インスタント麺に一手間
ベア「今日のご飯はなんだろう」
ポニ「インスタント麺らしい…手抜きか…」
ただのインスタントではない!
今日のラーメンは九州旅行のお土産
うまかっちゃんだよ!
↓九州旅行はこんなでした
これ小さい頃から食べてて大好きなんだ。
西日本で近くじゃ見ないんだよね…
嬉しいのでチャーシューも作る!
塊肉にフォークで穴を開けて
両面を焼いたら
ネギやニンニクとグツグツ
あとは醤油や酒で焼く
チャーシュー丼付ラーメン定食でーきた。
ポニ「あーうまかったー!」
ベア「さて片付けするか!」
あ、まな板はもう洗ったから大丈夫よ。
木製だから使ったらすぐ洗ってるからね。
ポニ「それって面倒臭くない?」
木製のまな板は確かに気を使う部分もある。
でもしっかり特性を知って付き合うと
育てながら楽しめる道具になるんだ。
使ううちに生まれる味わい
MS家には2つの木製まな板がある。
両方とももう5年以上使用。
一つは昔アマゾンで購入したもので
料理用として使用。
もう一つはパンや乾いたもの用。
これはどこで買ったか忘れた。
どちらも決して高いものではないけど
今でもほとんどカビなどなく現役活躍中。
もちろん傷はいっぱいあるし
着色している部分もある。
でもそれもこの子の勲章。
使い込みながら味が出るのが
木製まな板の良さだ。
そして木製ならではの良さがいろいろある。
木製まな板のメリット
①包丁を受け止める
知り合いにプロの料理人がいて
彼女がこう言っていた。
「まな板はやっぱり木製がいい」
(もちろん人によると思う)
理由を聞いたら包丁とまな板の関係を
教えてくれた。
木製のまな板は
包丁の刃を受け止めてくれる。
木は固すぎず柔らかすぎずちょうどいい。
そしてこのことは包丁の切れ味を
キープすることにも繋がるそう。
②感触、音など使い心地がいい
木製だと包丁を動かしている感覚や
音が心地いいと感じることがある。
③見た目に温かみがある
木は触っても気持ちがいいけど
見た目もなんだかホッとする。
使っていない時置いている時も
温かみをもたらしてくれる。
④自分である程度直せる
あとで詳しくやってみるけど
ある程度自分でメンテできる。
デメリット&気をつけること
ベア「木製まな板いいっすね!
でもデメリットもあるんすよね」
じゃあここで木製まな板のデメリットに
触れつつ気をつけることを挙げてみよう。
①過度な水分に弱い
木は木材になっても呼吸して生きている。
だから過度な水分を与えて放置すると
まな板が反ることがある。
十分乾燥させずにしまうと
カビが生えることがある。
つまり木製のまな板は使ったら
すぐに洗って自然乾燥が必要。
②食洗機は基本的にオススメしない
木は急に水や熱を加えると変形することがある。
巨匠トーネットは熱や水を利用して
曲木の椅子を作ったくらいだ。
木製のまな板も例外ではない。
長時間熱や水を加えたままでは
反ったりひび割れすることがある。
もちろん食洗機加工した木製まな板もある。
ただ表面のウレタンが剥がれた時には
食洗機は気をつけたほうがいい。
基本表示がないものについては
食洗機はオススメしない。
よって基本は手洗いして自然乾燥を。
③木の種類で性質が違う
ここまで話してきたのは基本的なことだけど
実は木の種類で微妙に性質が違う。
例えばイチョウは水はけは良いけど
防腐処理がないとカビが生えやすい。
【ウッドペッカー/woodpecker】いちょうの木のまな板
桐は軽く持ち運びしやすいけど
その分傷つきやすい。
他にもヒノキやMS家のゴムの木のまな板の様に
いろいろな種類があり微妙に性質が異なる。
注意事項や記載をよく読んで
扱いを理解してから買うのがオススメ。
④そのまま使うとニオイや黒ずみに
木製のまな板を使う時には
先にさっと水に濡らして使用する。
そうでないと木は水分を吸収するから
食材の水分を吸収しニオイ移りしてしまう。
⑤たまに消毒。熱湯は注意
基本は使ってすぐ洗う→乾燥で大丈夫。
時々気が向いたらキッチン用アルコールで
消毒するとカビを防ぎやすい。
消毒に熱湯を勧めるケースもあるけど
嫁氏はやらない。
なんども言うけど木製は熱や水分で
変形することがある。
そして特に汚れたまま熱湯をかけると
表面にタンパク質などがこびりつく。
熱湯を使わずともぬるま湯で
洗うほうがよっぽど綺麗になる。
ってこんな風に話しているのは
手入れを知る前にやった失敗だから。
ポニ「でも今は程よく味が出てるよね?」
そうだね。今まで何度かリペアをしたからだよ。
そう、木製のまな板はリペアで
直ることがあるんだ。
手軽にできる木製まな板のリペア
①表面の深い傷や黒ずみ
傷は味だからそのままでも良いけど
深すぎると汚れが入り込む。
また傷に汚れが入り黒ずみやカビが
発生することがある。
そんな時に使うのがサンドペーパー。
汚れや傷の程度によるけど
100〜1000番を使うと良い。
今回は100番→240→400→800
と磨いていて深い傷落とし。
見た目はまだ傷があるけど削りすぎると
まな板が縮むからなめらになれば良い。
黒ずみは磨くと結構はっきり落ちる。
どちらの場合も木目に沿って磨くのが大事。
②木の軽い反り
木が大きく反ると直すのは難しいけど
軽いものなら直せることがある。
MS家の場合は厚めのまな板だから
まだ反ってない。
でも他の反りや凹みのある
木材を直したことがある。
やり方はどっちかを行う。
・水分を含ませたタオルを当てて日光に当てる
・水分を含ませたタオルを当ててアイロンを当てる
つまり「しちゃいけないこと」
を敢えて反逆児的にやる。
これで軽い反りなら直る。
あまりにひどい時は専門の職人さんに
見てもらうのが良いと思う。
扱い方のまとめ
扱い&手入れ・使う前にさっと濡らす・基本はすぐ洗う→自然乾燥でOK・使って濡れたままにしない・たまにアルコール消毒・熱湯消毒は気をつけて・説明書や注意書きをよく読む
簡単なリペア・傷、黒ずみ、カビ→サンドペーパー・軽い反り→水分+熱
木製まな板は育てる道具
ベア「デメリットや気をつけることはあるけど
自分である程度メンテできるのはいいっすね」
そうだね。
使いながら傷ができて味になる。
そして手入れをしてまたそれが味になる。
木製まな板はそういう育てる楽しみがある
道具だと思うよ。