北欧ミッドセンチュリーの家づくり

家具コンシェルジュ嫁氏の暮らしインテリア話

MENU

職人が作る日本の伝統が生きるパズル「箱根寄木細工の秘密箱」

MS家はしばらく塗り塗り

 

3月まではちょっとゆっくりな動きのMS家。

なぜなら、ワクワクバスルームの床や f:id:mashley_slt:20180222142107j:image

 

部屋の珪藻土の壁ができないと進めないため。  f:id:mashley_slt:20180222172341j:image

 

でも、珪藻土の左官さん通称「スマイリー」さんが

毎日頑張ってくださいます!

f:id:mashley_slt:20180222142605j:plain

 

こんなに早いスピードで塗るんですよ!

(↓クリックで再生) 

 

「撮っていいですか?」って言ったら

極上の笑顔でニコッと笑って作業してくれた

スマイリーさん! f:id:mashley_slt:20180222142138j:image

 

惚れてまうやろ!

 

夫氏「僕は…?」

 

MS家は職人さんの愛がいっぱい詰まった家! f:id:mashley_slt:20180222142504j:image

 

夫氏「職人といえば、MS家では

G-PLANサイドボード陛下とか f:id:mashley_slt:20180222153834j:image

 

北欧ヴィンテージのチェストなんかが

職人の作った家具だけど f:id:mashley_slt:20180222143739j:image

 

小物もちょこっとあるよね?」

 

前に紹介した積み木のネフ?

f:id:mashley_slt:20180222142812j:image

 

夫氏「それもそうだけど、

日本の伝統が生きているおもちゃもあるよ!

 

これ寄木細工の秘密箱!

f:id:mashley_slt:20180222143008j:image

 

 

これは僕が昔からちょこっとずつ

集めているものだけど f:id:mashley_slt:20180222143038j:image

 

こんな小さな箱の中に知恵と伝統がいっぱい詰まった

子供にも大人も楽しめるおもちゃなんだ!」

 

 

 

 

秘密箱ってなあに?

 

夫氏「この素敵な模様の木箱。

f:id:mashley_slt:20180222150238j:image 

これは実はパズル!

 

 

「秘密箱」と言います。

f:id:mashley_slt:20180222143429j:image

 

特殊な仕掛けになっていて 

 一定の手順を踏まないと開かない仕組み!

f:id:mashley_slt:20180222143454j:image 

f:id:mashley_slt:20180222143523j:image

 

「よく見たらつなぎ目あるじゃない?」

だって? f:id:mashley_slt:20180222143704j:image

 

ところがどっこい!そう簡単じゃない! f:id:mashley_slt:20180222143510j:image

例えばこの小さい箱も

ここを押し上げたら開くと思うでしょ? f:id:mashley_slt:20180222143911j:image

 

 

開かないんだな!!これが!

f:id:mashley_slt:20180222144121j:image

 

よーく観察して

押したり引いたりするうちに

手順を踏ふむと開くんだ。 f:id:mashley_slt:20180222144134j:image

 

だから「おもちゃ」として

観察力や考える力を養える

大人もハマる人がいっぱい!

 

もちろん、それだけじゃなくて

魅力はこの美しい模様にあるんだ! f:id:mashley_slt:20180222144223j:image

 

寄木細工の作り方

 

なんとこれ、着色してません!

f:id:mashley_slt:20180222161230p:image

 

 秘密箱の模様は「寄木細工」という

江戸時代末期から伝わる伝統工法。

 

(コースターやコップなどもある)

 

一つの製品にも伝統的な柄がいっぱい。

f:id:mashley_slt:20180222144323j:image

f:id:mashley_slt:20180222144337j:image

 

市松模様や

 

 

麻の葉と雷文を組みあわせた模様も。

 

 

いろんな柄が入っているけれど

これぜーんぶ木の色! f:id:mashley_slt:20180222144445j:image

 

スギやヒノキなど50種類以上の

たくさんの種類の木を組み合わせて模様を作る。

 

 

作る工程がまた手が混んでいる。

 

 

何工程も重ねて

まさに職人技!

 

だからこんなに表面がツヤツヤに! f:id:mashley_slt:20180222171911j:image

 

触るとしっとりしていて温もりを感じる…

f:id:mashley_slt:20180222171935j:image

 

遊びながら『この柄はね…』なんて日本の

伝統的なデザインも教えてあげられる… f:id:mashley_slt:20180222171751j:image

そしてこんなステキな柄だから

遊ぶだけじゃなくインテリアにもなる! f:id:mashley_slt:20180222144523j:image

 

だから最近は外国からの旅行者にも

お土産として人気なんだって。

 

 

若い職人さんも頑張っている

 

前に嫁氏が日本の家づくりの職人さんって

減ってるよっていう記事を書いたけど 

 

寄木細工は国内外で少しずつ認知や支持が増えて、

若い職人さんも出現!


日本の職人さんが減って行くのが残念とは思いつつ、

待遇や生活面を考えると仕方ないとも思ってしまう。

f:id:mashley_slt:20180222152756j:image

 

だから、簡単に若い人に頑張れとは言えない。 f:id:mashley_slt:20180222153151j:image

 

ただ、こんなふうに伝統が見直されることで

職人の仕事に魅力を感じ

自ら伝統をつないで行こうとすることは嬉しい

f:id:mashley_slt:20180222154523j:image

 

夫氏も嫁氏のように50年かけて秘密箱を

ちょっとずつコレクションして応援していく!」 f:id:mashley_slt:20180222153227j:image

 

?!

 

人には

「いくらポイントで手に入れてるからって

またミニチュア増やすの?」 

f:id:mashley_slt:20180222152456j:image

なんていってるくせに

自分は寄木細工ですか?

 

夫氏「しょ、職人を応援するためだ!」

f:id:mashley_slt:20180222152358j:image

 

今は大変なときだから無理ですからね!

f:id:mashley_slt:20180222153051j:image