩素系・酸素系漂白剤もOK
今のところボウル+ぬるま湯で落ちるので
試したことはないけど漂白剤も使える。
これは柄物でも使えるそうだ。
汚れが落ちにくくなったら
試してみようと思う。
ちなみに2週間に一回は消毒のため
重曹で煮洗いをしている。
この時点でもあんまり匂わないけど
これは念の為。
⑥使うほどに柔らかくなる
しばらく使って気づいたのが
使い込むほど柔らかくなるということ。
比較のために白とグレーを使ってたんだけど
グレーのほうが使用頻度が高かった。
そうするとグレーのほうが
より柔らかい感じになってきた。
布系って使うほどへたると思ってたけど
使うほどよくなるってなんか嬉しい。
もちろん一生ものではないけれど
長く使えそう。
白雪ふきんのここが気になる&注意点
でもいいことばかりじゃないっすよね
そうだね。
何事にもメリットデメリットがある。
★白雪ふきんのデメリット&注意点
・ガラスに繊維が残る
・固形洗剤で洗うと目詰まりするので注意
・洗濯機は使えるが結局手洗いがいい
・直射日光や乾燥機は生地を痛めるのでダメ
・ガラスに繊維が残る
・固形洗剤で洗うと目詰まりするので注意
・洗濯機は使えるが結局手洗いがいい
・直射日光や乾燥機は生地を痛めるのでダメ
MS家のIHは黒いガラスなので
表面を拭くと繊維が目立つ。
はらえばいいんだけどちょっと面倒。
あと洗濯機は使えるんだけど
ドラム式の場合は手洗いモード推奨。
ドラム式ってそもそも
洗濯物を持ち上げて叩いて
汚れを落とす仕組みだ。
そうなると
生地が傷んだり固くなったりする。
だから結局は洗濯機より手洗いがいい。
まあ、ボウル+ぬるま湯でほぼ落ちるので
ここは気にならなくなったけど。
使い心地はその土地に根ざす
蚊帳織りのふきんって実は初めてじゃない。
実家や一人暮らしの時も使っていて
元々馴染みがあるものだ。
嫁氏は好奇心が強く
万年いろいろ試したいお年頃だけど
白雪ふきんを使ってみてしっくりきた。
初めて使ったのに
しっくりきた。
使い慣れているのもあるかもしれない。
それに加え蚊帳生地って昔から
日本人に馴染み深いからかなとも思った。
ふきんにとどまらず洋服にも使われるし
車のシートとか網戸とかも蚊帳系がある。
夏は湿度が高くジメジメした日本では
蚊がたくさん発生する。
そんな中で蚊帳生地は蚊よけにもなり
サラッとした使い心地を生み出す。
そう考えると道具が生まれて根ざすのには
やはり理由があるんだなあと思った。
だから初めて使っても
なんだか自分にフィットする。
自分にぴったりの道具を見つけると
小さなものでも満足した気分だ。
ふきんに限らず
日本のものづくりを応援しながら
自分にピッタリのものを探し続けたい。
柔らかくて気持ちいいっす!
これタオルケットにするっす!
これタオルケットにするっす!