お出かけのお土産
ただいま!
どこ行ってたんすか?お腹すいたっす!
ごめんね!ナウガくんたちと
ちょっと遠出してきたよ。
お土産買ってきたから許して。
布じゃん!あれ?これどっかで見たことある…
そうそう。ミナペルホネンね。
面白いもの見てきたんだ。
布じゃお腹いっぱいにならないっす
食べ物もあるよ。
今回は京都に行ってきたから
日本の建築やものづくりの店を紹介しよう。
京都の街をお散歩してみて
今回は烏丸駅周辺を散歩してきた。
錦市場を歩き
建築を堪能し神社にも行った。
時々椅子さんレーダーが反応し
椅子を愛でる。
歩いてみて感じたのが
人はたしかに少ないけど
ゼロではないということ。
嫁氏は京都に住んでいないから
実際にどうなのかは知らない。
京都に住んでいる友人曰く
以前より人通りが少ないそうだ。
錦市場は以前は歩くのが
困難になるほど賑わっていたそう。
それでも全く人がいないわけでなく
デパ地下は多少の賑わいを感じる。
ではいくつか行った中で
おすすめスポットを紹介しよう。
昭和初期の建物で楽しむミナの世界
MS家のデイベッドやスツールの
ファブリックとして愛用するミナペルホネン。
風呂敷も愛用している。
その独特の世界観が好きで
以前「つづく展」にも行った。
そのミナペルホネンの京都店は
建物も面白いそうで行ってみた。
京都市の下京区にある壽ビルディング。
ここは昭和初期に作られた建物で
日本の有形文化財にしてされている。
この辺りは以前路面電車が走っていて
こういうビルがたくさんあったそう。
でも同じ年代に建てられた建築物で
残っているのはここだけらしい。
鉄筋コンクリートで作られた建物は
各階の天井高が高く窓も大きい。
壁面に施されたモールディングが
また美しい。
現在賃貸オフィスビルとして使われおり
1Fはミナの洋服のショップ。
2階〜5階はミナのアトリエや雑貨店舗、
子供の本専門店などが入っている。
建物内部はシンプルだけど
ところどころアールデコ調の装飾。
歩いているだけでワクワクしてくる
レトロな空間になっている。
玄関の床タイルがツボ。
展示も可愛いなあ。
4階にあるミナの雑貨屋は
ワクワクする空間。
ファブリックだけでなく
生地の芯を使った照明装飾や
商品を飾る棚が手作り感あって面白い。
一番ぐっと来たのが窓のこのアート。
これどうやって描いたんだろう。
つづく展では皆川さんの面白い制作過程
を感じたけどここにも遊び心がある。
これは実際に実物を見たほうが楽しい。
素敵なものを見せてもらったので
ちょっとでもお礼をしたくて余り布を購入。
一つ500円でいっぱい入っていた。
そのうち額に入れて壁面ディスプレイに
しようかなと考え中。
美しい日本の建築物と楽しいミナの世界観。
それを同時に味わえる素敵な場所だった。
永禄三年創業の料理道具の老舗「有次」
錦市場の中にある料理道具の老舗
「有次」。
永禄三年から450年以上も
包丁や鍋などの料理道具を
職人さんたちが作り続けている。
特に有名なのが包丁で一般人からプロまで
愛用者が多く海外でも人気があるとか。
嫁氏は以前は包丁に興味がなかったけど
柳宗理を使い始めて興味が湧いてきた。
店内で包丁研ぎも見れると聞き行ってみた。
店内にはかなりの数の包丁。
種類も大きさも様々でド素人の嫁氏には
使い方がわからないもの多数。
鍋を叩いてできる鱗のような模様は
嫁氏の大好物だ。かっこいいなあ。
動物の抜き型も売っていて
ウサギさんがかわいい。
奥の方では職人さんがひたすら
包丁研ぎをしていた。
水をつけて研ぎ石でシャッシャと研ぎ
研ぎ具合を確認する。
包丁を扱うその手付きが美しく
しばらく見惚れてしまった。
ここにあるものは決して安い値段ではない。
けれど手仕事から作られる道具たちは
なんともいえない輝きを放っている。
一生モノの道具っていうのは
こういうところで手に入るのだと思う。
今回は買い物はしなかったけど
いつかお金をためて鍋を買いに来ようと思う。
昭和初期から続く甘味処「梅園」
お腹が空いたので甘味処「梅園」へ。
昭和初期創業の京都の人気甘味処で
市内に数店舗ある。
今回はお邪魔したのは河原町店。
小さな店舗だけど中に入ると
奥は結構広い。
天井の照明やエアコンは店舗に
マッチするよう装飾されている。
人気のお店らしく入店後から
お客さんが増えてきた。
クリームあんみつとか美味しそうだけど
冬だったので温かいものを食べることに。
色々食べてみたくて嫁氏は甘味点心
ワクワクさんはおしるこを注文。
普段はあまり小豆系は食べないけど
ここのは優しい甘さでぱくぱくいける。
特に美味しかったのがみたらし団子で
とろりとしたみたらしあんがたまらん…
濃厚すぎずお餅の味も
しっかり楽しめる。
餅の焼き加減も絶妙。
甘さでごまかそうとせず
素材のよさを楽しんでほしい
というお店の意図を感じた。
美味しいものほど無駄を省き
ちょうどいいバランスなんだな
って改めて思った素敵なお店。
リアルな体験も大事にしたい
短い時間だったけど
日本の伝統やものづくりを感じる
素敵な旅だった。
今は家にいながら物を簡単に買えるし
遠くにいながら写真で色々見れる。
だけど建物の美しさは実際に
近くで見て触ると全く印象が違う。
ものづくりは実際の作業を見ると
職人の技術のすごさに感動する。
家で美味しいものを食べるのもいいけど
作る人の顔を見て食べると気分が違う。
たくさんのお店や技術が失われつつある今
嫁氏は少しでも外に行って応援したい。
僕もおやつもらったら元気になるっす
じゃあベアくんは常におやつ食べてるから
万年元気だね!