ベア「ん?この雑誌なんだ?」
ポニ「リフォ?うちリフォームじゃないよ」
実はねMS家を
この雑誌に掲載していただいたんだ!
記念すべきMS家の
雑誌掲載10冊目!
(企業HPや寄稿は除く)
掲載はバスルームのこの写真。
ほら以前バスルームの物干し
ワイヤー書いた時の記事ね。
雑誌としても面白いよ。
リフォマガはリフォームのプロ向けの雑誌。
プロ向けなんだけど職人さんの話とか
設備の話とか
家づくりする人が読んでも
すごく為になる内容。
なかなか業者さん向けだから
お目にかかるのは難しいけど
見つけたらお手にとってどうぞ。
ベア「じゃあ今日は風呂の話するっす!」
ポニ「寒くなってきたから風呂入りたい!」
そうだね。
じゃあ時々ご相談いただくから
在来工法の風呂の話をしていこう。
ちなみに途中使っている湿温計は
精密なものではありません。
MS家では湿温計はあくまで目安であり
体感の方を重視しています。
MS家のバスルームは在来工法。
夫婦二人で配置を考え
職人さんがタイルを貼ってくださった。
予算調整を頭に血がのぼる思いで
行って手に入れたネオレストNX。
デザイン性高いのにコスパも高い
バスタブとシャワーブース。
使うたび惚れ惚れするTOTOさんの
オーバーシャワー。
そんな思い入れある空間。
「今時在来?」
「機能的なユニットがあるのに?」
そう思われるかもしれない。
確かにそうだ。
日本のユニットバスは優秀。
気密性が高く床があったかいものまで。
でも
「このバスルームが無理なら
注文住宅はいらない!」
とまでこだわった。
なぜならMS家にとって
風呂はただの風呂ではない。
バスルームさえも他の部屋と等しく
お気に入りの「空間」。
展示場回りをしていてよく聞いた言葉
「まあ風呂は普通ですから」
そうはしたくなかった。
この家ではどの場所にいても
自分たちにとって心地よく過ごせる。
そんな場所にしたかった。
だから大満足。
ただ在来工法のバスルームというと
懸念されることがある。
一つは寒さ。
もう一つはお手入れ。
時々「うちも在来予定なんですが
アドバイスをお願いします」
という問い合わせやコメントを頂く。
なので読んでくださる方のお力になれるよう
今回と次回お話ししていこうと思う。
今回は寒さ対策についてのお話。
在来のバスルームは通常
ユニットより気密性が低い。
だから通常はユニットバスと比べると
どうしても暖かさは劣る。
ところがMS家はというと
あまり寒くない。
例えばある日の外気温は8度に対し
MS家のリビングは20度。
この日は昼間が暖かく部屋に差し込んだ光を
お家が保温してくれたようだ。
バスルームはというと…
ポニ「21度なんだけど!」
これは正確な室温系じゃないから
誤差もあるだろうね。
まあだいたい同じくらいということ。
ちなみにバスルームのドアは
使用時以外は開けてある。
じゃああまり寒くないけど比較のため
エアコンをつけよう。
しばらくすると
お部屋があったかくなってきて…
ベア「24度になったっす!」
そしてバスルームも24度。
こんな風に温度差が大きくなく
いきなり寒くなることがない。
ちなみに結露は家で
ほぼ見たことない。
温度差が小さく寒くなりにくい理由が2つある。
一つは在来工法でもちゃんと
断熱材が入っているということ。
これについては以前もお話しした。
もう一つは浴室暖房を設置したこと。
ポニ「温度差少ないなら暖房使わなくて
いいんじゃないの?」
でもね数字上の温度より大事なのは
体感だと嫁氏は思うよ。
MS家では基本はシャワー。
シャワー浴びる前はいいけど
浴びた後は水が付いて寒く感じる。
そんな時浴室暖房は便利。
まず入る5分前にスイッチオン。
シャワーを浴びる。
シャワーから出る。
寒くない!
むしろ温度計を見ると…
めっちゃ温度上がってる!
ただ体に水が付いた状態だとこれでも
「暖かい」と感じるぐらい。
そしてこの浴室暖房もう一つ便利なのが
パワーがすごいから髪が乾く。
嫁氏の髪短いことやタオルが特殊なのもあるが
体を拭いている間に瞬殺。
↓タオルはこれ
おかげで冬はあんまりドライヤーを
使わなくて済む。
ベア「電気代はどうなんすか?」
それがそんなに大きくない。
MS家はオール電化太陽光なしなんだけど
去年の冬の電気代は平均16,000円くらい。
(キッチン、バスルーム、部屋全ての電気代)
賃貸ではガス代+電気代で
冬は30,000円だったからね…
しかもお風呂ほぼためずに。
それを考えると有難いよね。
「在来工法いいなあ」
「うちもやろうかな」
そう言われると嫁氏はこう返す。
「積極的にはオススメはしません」
ポニ「自分はやってるくせに!
それに満足してるんでしょ?」
そうなんだけどね
簡単じゃないんだよ。
設備から位置全部決めないといけない。
場合によっては施主支給
だからリスクもある。
↓施主支給とは?
おまけに施工するビルダーさんで
機能に差が出るリスクもある。
MS家は経験豊富な現場監督さんで
断熱も含めよく考えて施工してもらった。
だけど万一そうじゃなかったら?
見た目だけよくて冬は入りたくない
お風呂になってしまう。
するとヒートショックの危険性があり
その家は居心地いい家で無くなる。
つまり在来工法は簡単じゃないから
安易にオススメとは言えない。
でももしMS家のように譲れない!
というのなら頑張る覚悟を持ってください。
そして
見た目だけでなく使い心地を考え
寒さ対策をしっかり行うこと。
家も家具も見た目だけでなく
機能も含めてがデザイン。
そんな本当の意味でいいデザインを
追求して行くことが必要。
住まう人みなさんが心地いい暮らしが
できますように。
ベア「ところで風呂場から視線を感じるっす…」
ポニ「なんかいる!」
あ、ワクワクさんだね。
暇そうにしてるから次回手伝ってもらおう。
というわけで次回は我が家の
在来工法のバスルームお手入れ編。
☆続く↓