ベア「前回はサーキュレーターで
温度差を解消する実験をしたっす」
ポニ「でも1&2階ならいいけど
近い場所で使うと風が当たって少し寒いよね」
そうなんだ。
それを解消するアイテムが
MS家にやってきたよ。
ボルネードのファンヒーター。
ベア「これどうしたっすか?」
ポニ「またポイント?!」
いやいや。実はボルネードさんの
モニターに選ばれたんだよ。
選んでくださったからこそ
しっかりメリットデメリットを検証しよう。
※なおこの実験は個人が行うものであり
家の性能やお住まいの地域によって
結果は当然異なってくると思います。
ベア「見た目はかっこいいっす!」
ポニ「それにコンパクト」
メーカーさんによると安定感と
サーキュレーターの効率のために
この形になったみたいだね。
そしてコンパクトで重くない。
いろんな場所に移動できそう。
スイッチは3種類。
じゃあまず試運転で
どんな感じが見てみよう。
ベア「あ、あれ?ぬるい…風量も弱い…」
本当だ。
サーキュレーターのボルネードくんは
風量の強さが魅力だったよね。
これは風量小さいなあ…
ちょっと強くしてみようか。
ベア「大きくならないっす!」
説明書をもう一度読んでみよう。
なるほど!そう言うことか!
最初はあれ?って思ったけど
使い方知ると実力に驚いた。
①循環で部屋全体を温める
最初に風がぬるいと感じたけど
この子はガツンと系暖房ではない。
スイッチを入れてその場で暖かくなるのでなく
部屋全体を循環しながら温める器具。
実際温度は常に50度前後。
その代わり離れたとこにいて
暖かさを感じる。
去年はその寒さに苦しんだリビング奥の書斎。
普段は何もしないとリビングと2度ほど温度差あり。
ここもヒーターのおかげで暖かい。
そして床と部屋上部の温度差
も小さくなる。
別の日チェストの上の温度は今22度で
床の上の温度は20度。
ここでスイッチオン。
すると床の上の温度が上昇する。
さらにエアコンをつけると温度差が生まれる
リビングとダイニング。
ここも温度差が小さくなった。
6畳用だけど結構遠くまで
循環してくれる。
しっかり対流を作って循環させる
ボルネードさんならではの製品。
②熱くならない安全性
熱くならないと言うことは
火傷の危険性が小さくなると言うこと。
実際このヒーターの前にいても
痛いと感じることがない。
嫁氏は以前書斎で別のヒーターで
低温やけどをした。
小さなヒーターだけどかなり高温になる。
床でうっかり寝て起きたら水ぶくれが。
でもこの子はそんな危険性が低い。
ある日床が暖かいので近くで寝ていたけど
一切火傷はなかった。
長時間直接触れたら可能性もあるが
確率を減らせて安心感がある。
③安全装置つき
このヒーターには2つの安全装置がある。
一つは転倒防止。
水平な場所に置いているときだけ
スイッチが入る仕組みがある。
万一倒れても勝手に切れるから安心。
もう一つは過加熱時停止装置。
ヒーターの前に障害物があって過度に
熱くなったら切れる仕組みがある。
ただこれはよっぽど熱くならないと
止まらないようだ。
ブランケットやクッションを置いてみたけど
止まらなかった。
メーカーさんに質問メールを送ったら
「完全に覆って熱くなったら停止する」とのこと。
実際置いてみたクッションやブランケットを
触ってもほんのり暖かいレベル。
それだけ熱くなりにくいと言うことだと思う。
④サーモスタットにお任せ
最初に温度調整かと思ったつまみは
実はサーモスタット。
つまりこれは温風の強さでなく
1〜7で室内の温度レベルを示す。
すごく寒い日に3でスイッチオン
すると作動し始める。
でも暖かい昼間に3でオンしても
作動しない。
4にしたらやっと動き始める。
家にいるときにオンの状態で3にしとけば
寒さを感知して勝手に温める。
⑤音静か
サーキュレーターの方は
小は音が気にならないけど
大はパワフルだからすごかった。
一方でこのヒーターは音も静か。
実際に聞いてみよう。
↓クリックで再生(音注意)
エアコンを同時につけていたら
エアコン音にかき消されるレベル。
⑥すぐ起動して暖かい風
石油ヒーターなどは起動するのに
時間がかかることがある。
けれどこの子は
スイッチオンですぐ起動。
そして温風を出しながら循環。
先日の旅行から帰ったとき
部屋がすごく寒かった。
でもエアコンつけてこの子を使うと
すぐにお部屋が暖かく感じた。
ベア「つまりその場だけあったかいんじゃなく
お部屋全体を温風で温度調整してくれるっすね」
そうなんだ。
いわば暖かいプチサーキュレーター。
でもねだからこそデメリットもあるんだよ。
①あくまで循環。体の芯までではない
このこの強みは温風で循環させること。
つまりサーキュレーター的役割。
ものすごーく
あったかい熱風は出ない。
だからそういうのを期待するなら
石油ファンヒーターを使うべきだ。
②単体で使うのは難しい
あまり寒くない日だとエアコンなしで
この子だけで過ごせる。
ただ本来はやはり循環用。
ものすごく寒い日には
この子だけだと厳しい。
暖房器具と併用して使う方が
いい効果を発揮できる。
③サーモスタットへの誤解
一般的なヒーター器具についている
つまみは温風の強弱が多い。
だからぱっと見このつまみも
1-7の強弱なのかと思ってしまう。
けれど上に書いたようにこれは
強弱ではない。
壊れてる!と思うかもしれないが
そうではないのでご安心を。
しっかり説明書を読むのがオススメ。
今回ボルネードのファンヒーターを使ってみて
最初は風量やぬるさに驚いた。
でも説明書を読みしばらく使ってみて思った。
これは一般的なヒーターではない。
ものすごく熱い熱風を出すものでもないし
目の前でガッツリ暖かくなるものではない。
そう思って使うとがっかりするかも知れない。
けれど製品の趣旨と強みを理解すると
いい意味で驚く。
温風循環によりお部屋全体が暖かくなり
部屋の温度差を気にせずに過ごせる。
普通のサーキュレーターは循環しても
風に当たると体感的な寒さを感じる。
でも緩やかな温風であれば寒さを感じずに
部屋の温度差を解消することができる。
また熱くなりすぎないことや
安全装置付きは安心感を生み出す。
だから
・その場でなくお部屋全体の空気を循環して温めたい
・お子さんがいて安心してヒーターを使いたい
・他の暖房器具と併用して床で暖かく過ごしたい
・お部屋が小さくサーキュレーターの循環では風が寒い
そんな人に向いている。
MS家はと言うとガツンとした暖かさより
部屋の温度差がない方が嬉しい。
だからこのヒーターに満足。
冬は二階ではサーキュレーター
一回ではボルネードヒーターを使おう。
これから寒くなるけど温度差が
怖くなくなった。
ボルネードさんありがとうございました。
これから大事に末長く使わせてもらいます。
あ、そうだ。
このヒーターのもう一つのデメリットがあった…
床が気持ちよすぎて
ワクワクさんが床で寝る…
ベア「最近見ないって読者さんから心配の声が!」
ポニ「冬眠してたんだね」
☆その後の電気代の話↓
☆翌年の湿度実験