ワクワクさんの穴の空いた靴下(洗濯済)
をウエストにして塗り塗り。
ベア「ピカーンってなった!」
ポニ「日焼け防止だけでなくツヤも出るね」
今日もテラスが気持ちいい。
ベア「MS家のテラスは白いからパントン映える」
ポニ「でもデンマークのホテルの
パントンチェアも凄かった!」
あそこはまさにギャラリーだったね!
デンマーク旅行記第17弾。
今回はまるでギャラリーな
濃度200%の家具ホテルに泊まろう。
2日目は民泊。
3日目に泊まったのが
デザインミュージアムはパラダ椅子。
でもどうせなら触って座って
ヤコブセンの部屋。
ヤコブっちホテルにも負けない!
お邪魔しまっす!
↓こちらは寝室
この壁!この家具!世界観!
色を自在に操り独自の感性で名作を生み出しきた
パントンの世界観がまさに表現されている!
本気度をビシバシ感じる!
では落ち着いて中をみていこう。
まずはリビング。
MS家と同じ樹脂のパントンチェア。
これは今でも手に入りやすい。

でもこっちのパントンチェア は
脚が金属でファブリック。日本では入手難。
こちらはソファと金属のテーブル。
デンマークの家具というと木製を
想像する人が多いかもしれない。
でも彼が特に好んだのは
プラスチックや金属。
デザインや色使いを見てもわかるように
常に新しいことにチャレンジしてきた。
その証拠にこの部屋は木材がほどんどない。
そして照明も面白い。
FUN SHEll(ファンシェル)
たくさんのシェルを組み合わせ
どこかクラシカルな感じもある。

ちなみにこの球体の飾りも
パントンのデザイン。
小上がりのスペースにも
パントンの絨毯と照明。
どこまでもパントンしている。
じゃあベッドルームへ。
こちらは先と変わって紫部屋。
ベッドのファブリックもパントン。
彼は家具だけでなくテキスタイル
デザイナーとしても有名。
円形や幾何学を組み合わせたデザインは
存在感が半端ない。
そして見て!ベアくん!君の柄!
ベア「!!僕が背負ってる柄だー!」
この部屋の椅子は
紫パントンチェアに黒のパントンチェア
オレンジコーンチェア
紫の壁にカラフルな椅子や照明が
よく映える。
よく見たら暖房まで塗装してあった。
このホテルはすごい家具ばかりだけど
こういう手作り感が気取らなくていい。
リビングも入り口もベッドルームも
壁には白い部分が少ない。
バスルームは白かったけど。
でもアクセントカラーがミントグリーン。
パントンが白い壁を嫌っていたのを
きっとオタクオーナーは知っていたのだろう。
パントンは以前書いたように
色の魔術師。
色彩が心理に与える効果を
徹底的に研究し空間や家具をデザインした。
彼はこんな風に言っている。
「白い壁は退屈だ。
僕が政治家なら
白ペンキには特別税をかけるよ(笑)」
彼は色は組み合わせてこそ
その良さを発揮すると考えていた。
世界は美しい色でできている。
だからみんなもっと恐れずに
色を使うべきだと。
赤やオレンジが好きな彼は
色の持つ可能性を信じて
果敢にチャレンジしてきた。
彼の作り出す空間は独特で
好き嫌いはあるかもしれない。
嫁氏も最初はびっくりした。
でもその世界観を見ると
新しさを感じ想像力を掻き立てられる。
彼がしたかったこと。
それはみんなをワクワクさせること。
たくさんの実験で暮らしをカラフルにし
ファンタジーな世界を作ってきた。
この部屋ではそんなパントンの世界観を
十二分に味わうことができた。
世界にはたくさんのホテルがある。
お家にいるようにホッとするホテル。
リゾート気分が味わえるホテル。
ここホテルアレクサンドラは
巨匠たちの世界観の中で
家具を愛でるホテル。
しかも程よくカジュアルで
堅苦しさがない。
日本では家具屋さんがどんどん減り
名作家具に出会う機会が減っている。
でもここでは巨匠たちのアイディアや
この国の技術の高さに実際に触れて使える。
いつかまたコペンハーゲンに来たら
今度は別の巨匠の部屋に泊まってみよう。
さてひたすら家具のターンだったので
次はお散歩。
最終日の夜はコペンハーゲンの夜の街へ
繰り出してみよう。
ディズニーや岡山が真似したという
歴史的なあの公園へ。
☆続く…