ベア「前回ウェグナー椅子がきたは
いいけど客間に置く場所あるの?」
ポニ「アレってどうする気?」
アレってこのソファのことかな?
大丈夫。
そのことは考えてこの子には
来てもらったからね。
というわけで今回は寝室の模様替えしていこう。
MS家はお部屋によってテイストを
変えてコーディネート。
例えばこの寝室はアンティーク感がテーマ。
・チークのセブンチェア
・照明タリアセン
・北欧家具のライティングビューロー
・ロートレックのアート
・サンバーストクロック
これらが珪藻土のグリーンの壁に
映えるようにコーディネート。
寝室は寝るという目的から
落ち着きが生まれるように色を絞った。
テーマカラー:グリーン
アソートカラー:チーク色
アクセントカラー:ゴールド
一方客間1のテーマは
場末インダストリアル。
場末の喫茶店にあるような
懐かしい、ごちゃっとした感じ。
そしてそれを黒でまとめて
バーのようなかっこいい感じをプラス。
・カリモクの電話代
・黒のセブンチェア
・ウィーンで買ったムンクポスター
・ダーツ
・ビリヤード
・暗めのパーテーション
・裸電球
・イカツいアート
・古い映画のアート
ごちゃっと感が売りだから
カラーコーデはあってないようなもの。
強いていうなら面積の広い部分は
「白」「暗めの家具」にしている。
そうすればディスプレイした
カラフルなものが映えて
いい意味のごちゃっと感ができる。
ベア「ここMS家にくるお客さんから
人気だよね?なぜ変えちゃうの?」
実はウェグナーのCH3を迎えた理由は
嫁氏が椅子バカなだけじゃない。
MS家にはテレビがないけど
Apple TV用のモニターがある。
引っ越し当初は1階にあったけど
夫のワクワクさんがテレビ見ながら
そのまま寝る問題を阻止するために移動。
だけど1つ問題があった。
それがこのソファ。
これは嫁氏が1人暮らしの時に
使っていたお気に入り。
レトロな喫茶店感がたまらん。
でもねワクワクさんの体には
合わなかったんだ。
ソファや椅子は選び方によっては
健康を害するから
その人に合うものを選ぶことが大事。
ワクワクさんはこのソファに座ると
腰が痛くなるそうだ。
嫁氏は平気だけどね。
だからCH3が家族になったんだよ。
というわけで客間1のはあとで変えるとして
まずはこのソファを移動!
寝室を模様替えするよ!
模様替えや家づくりで大事なことの1つは
テイストをはっきりさせること。
考えなしにやっちゃうと
あとで大変だからね。
というわけでこの寝室は
今からアンティーク感増し増しの
ヨーロッパのお部屋に変身!
①ソファの移動
まず元々置いてあった昭和の本棚。
これを客間1ワクワクルームへ移動。
そしてソファを連れてくる。
しっくりこないよね?
なぜなら黒&モダンだから。
黒いものはこの寝室にもある。
でもソファってでかい。
お部屋の中ででかいものは
主張が大きくなりその部屋の
テイストを牛耳ってしまう。
だからこの子を変身させよう。
②ソファをエスニックに変身
使うのは客間1でベッドカバーに
していたペルシャ更紗。
テーマがヨーロッパなのに
なぜエスニックなのか?!
ヨーロッパのインテリアの
実例を見るとあることに気づく。
それは多国籍だということ。
モダンな部屋に仏像があったり
ミッドセンチュリー部屋にお面がある。
ヨーロッパって移民の人が
たくさん住んでいる。
だからいろんな国の文化が混ざり。
それはインテリアにも影響。
というわけでペルシャ更紗で
エスニック要素を入れよう。
もちろんカバーがずれないように
前回話したホースで固定ね。
③壁をデコレーション
ソファを置いてみたら
壁が寂しくなった。
じゃあここもデコレーション!
ベアくん魔法をかけて!
ベア「アバタケダブラ!!」
ポニ「それ許されざる呪文!」
変身!
昭和の棚にあったロートレックアート
階段に飾ってたけど浮きまくってた
ドライフラワーを飾ったよ。
④椅子さん交代
ベア「こうなるとデスクで使っている
イームズさんが浮くっすね」
じゃあこれも変身!
客間で使っていたセブンチェアを
置くことにしたよ。
黒だけど小面積でヴィンテージ感
あるからこっちの方がしっくり。
日本語でインテリアを検索すると
The 北欧!
まさにインダストリアル!
これぞナチュラル!
という風にわかりやすいアイテム
できっちり統一されるのをよく見かける。
それはインテリアに全く興味がなくて
これからお部屋を変えたい人には
入門として取り入れやすい。
そしてよく言えば綺麗。
でも海外のお部屋ってもっと自由だ。
マイセンいっぱいの食器棚の
横にポツンと盆栽があったり
コルビジェの椅子があるモダンな部屋に
中国の磁器があったり。
そしてそれが素敵に見えるのだ。
それはただ置いているのでなく
何らかの意図で置いているからであり
そこからものへのこだわりを感じるから。
つまりその部屋に住む人の個性が見える。
嫁氏はこれまでいっぱい失敗して
自分なりの感覚を作ってきた。
だからこれからは
「北欧といったらウェグナー、マリメッコ
ミナペルホネン、イッタラ!!」
そういったアイコン詰め込み型でなく
こだわりや主張を感じる部屋にする。
もちろんそういうのも好きだけど
それだけにこだわらずもっと
広い枠組みでお部屋と向き合いたい。
もしお部屋をちょっと違う風に
変えてみたいという人は
型にはまらず楽しみましょう。
ただどんなテイストにするにせよ
最初は基本が大切。
まずは自分の「好き」を見つけ
テイストについて知り
アレコレ実験してみて
部屋の好みの傾向がわかってきたら
基本を発展させてみてください。
皆さんのお部屋が個性あふれる
楽しいものになりますように。
ワクワクさん「ウェグナー座りたい…」
もうちょっと待って!
今リペア中!いじけないで!