北欧ミッドセンチュリーの家づくり

家具コンシェルジュ嫁氏の暮らしインテリア話

MENU

太子町のマッチみたいなお香hibiで10分間の小さくて特別なリラックスタイム

食後のリラックスタイムに

ベア「ああお腹すいた」

ポニ「今日のご飯は何?」

f:id:mashley_slt:20191007191410j:plain

 

今日はシチューと残り物のパン。

f:id:mashley_slt:20191007191447j:plain

 

ベア「あーうまかった」

ポニ「お腹いっぱい」

f:id:mashley_slt:20191007191506j:plain

 

じゃあお茶でも飲みながら

リラックスタイムにしようか。

f:id:mashley_slt:20191007191531j:plain

 

ベア「ん?これなんすか?マッチ?」

f:id:mashley_slt:20191007193008j:plain


 

これ実はお香なんだ。 

f:id:mashley_slt:20191007230805j:plain

 

兵庫県で作ってるちょっと面白いお香。

 

 

擦るとお香!hibiの使い方

使い方は簡単だけどお香だからコツがいる。

正しく使わないと折れちゃうからね。

 

箱から出し容器を用意。

f:id:mashley_slt:20191007193038j:plain

 

今回はお香だけのタイプを買ったけど

マット付きも売っている。

 

hibi レギュラーボックス ひのき 和の香り 8本入り

 

お香はいつもフクロウさんを使うけど

今回は見やすくするために皿を使おう。

f:id:mashley_slt:20191007193436j:plain


お香をもって45°の角度に当てる。

f:id:mashley_slt:20191007193303j:plain


そしてこする。

 

火がついたら消さずに消えるのを待とう。

f:id:mashley_slt:20191007193317j:plain


 あとは容器に置く。

f:id:mashley_slt:20191007193335j:plain


 ポニ「いい香りがしてきた!」

f:id:mashley_slt:20191007193358j:plain

 

いろんな種類があるけど今回のはティーツリー。

 

神戸マッチ【hibi(ひび)004 ティーテゥリー 専用マットなし】

 

ポニ「これ面白いね!どこで見つけてきたの?」

f:id:mashley_slt:20191007215819j:plain


役場。

 

ベアポニ「は?」

f:id:mashley_slt:20191008170210j:plain

形を変えマッチのルーツを語り継ぐ

以前揖保乃糸で有名な揖保郡太子町の役場に

椅子と建築を見に行った。 


その時チラシが置いてある部屋で

hibiのパンフレットを見つけた。

f:id:mashley_slt:20191007215914j:plain


最初はただのマッチと思っけど

パンフレットを読んでびっくり。

 

お香だった。

 

hibi ヒビ 10MINUTES AROMA レギュラーボックス 8本入 

 

その時に知ったんだけど

MS家が住んでいる兵庫県は

マッチ製造が盛んらしい。

 

そのルーツは明治時代まで遡る。

 

古くから貿易が盛んだった神戸港

ヨーロッパからマッチがやってくる。

Sesshu Kobe coast prosperity view

神戸港 - Wikipedia

 

すると日本でも作られるようになり

その品質の高さから逆に海外へ輸出。

 

その後マッチ製造が盛んになっていき

生まれたのが神戸マッチ株式会社。 


昭和四年に創業し地場産業となる。

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

KOBE MATCH.,LTD.さん(@hibilife)がシェアした投稿 -

 

でも時代は変わりだんだん

マッチは使われなくなっていく。

 

「マッチが主役でなくてもいい。

ただ、マッチのルーツを語り継ぐことができれば」

(パンフレットより)

 

そんな思いで時代に沿った商品開発に乗り出す。

 

そこで出会ったのが淡路島のお香だった。

 

同じ兵庫県にある淡路島は

国内の線香・お香の約7割を生産。

 

伝統的な2つの産業が手を組み

三年かけて生まれたのがhibiだった。

 

hibi レギュラーボックス ひのき 和の香り 8本入り

 

日々の暮らしで自由に香りを楽しんでほしい

という思いが込められたネーミング。

 

国内外でお香の代名詞となるべく

パッケージや香りをデザイン。

hibi ヒビ 10MINUTES AROMA ラージボックス 30本入 

 

着実なブランディングを行なっていった。

 

その結果ネットだけでなく

今では国内100箇所以上の雑貨屋などで販売。 


海外でも13カ国以上で展開。

 

パリのインテリア見本市

メゾン・エ・オブジェにも出店。

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

KOBE MATCH.,LTD.さん(@hibilife)がシェアした投稿 -

 

 自分が住んでいる県の伝統産業が

形を変え発展し活躍するのは嬉しい。

 

値段には中身がある

ベア「手軽に擦るだけでお香って面白いっす」

f:id:mashley_slt:20191008165153j:plain

 

ポニ「でも値段は気軽じゃない…

もっと安いお香使えば?」

f:id:mashley_slt:20191008165520j:plain


 

 確かに安い値段ではない。

 

マットなしで8本入り700円前後。

 

hibi レギュラーボックス 白檀 和の香り 8本入り(専用マット付)

 

マット付きで800円前後。

 

お香 hibi(ひび) ティーツリー レギュラーボックス 8本入り

 

毎日ガンガンは使えないね。

 

でも物の値段には

ちゃんと理由がある。

 

この小さなお香を作るのに

費やした三年という月日。

 

高い技術を持つ職人さんたちの人件費。

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

KOBE MATCH.,LTD.さん(@hibilife)がシェアした投稿 -

 

 

日本の感性を世界に発信するために考えられた

ロゴやパッケージにかかるコスト。

 

一つの商品ができるまでに

色んな人が関わり

時間もコストもかかる。

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

KOBE MATCH.,LTD.さん(@hibilife)がシェアした投稿 -

 

家具だってそうだ。

 

一脚1万円の椅子と5万円の椅子は

使われる材料や手間が違う。

 

今は価格競争で安いものが溢れ

安いこと=正義のような流れもある。

 

でもある程度の機能や見た目を伴った

デザインを作る場合ある程度のお金はかかる。

f:id:mashley_slt:20191007230925j:plain

 

あとは買う人がそこに

価値を見いだせるかどうか

 

そう嫁氏は思う。

 

買って使って地元応援

このお香は安くは無いが

価値を考えると妥当だと個人的に思う。

 

MS家は決して富豪じゃないから

頻繁にこのお香は買えない。 

f:id:mashley_slt:20191007222922j:plain

 

でも使うときの楽しさや

特別感を味わうことができる。

 

単に匂い消しでお香をつけるのでなく

香りに身をまかせる10分間。

f:id:mashley_slt:20191008170317j:plain


それってこのお香だからできること。

 

それに形を変えて伝統を紡ごうとする

地元の企業を応援したい。 

f:id:mashley_slt:20191008170347j:plain


メーカーや企業の商品を買うことは 

その会社を応援することに繋がるから。 

 

地元の伝統産業や歴史に思いを馳せながら

マッチを擦り香りを楽しむ時間は格別。

 

秋の夜長にちょっとした贅沢ができる

お香を見つけてしまった。

f:id:mashley_slt:20191007222848j:plain