ベア「最近収納見直ししてスッキリっすね!」
ポニ「でもまだ片付いてないとこがあるよ!」
え?もう部屋は綺麗だよ。
ポニ「部屋はいいよ。庭の小屋にアレが放置!」
ああアレね!
ベア「流木っすよ!」
じゃあ今回はそれを使って
流木インテリアやっちゃおう。
…って簡単に言ったけど
これが結構難しかった。
今回は失敗例も含め
流木インテリアへの挑戦のお話。
先月日帰り旅行で本島へ行った。
その時ワクワクさんがいくつか
流木を拾った。
小さいものは庭の小屋へ。
あと大サイズと中サイズがあるけど
どうしようかな。
大サイズは150cmくらいあるから
小屋だと邪魔だから家に飾ろう。
中サイズは一時的に小屋に飾ったけど
家の中で使いたくなった。
そういえば年末にしめ縄作った時
使った100均ダイソーの造花の余りもある。
これを使って流木インテリアをやろう!
流木インテリアは初めてだったので
実行に当たってネットや雑誌でチェック。
例えば
いつも使っている
RoomClipやInstagaramもチェック。
「driftwood」や「流木インテリア」などの
単語で調べるとたくさん出てくる。
ただ正直言って
よくわからん。
ベア「え?でも実例多いっすよ!」
うん、どれもそれぞれ素敵だ。
ただ比べてもポイントが
イマイチつかめない。
MS家ではこれまでいろんなインテリアに
チャレンジしてきた。
北欧
ミッドセンチュリー
インダストリアル
ホテルライク
カリフォルニア
BOHO
和モダン
ヴィンテージ
アンティーク
などなどなど。
↓テイストのお話はこちらのシリーズで
家の中はお部屋ごとにテーマを決め
コーディネートし時々模様替え。
お部屋のテイストというのは
いろんな要素がある。
アイコン的な家具、素材、色使いなど。
例えば北欧インテリアの場合。
核となるデンマークの家具や
テキスタイルを決める。
その上でその部屋の色づかいや
全体の雰囲気を整えていく。
流木は?
いろんなテイストで使われる。
特にヴィンテージ、BOHO、
インダストリアルやナチュラル辺りに似合う。
そして日本語の実例サイトを見ると
「置くだけ」
「吊るすだけ」
「組みわせるだけ」
などの文字をよく見かける。
だからだろうか?
ポイントが掴み辛い。
観察をしても不明だ。
そこでとりあえずやってみることにした。
場所はインダストリアルなキッチン
そしてモノトーンなバスルーム。
でも後になって気づくが
掴み所のなさこそポイントだった。
まずは失敗例から。
キッチンの冷蔵庫上に吊るそうと
中サイズ流木でモビールを作った。
100均の造花をぶら下げ
これまた造花のエアプランツを巻きつけた。
できたときはなかなかいいかもと思う。
けれど実際にぶら下げて思った。
こりゃアカンわ。
ポニ「何が気に入らないの?」
2つの点でよくない。
①フォーカルポイントブレブレ
フォーカルポイントというのは
視線を集めたい部分。
例えばニッチとかアートとかね。
空間に入ったとき視線の行き場を作ると
広く見えたり印象的になったりする効果がある。
だからMS家でアートを飾るときは
基本的に1壁1グループ(例外もあり)。
そこにきて
このモビールはすっごく目立つ。
しかも奥には換気システムがあり
モビール飾ると際立ってしまう。
「見て!換気システムがあるよ!」
他の場所にも置いたけどやはり目立つ。
いくらテイストにマッチしても
バランスを考えるとダメだった。
②モビール自体のバランスが悪い
花の飾り方が変だ。
流木のぐるぐる巻きは生き生きしてるのに
花は並んで下を向き「飾りました感」。
不調和。
そこで気づいた。
流木って自然に流れ着いたもの。
自然に発生し
個体差があるから面白い。
もっと流木そのものの表情を見て
流れるような飾り方をしなければ。
いざリベンジ。
いきなり飾らずに
まずは観察と妄想をしてみる。
ここで大事にしたのが
・流木の表情をよく観察する
・飾る空間をじっくり眺める
・「流れるように飾る」場所を見つける
・流木を飾ってから小物の位置を考える
しっかりイメージしてから飾る。
どうだ!
ポニ「さっきと全然違う!自然な感じがする」
でしょでしょ。
流木の流れを生かして
それに沿うように無造作にアイテムをつけたよ。
ベア「二段になってるのもいいっすね」
この中サイズは形が特徴的だった。
だからあえて物を吊さず
形を生かせるように飾ったよ。
取付は麻紐を三つ編みしたものを使用。
照明の傘の根本とあまり使われない
シャワー置きに取り付けた。
いつもはシャワーだけだけど
せっかくだから今夜はお風呂にしよう。
いざバスタイム!
あんまり見えないけどロウソクも灯してみた。
流木や造花の影が美しいなあ。
ポニ「バスタイムが余計に楽しみになった!」
今回初めて流木インテリアをやってみて
難しいなあって思った。
市販されている家具は形や色が固定で
サイズや写真で大体想像はつく。
だからイメージボードを作って
コーディーネートも可能。
けれど流木って自然のもので
一つとして同じものがない。
置く位置や向きで全く違う表情を見せる。
実際に現物をみなければ使えるかどうかや
どこに使えるかは判断しづらい。
でもだからこそチャレンジが楽しい
アイテムでもあると思う。
流木そのものや空間をよく観察し
戯れながら具現化していく。
この時大事なのが無造作感
つまり流木に合わせた自然な流れ。
ただし「テキトー」
「いい加減」ではない。
こういう形だからこんな風に置こう
そういう
流木の形に添い
流れに合わせた飾り方。
つまり意図的な無造作感。
それを試行錯誤しながら見つけると
空間に調和する飾り方ができると思った。
嫁氏は最初失敗したけど
失敗したから気づいたことでもあった。
もし素敵な流木を見つけたらよく観察し
その子にあった飾り方を見つけてみてください。
嫁氏も見つけたらまたやってみたいな。
ベア「この飾りブランコにもなるっす!」
え?どうやって入ったの?
ベア「腹がつっかえて出れないっす!」
ポニ「面白いからしばらくこのままにしよう」