ベア「うちに新入が入るんだって?」
ポニ「20脚目の椅子らしいよ」

ナウガ親分「椅子増えすぎだゾォ!」
ナウガver1「新しい家族を暖かく迎えようネ!」

じゃあみんな元気に挨拶しよう。

ハンス.J.ウェグナー巨匠の
イージーチェアCH3だよ!

ベア「ウェグナーってMS家の
デイベッドGE258閣下
をデザインしたデンマークの
北欧家具の巨匠っすよね!」
そうだよ。
ポニ「つうかこれヴィンテージショップで
中古車買える値段じゃん!本物なの?」

もちろん!
実は信頼できる方から
譲り受けたんだよ。
この子はちょっと珍しい椅子なんだ。
以前デイベッドの話でも紹介した
北欧家具の巨匠ウェグナー。

生涯500以上をデザインし
今もなおその家具は世界中で
愛されている。

(ご自宅の棚にある椅子モデル)
例えば有名なYチェア
(本名:ウィッシュボーンチェアCH24)
ケネディの討論会で使われて
ウェグナーの名を世界に知らしめた
ザ・チェア(当時本名:JH503)

目玉が飛び出る値段だけど
くつろぎ最高パパベアチェア

パパということは子供もいるよ
ミニベアチェア

500以上もあるから
全部紹介しきれないけど
とにかく名作ばかり。
ウェグナーの椅子はいろんなメーカーから
作られ今も正規の家具が作られている。
例えばYチェアはカールハンセン&サン
デイベッドはGETAMA(ゲタマ)
ベアチェアやザ・チェアはPP Mobler
他にも色々。
前に書いたようにデンマークでは
デザイナーと職人、メーカーは
対等なパートナー。
デザイナーは1つのメーカーの専属ではなく
いろんなメーカーと手を組んで
で家具を制作。
だから時々似たようなデザインで
メーカーが別っていうことがあるんだ。
ウェグナーの椅子の中でロングセラーの
ゆったりできる安楽椅子がある。
それがGE290Aだ。

(某家具屋にて)
これはMS家のデイベッドを制作する
ゲタマ社が今も作っている。
実はそれと似ているのが
うちのCH3。

ポニ「ちょっと待って!
この椅子刻印がない!

だってゲタマなら刻印があるでしょ!
また偽物?!」

↓本物を思って偽物を買った話
違うんだよポニたん。
確かにこの子はゲタマ製ではない。
カールハンセン&サン製。
ウェグナーの椅子は名前の頭文字が
作ったメーカーになっている。
つまりこれはゲタマ(GE)社でなく
カール(C)ハンセン(H)で作られた椅子。

(堀江の旅で行ったカールハンセン)
実はとっても希少で1969年に
数百台しか作られなかった。
なぜならこの頃Yチェアの人気が出て
工場がそっちへ全精力を向けたから。
だからあまり市場には
出回っていない。
だからだろうかもったいなくて
前の持ち主さんはほぼ座ることが
なかったそうだ。

よってかなり状態がいい。
じゃあこの椅子の魅力を見ながら
巨匠のデザインに迫っていこう。
①無骨でシンプルな見た目
まず見た目が非常にシンプル。

GE290Aと比べ肘掛けがないから
余計にそう感じる。
またフレーム全体も
シンプルだ。

GE290Aはこんな感じで
流れるようなデザイン。

一方このCH3はフレームを
組み合わせた無骨感がある。

GE290Aはゲタマ社が
元々マットレス会社だから
スプリング。

一方CH3はシンプルに
紐というのも面白い。

②形状が作りだす座り心地
実はこの見た目は座り心地と
大きく関わっている。









もちろん椅子って人の体型で

だって最近は前より値段が

ウェグナーの家具は復刻といえ




気に入っているから壊したくない。




