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大人乳歯が原因で30代にして入れ歯デビューした話。入れ歯ライフをポジティブに考える

おばあちゃんが来たの?
 
ん?これなんすか?
 

 

これって入れ歯ケースじゃない?
おばあちゃんが泊まりに来たの?
 
 

 
これは嫁氏の入れ歯ケース。
歯が1本入れ歯になった。

 

えええ?!まだ30代なのに?

 

歯磨きちゃんとしなかったせい?

 
歯磨きは毎食後と朝晩
こまめにやっているよ。
歯医者にも定期的に行くし。

 
原因は大人乳歯のせいなんだ。
 
稀なケースなんだけど
同じような人は他にもいる。
 
最初はショックだったけど
前向きに考えたいと思う。
 

 

 
生え変わらない乳歯が2本あります
 

ちょっとまって!大人で乳歯ってどういうこと?

 
一般的には6歳ごろ〜12歳までに
乳歯→永久歯へ生え変わるよね。
 
でも稀に1〜数本乳歯が
残ったままの人がいるんだ。
 
これを先天性欠如と言うそう。
 
日本小児歯科学会の調査によると
子供の時点で先天性欠如が発覚した人は
日本人の中で10%もいるそうだ。
 

なんで乳歯が抜けなかったんすか?

 
いろんな歯医者で聞いたけど
明確な原因は解明されてないそう。
 
不明だから予防もできない。
どんなに歯のケアに気をつけても。

 
本来は永久歯が生える時期になったら
いらなくなった乳歯が抜ける。
 
でもなんらかの原因で
永久歯さんが生える予定を
やめちゃったんだろうね。
 

嫁氏って目が円錐角膜だったよね?それも原因不明だし謎現象多すぎ!

 
それな!勘弁して…
 
大人乳歯のリスク
 
①虫歯になりやすい
乳歯は柔らかくて小さいから
虫歯になりやすい。
 
嫁氏は虫歯になったことがあまりないが
2本の乳歯だけは虫歯経験あり。

だから2本だけ銀歯にしていた。
 
②抜けた歯は生えてこない
大人乳歯でも元気な間は
永久歯と同じように生活できる。
 
ただ根っこが永久歯より短いから
抜けやすいしいずれは抜ける。

乳歯が抜けたら
そこに歯は生えない。
 
そして40代を目前にして
2本の乳歯のうち1本が抜けた…
 
大人乳歯が抜けた場合の治療法
 

どうやって治療するの?

 
治療法は主に3つ。
※嫁氏の歯医者さんに聞いた話
 
治療法①入れ歯(義歯)

つけ外しできる人口歯をつける方法。
 
金具を両隣の歯にはめるだけだから
面倒だけどリスクが少ない。
 
入れ歯のメリット・歯に負担が少ない
・基本は保険の範囲内で治療
・治療費が安い
 
入れ歯のデメリット ・場所によっては金具が目立つ
・付け外しが面倒
 
治療法②ブリッジ

抜けた歯の両隣を削って支えにし
人口歯を埋め込む方法。
 
ブリッジのメリット・入れ歯より見た目が綺麗
・基本は保険の範囲内で治療
 (範囲外の素材もある)
・インプラントより安い
 
ブリッジのデメリット・健康な両隣の歯を削る
 
治療法③インプラント

ボルトみたいな人口歯根を埋め込み
人口歯を取り付ける。
 
インプラントのメリット・仕上がりが自然な見た目
・ブリッジのように健康な歯を削らない
 
インプラントのデメリット・保険治療の適用外で高額
(嫁氏の場合は20万円前後と言われた)
 

なんで入れ歯にしたの?

 
まずインプラントは早々に除外。
高額すぎるしボルトを埋め込みたくない。
 
あとブリッジは健康な歯を削るから。
 
入れ歯は金具が目立つデメリットがあるけど
幸い抜けた部分が奥に近い場所で目立ちにくい。
 
そんなわけで入れ歯を選択した。
 
最初はショックやら痛いやら
 
入れ歯が完成してしばらくは
あまりいいものではなかった。
 
歯に負担が少ないと言っても
最初は歯茎になじまないから
食事の時噛むとちょっと痛い…

 
そして何よりたとえ1本でも
30代で入れ歯というのが…
 
不摂生でなったわけじゃなく
予防もしようがなかった。
 
嗚呼やるせない。
 
さらにはもう1本の乳歯も
いつか入れ歯になること確定。
 
嫁氏の人生のネタバレをすると
いずれもう一本も入れ歯になる。
 
痛いやらショックやらで嫌だった…
 
入れ歯ライフをポジティブに考える
 
でもウダウダするのは嫌いだ。
 
生きている時間は限られているし
それなら楽しんだほうがいい。
 
しばらくは痛かった歯茎も
だいぶ新入り入れ歯に慣れてきた。
 
というわけで入れ歯ライフを
ポジティブに考えることにした。
 
入れ歯ライフのメリット①隙間の手入れが楽
乳歯は小さいから
しょっちゅう隙間に物が詰まって
取り除くのが結構大変だった。
 
入れ歯も詰まらないことはないが
詰まっても外して簡単に掃除できる。

 
便利グッズとして
「今アツい!乳歯から入れ歯」
と紹介したいくらいだ。
 

いや、それなんか違う!

 
入れ歯ライフのメリット②ケースを楽しむ
入れ歯ができた時に歯医者さんが
入れ歯ケースをくれた。
 
パステルチックなミントグリーン。
 
嫁氏がグリーン好きと
エスパーでわかったのだろうか?

 
どストライクの色。
 

いや偶然だと思うっす…

 
iMacやiPad miniカバー、
AirPods Proカバーの色と
図ったようにぴったり。

 
まさかかかりつけ歯医者さんは
嫁氏のブログを読んでいる?
 
先生〜!嫁氏です〜!
見てますかー?!
 
緑大好きです!
 
お気に入りのケースなら
持ち歩くのが楽しくなりそうです!
 
ありがとおお!
 

読んでないって!偶然だって!

 
実は入れ歯ケースっていろいろあって
最近はオサレなものもある。

 

入れ歯 ケースマウスピース ケース 洗浄 ケース

 
もらった入れ歯ケースを気に入ったが
たまにケースを変えて楽しむのもいいかも。
 
入れ歯が愛おしい
 
乳歯とは40年近く人生を共にしてきた。
 
だから抜けた時は
自分の一部がなくなったように思えた。
 
でも代わりに新しい入れ歯くんが
嫁氏の相棒になってくれた。
 
入れ歯くんは
ずっと口の中にいるわけではない。
 
夜は外して休ませるし
時々洗浄もしてあげる。

 
お世話をする子ができたわけだ。
 
そう考えるとなんだか
入れ歯が愛おしい。
 
もう一本の乳歯は
いずれ嫁氏の元を去っていく。
 
その時まで残った乳歯を大事にしつつ
新しい入れ歯くんを大事に可愛がろう。

 

前向きに考えると僕もいずれ入れ歯になっても大丈夫そうっっす!

 

君、歯がないじゃん…