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ラプアンカンクリのブランケットにフィンランドの温かみを感じる

もふもふ

ベア「寒くなってきてブランケットが気持ちいい」

ポニ「このブランケット旅行中に買ったやつ?」

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うん。九州旅行で見つけたんだ。 


ベア「いつも使ってるブランケットとなんか違うっす!」

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実は100%ウールでできてるんだ。

 

ほら絵柄も羊さん。

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身も心も暖かくなるブランケットなんだよ。

 

 

ブランケットが欲しい

うちのワクワクさんはデイベッドで寝るのが大好き。

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夜は寝室で寝るようになったけど

習慣のように晩御飯の後は夕寝する。

 

その癖は旅行中も継続し

宿泊先でもデイベッドで寝ていた。

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ただ彼には一つ悩みがあった。

 

それはブランケット。

 

MS家にはいくつかブランケットがある。

 

このユニクロのブランケットは椅子で

使うには最適。

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ただポンチョにもなるので切れ目があり

夕寝や昼寝には向かない。

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こちらは昔フェリシモで買った

嫁氏のおばけブランケット。

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頭からかぶっておばけごっこができる。

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ただ嫁氏が使うとワクワクさんは

使えないしあとこれ結構静電気凄い。

 

だからちょうどいいブランケットを探していた。

 

そんな時旅行で宿泊したホテルの

ブランケットはウールだった。

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これがとても気持ちよかった。

 

そこで雑貨屋巡り。 


その時全く同じではないけど

別のメーカーのウールブランケットを発見。

 

ワクワクさんへの

ちょっと早い誕生日プレゼントとして購入。

 

それがラプアンカンクリ社の

ブランケットだった。

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こちらのHPを読むとどんな思いで

作られているのか読み取ることができる。

Home page | Lapuan Kankurit

(英語またはフィンランド語)

 

小さい会社だからできること

フィンランドのラプアという地域に

エスコという少年がいた。

 

彼は大きくなって幼馴染でパートナーの

ヤーナと会社を継ぐことになった。

 
 
 
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1917年じいちゃんが始めた織物の技術を使い

1973年お父さんが立ち上げた会社。

 

その会社とは

ラプアンカンクリ。 


ラプアの織り手という意味の会社。

 

ラプアは2万人に満たない小さな町。

 
 
 
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昔から手工業が盛んだったけど

お父さんの代でジャガード機を導入した。

 

ジャガード織りというのは

こういう絵が浮き上がるような織り方。

 

カーテン ジャガード織り

 

プリントと違って立体感があり

今ではカーテンなど幅広く使われている。

 

エスコは小さな頃から会社でお手伝いをし

物作りの考えや技術を学んできた。

 

時は1990年代。

フィンランドが不況に悩まされた時代。

 

何か新しいことをしよう。

 

ヤーナがマーケティングすると

フィンランド製のリネンに需要があるとわかった。

 
 
 
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周りにジャガード織りで麻製品を作る会社はない。

 

そこで彼らは少人数でスタート。

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今でも数十人しかいない工場。

 

けれど小さいことを逆に生かすことに。

 

例えばラピアンカンクリは品質、素材、

従業員、仕事に関わるもの全てを大事にするそう。

 
 
 
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素材はウールやリネンの天然素材。

 

ジャガード機は使うもののそこには

職人の手が必要となる。

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素材にこだわり品質にこだわり

働く人も大事にする。

 

そうやってできたものは質が高く

何世代も受け継がれる製品ができる。

 

その品質の高さが評価され

世界規模で製品が売られることになった。

 

高品質なリネンの生産者に与えられる

「マスターオブリネン」の称号も得る。

 

小さいからこそ丁寧にできること。

 

それを大事にするから4世代にも渡り

発展してきたのだと思う。

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温かみを感じるリネンやウール

ラプアンカンクリが作る

製品は温かみがあるものが多い。

 

極細のリネン100%で作られたショールは

目が細かく涼しげだけど優しさを感じる。

 

Lapuan Kankurit(ラプアンカンクリ)USVA リネンスカーフ 

 

テーブルランナーはまるでタペストリー。

織り技術の高さを感じる。

 

テーブルランナー ラプアン カンクリ 

 

湯たんぽは冬に活躍するのはもちろん

夏は氷を入れても使えるとか。

 

ラプアンカンクリ Lapuan Kankurit エスキモー Eskimo 

 

そしてMS家のブランケットの羊さん。

 

Lapuan Kankurit(ラプアンカンクリ)ブランケット 

 

グレーもあったけどデイベッドに合わせ

オレンジイエローにした。

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これは冗談抜きで気持ちが良かった。

 

ラプアンカンクリのブランケットの実力

①ウール特有の暖かさと保湿性

 ウールのブランケットを使って思ったのが

その暖かさとしっとり感。

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一度膝に乗せたり潜り込んだりすると

それが持続する。

 

同時に汗をかいても放湿するから

使い心地がいい。

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②チクチク少なめ

 ウールというとチクチクするイメージがあった。

 

でもこのブランケットは非常に細い糸で

織られている。

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だからだろうか。

予想よりもチクチクが少ない。

 

もちろんこれは個人差があると思う。

 

あとまだ洗濯してないからかもだけど

静電気も今の所少ない気がする。

 

③柄が甘すぎず可愛い

柄は色々。

 

Lapuan Kankurit(ラプアンカンクリ)ポケット付き ショール 

 

けれどワクワクさんは羊さんが

気に入ったらしい。

 

広げると羊さんだけど

折りたたむと模様に見える。

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これなら大人でも使うことができる。

 

④羊さんにも優しい

ウール製品にはミュールシングという方法が

行われることがある。

 

これは幼虫をつかないようにするため

羊の臀部の皮膚を切り取る方法。

 

怖い…

 

でもラプアンカンクリ では

ミュールシングは行わない。

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羊の毛だけを刈り取る。

 

生き物や環境を尊重し自然と共に工業を

発展させていきたいという思いがあるそう。

 

気になること

ポニ「気になることは?」

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うーん、洗濯かなあ。

 

乾燥機は絶対無理。

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ウールだから他のよりはちょっと

気を使う必要があるかもね。

 

ただすごく気持ちがいいから

これをキープするためなら苦じゃない。

 

あと最初は多少牧場みたいな匂いがする。

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これは使っていくとだんだん消えたよ。

 

歴史を紡ぐブランケット

今までは化学繊維の安いブランケット

ばかり使ってきた。

 

家具にはこだわりがあったけど

ファブリック系には詳しくなかったから。

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今回初めてウールのブランケットを使ってみて

その暖かさや手触りに驚いている。

 

そしてラプアンカンクリのことを知った今

作り手たちの思いから余計に暖かさを感じる。

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ウールやリネンを紡ぐように

何世代にも渡り伝統と未来を紡いできた彼ら。

 

MS家に子供はいないけど大事に使いながら

このブランケットに歴史を刻んでいこうと思う。

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ワクワクさんも気持ちのいいブランケットに

満足してるみたいだ。

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これは誕生日にゾウさん買ってもらわねば。

 

ヴィトラ Vitra イームズ エレファント 

 

何色にしよう。

 

☆追記:ゾウさんきました。 

 

☆追記:ブランケット縮んだので元に戻す実験。