あったかい日と寒い日を繰り返しながら段々春へ。
MS家の植物たちも成長中。
寝室にいるポインセチアのぽっちゃん。
葉っぱを落としながらも幹はグイグイ成長。
そろそろ植え替えをしようかな。今回はこの鉢を使おう。
amabro(アマブロ)のArt Stone(アートストーン)っていう鉢なんだ。
見た目に反して軽く、便利な機能を持っているよ。
でもどんなものもそうだけど完璧じゃないんだ。
村上周さんというアーティストさんがいる。
風景などをコラージュし油絵などで仕上げるアーティストさん。
2006年にamabroというプロダクトブランドを立ち上げられた。
コンセプトは「表現の再構築」。
既に世の中に存在しているものをもう一度見つめ直してアートを日用品の橋渡しをしようというもの。
アートと産業の融合という点ではバウハウスを思い出す。
例えばこのお皿。
ムーミン×アマブロ JAPAN KUTANI -GOSAI- 小皿
よく見たらスナフキン。
ムーミン×アマブロ JAPAN KUTANI -GOSAI- 小皿
これは石川県の九谷焼とのコラボ。
九谷焼は滑らかな質感と赤や青などの五彩と言われるカラフルな色柄が特徴的。
ムーミンの世界をカラフルな五彩と和柄で表現。日本の伝統磁器を再構築した。
ムーミン×アマブロ JAPAN KUTANI -GOSAI- 小皿
セットはムーミンハウスに入っている。
ムーミン×アマブロ JAPAN KUTANI -GOSAI- 小皿5枚組BOXセット
こちらのマットはなんと衣類の端切れの100%リサイクル。
アマブロ リサイクルマット 《 Sサイズ / 50×70 》
職人による手作りでまだらな模様が温かみを感じる。
アマブロ リサイクルマット 《 Sサイズ / 50×70 》
ただの寄せ集めでなくデザイン性の高いタグをつけることで価値づけ。
アマブロ リサイクルマット 《 Sサイズ / 50×70 》
捨てられるはずのものが「価値あるもの」として再構築されている。
そしてMS家もamabroさんを取り入れてみた。
MS家は前々から鉢難民だった。
植物はどんどん増える。
だけどこれっていう鉢がなかなかない。
数が多いから価格が高いと困る。
だから100均の鉢を着ない服でリメイクしたり
ペイントで変えたり
いろんなことをしてきた。
でも植物はどんどん大きくなる。
そうなると100均にある鉢って小さいものが多いから対応できない。
ある程度大きくて質感もあり値段も手頃なものはないか?
そこで出会ったのがアマブロのアートストーンだった。
この鉢は質感、軽さ、値段、機能性あらゆるものに応えてくれる。
①軽いのに重厚感
そうなんだ。不規則な模様で見る角度で違って見える。
でもこれすごく軽い。
ポリプロピレンとストーンパウダーが重厚な質感を醸し出しつつ、軽さを実現している。
②水やりコントロールシステム
この鉢は見た目だけではない。
「水やりコントロールシステム」が底についている。
普通の鉢は穴が空いていてそこから排水だけする。
でもアートストーンの底はこんな風になっている。
水をやると上から流れた水は貯水部に貯まる。
上部の土が乾いたらこの貯水部から植物が水を吸い上げる。
底にはキャップがついているので、外しておけば不要な水は流れる仕組み。
部屋に観葉植物をおいても地植えに近い環境を作ったそうだ。
見た目だけのデザインでなく機能性まで考えられている。
これなら旅行に行っても安心できそう。
③リーズナブルな値段
このアートストーンはプラスチックだから
値段も他の鉢より手頃。
例えば一番小さいSSSサイズは500円前後。
SSサイズでも十分な大きさで1000円前後。
Mサイズまあまあでかい2000円前後
Lサイズはかなり大きく3000円前後。
お皿もサイズに合わせて用意されいずれも手頃。
100均の鉢と比べると高いけど、同じようなサイズでデザイン性の高い陶器やセメントの鉢はかなりの値段。
この質感で機能性の高さを考えると手頃な値段だと思う。
さて早速植え替えてみよう。
MS家はMサイズとSサイズ。
Mサイズにはぽっちゃん。
植え替えて数週間様子をみたけど元気そうにしている。
水やりを一度してもある程度蓄えがあるので、頻度が減った。
確かに優秀。
でもこの鉢に合わない子もいる。
MS家の100円で買ったガジュマルくん。
冬は室内に取り入れてすくすく成長していた。
アートストーンに植え替えたところ…
葉っぱが落ち始めたので慌てて植え替え直すことに…
うちのガジュマル子に合わなかったんだと思う。
そもそもガジュマルさんの生まれは温暖湿潤な東南アジアなど。
暖かくて湿った場所が好きだけど環境の変化には敏感。
慣れない温度や水やりだと葉っぱが落ちたり根腐れする。
MS家では旅行に行くときのことを考えて乾燥気味に育てていた。ギリギリまでしっかり乾燥させ、水やりをする育て方。
でもアートストーンで育てると湿った土がキープされる。
びっくりして葉が抜けちゃったんだろう…
幸い根っこは無事だし枯れた枝を折ってみると中が緑だから生きている。
この鉢は機能的だけれど、環境の変化を嫌う植物の植え替えは注意したほうがいい。
重厚感あってでも軽くてリーズナブルで機能的な鉢アートストーン 。
だけどどんなものにも当てはまる完璧さというのは難しい。
あるものに合えば別のものには合わないことがある。
問題はその「合わない」を不便ととるかうまく付き合うのか。
MS家はものの欠点は個性と思うからうまく付き合いたい。
だから黒いアートストーンはお義母さんがくれたアレンジメントを。
こうやってカバーとして使うのもいいかも。
植物の声を聞きながらこれからもこの子とうまく付き合っていこう。