みんな
何見てるの?
ベア「あ、姐さん!
最近話題のコンマリさんを
ネットフリックスで見てるんだ」
コンマリさん最近
波に乗ってるね!
資金40億円の調達に
オスカーのレッドカーペットも
歩いていたし。
今や時の人で人気者ゆえ
何かと議論も起きてるね。
↓「トキメキ」だけで決めていいの?という疑問記事
ポニ「嫁氏はどう思うの?」
ミニポニ「思うにょ?」
うーんうちとはそもそも考え方が
違うからね。でも面白いと思う。
それに彼女のおかげで家が
居心地良くなるならそれに
越したことはないよね!
だけど1つ疑問なのが
捨てて綺麗になって
その先はどうするんだろう?
ちなみにこの記事は
コンマリ批判や断捨利否定
ではありません。
MS家は脱断捨利の
捨てない暮らしをしています。
ティッシュとか書類とか
消耗品は別として家具も小物も
一生使う覚悟でお付き合い。
家電とか車とか機械関係は
しょうがない面もあるけど
長く付き合えるかどうかで選ぶ。
昔はそうではなく
買っては捨てるの繰り返し。
お金も時間も無駄にしてきました。
でも家具が好きになり
デザインする人のことを知り
職人さんたちの思いを知り
自分でも直すようになって
ものづくりの大変さと素晴らしさを知り
捨てない暮らしへ。
壊れたらリペアし
着ない服や使わないものは
リメイクして新たな人生を。
出来るだけ長く使えるかどうか
そんな基準で買い物。
だからお金も時間も
セーブできるようになり
旅行にも行けます。
椅子は好きなので
時々増えてますが…
でもこれはMS家の考え方であり
押し付ける気はありません。
MS家は脱断捨利だけど
断捨利で家が綺麗になり
幸せな人もいます。
時にはお子さんの成長に合わせ
家具を買い替える必要もあるでしょう。
単身赴任で今だけ使える家電が
欲しいという人もいます。
暮らし方に合わせてベターな
選択をしその人にとって居心地が
いいのが一番。
だけど最近はあまりに捨てることが
美化されている傾向も感じる。
例えば前に書いたように
捨てることそのものを目的
にしちゃうパターン。
居心地良くなる「手段」として
捨てるならまだしも
「今日はこれ捨てました」
「昨日はこれ捨てました」
と捨てることが目的になっている
場面を見かけると心配になります。
なんのために捨てるの?
ライフスタイル改善のためっていうなら
いいと思います。
でも時々「捨てること」そのものが
目的化された場面も目にします。
捨て続けるとものはなくなり
また買ってまた捨てるループ
というパターンも見ることがある…
それって時間も
お金もものも勿体無い。
居心地や幸せのためならまだしも
「捨てる」行為そのものが
目的化するって勿体無いです。
そんな中話題になっているコンマリ
さんの番組をNetflixで見ました。
まずいいなあって思ったのが
彼女の笑顔。
住む人に幸せになって欲しいと
楽しそうに片付けをしている。
そして家に感謝して
片付けをしている。
MS家も寝る前に5分間
家に感謝して片付け。
自分たちを守ってくれて
居心地よくしてくれる家に
感謝するって大切なこと。
アメリカの番組なので
日本人のコンマリさんを
アジアのスピリチュアルに
仕立てている感はやや否めないけど…
でも日々家に感謝すると愛着がわいて
ものを大事にすることに繋がる。
コンマリさんは番組の中でどんどん
住まう人を幸せにしていっています。
MS家とやり方は違うけど
素敵だなあって思った。
だけど1つ気になったことが。
コンマリさんや断捨利のおかげで
綺麗になったとしてその後は?
片付けをして綺麗になった!
その時はいい。
番組はそれで終わるけど
肝心なのはその後の生活。
もしまたものが増えて
「ときめき」で捨てるか決め
処分するパターンになっては意味がない。
これでは綺麗になったとしても
お金も時間ももったいない。
それに売って他人が使うなら無駄じゃないけど
捨てるなら環境的にもよくない。
つまり捨てるとしても
綺麗になった後どうするか
そこが重要だと思う。
MS家と家具の付き合いは
「ときめき」でなく「家族」。
「ときめき」は「恋」であり
一瞬のこと。
たくさん過ごすうちに
どうしても「慣れ」が
でてきてしまう。
じゃあときめきがなくなったら?
捨てるの?さようなら?
MS家は捨てたくない。
だから「ときめき」でなく
「家族」になれるかで選ぶ。
例えばカルテルの
ストーンスツール。
シアタールームのサイドテーブル
として活躍中。
最初に光に当たっているのを見たとき
あまりの美しさに驚いた。
その後誰がどんな風にデザインして
どうやって作ったのか調べた。
そしてどこに置いて
どんな使い方ができるか考えた。
サイドテーブルとしても使えるし
鉢植えとしても使える。
うん、この子なら一生家族として
大事に付き合っていけそう。
だからうちの子になった。
毎日使ううちに「慣れ」
はでてくる。
でも「家族」と思うと「慣れ」
だけじゃない感情も生まれる。
家族と暮らしている人は
自分の奥様や旦那様お子さんを
思い浮かべて欲しい。
恋愛はときめいて
盛り上がって終わる。
でも家族なら
毎日顔を合わせても愛情がある。
こんな話をすると
「家具を家族?バカじゃない?」
って思われるかもしれない。
うん、バカで結構!
お金も時間も無駄にせず
捨てる時の罪悪感もなく
毎日好きな家族に囲まれて
生活できる幸せがあるからだ。
ここに書いたことは嫁氏個人の考えで
押し付ける気は毛頭ない。
だけど一方で少しでも捨てられる家具が
減ったらいいなとも思っている。
そして住まう人には心地よく
過ごしてほしい。
だからもし断捨利やときめきで
一旦お部屋が綺麗になったら
その先どうするか考えて欲しい。
捨て続けてお金も労力も
垂れ流しにするのか?
それとも片付けを界に
ライフスタイルを見直すのか。
どうしろとは嫁氏には言えないけど
できたら後者であって欲しい。
「片付けのその後」を大切に
居心地の良い暮らしができますように。