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デンマークで伝統×革新のリデザインなアルネ・ヤコブセンのホテル宿泊

お猿さんを飾る

ポニたん「嫁氏ー!遊ぼうよー!暇!」

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ちょっと待って。

今デンマーク旅行の地図やカード整理中。

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ベア「お猿さんの起こさないでカード!」

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3日目のホテルでもらったんだよ。

裏がポストカードになってるの。

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カイボイスンって言う

デンマークのデザイナーのお猿さん。

 

カイボイスン デンマーク 

 

こうやって客間のドアにかけておく。 

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ここに篭れるってわけ。

 北欧インテリアの客間にぴったり。 


 3日目のこのホテルは…

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ポニ「その前に前回のホテルの続きは?

1日目に泊まったヤコブセンホテル!

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そうだった!

 

この部屋にあるアントチェア

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1日目はこれをデザインした

アルネ・ヤコブセン

設計したホテルに泊まったよ。

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嫁氏がヤコブっちと呼んで敬愛するヤコブセン。
 
ラディソンコレクションがどんなホテルか?
伝説の606号室がどんなか?

 

それは前回のこの記事を↓ 


ヤコブっち目当てで行ったけれど

改装にデンマークらしさを感じたよ。

 

さてデンマークらしいって何だろう?

 

デンマーク旅行記第7弾。

 

今回はヤコブっちの

名作ホテルの宿泊記。

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名作ロビーでチェックイン
まず名作チェア祭りのロビーで
チェックイン。

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イケメンのスタッフさんが英語で対応。
 
この旅では何人かのデンマークの人と話したけど
割とフレンドリーだと思った。
 
手続き以外にも
「デンマークは初めて?」
「このホテル初日?嬉しいな!」
「来てくれてありがとう!」
 
握手までされた。
 
イケメンに。
 
いかん!イケメンとの触れ合いを
椅子で中和せねば!

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ワクワク「大変だ!嫁氏は
3次元のイケメンに慣れてない!

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客室でヤコブっちと戯れる
今回は17Fのチボリ公園ビュー。 

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取っ手からしてかっこいい。

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じゃあお邪魔しまっす!

🔽クリックで再生。 

 

白ベースにアソートカラーにチークを加え

アクセントはゴールドとブラック。

 

そしてお分かりだろうか?

 

ヤコブセン祭りだ!Hooo!

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まず家具を愛でよう。

 

 スワンチェア。

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ロビーにあったエッグチェアと共に

このホテルのためにデザイン

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エッグもスワンも発泡ウレタン

実はそんなに重くない。

 

ゆえに清掃係さんが掃除しやすい。

 

そして曲線だけでできる椅子は

当時とても珍しかった。

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その横の照明はレクリント

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ヤコブっちではないけど

デンマークを代表するメーカー。

 
LE KLINT(レ・クリント)「351」(ランプ別売)

 

あとウェルカムフルーツとして

ドライフルーツまであった。

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これうまい。

 

左を向くと…

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おおおおおお!!

ドロップチェアさんではないか!

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ホテルのドレッサー用にデザインされた椅子。

ヤコブっち一番のお気に入りとか。


そしてスタンドもヤコブっちのAJランプ。

AJ=Arne Jacobsenね。

 
ルイスポールセン Louis Poulsen AJ Table AJ 

 

家具を引き立てるデスク兼衝立はチーク材

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 ↓チーク材ってこんな貴重な材です 


そしてこれ裏がテレビになっている。

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グルンと回転しソファからも見れる。

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奥の寝室へ。

 

左右にAJランプ!

AJ!AJ!ビバAJ!

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壁には606号室と同じ初期の頃の

ホテルの内装の写真が。

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ちなみにエアコンがあった。

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シンプルでカッコいい。

 

あと外は夏とはいえ10数度だったけど

全然寒くないどころか暖かい。

 

ではバスルームへ。

 

バスルーム

化粧代にはドロップチェアさん。

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バスルームはトイレ、バスタブ、

シャワーブースが同室。

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この組み合わせMS家のバスルームと同じ↓  

 

バスルームはグレー基調に

白がアソートカラー。

アクセントはゴールド。

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トイレはヨーロッパでたまにみる

壁から突き出たタイプ。

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水栓系はドイツのグローエ。

これもヤコブっちデザイン。

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彼のデザインは元々

建築に合わせたもの。

 

水栓からカトラリーに至るまで

トータルでデザイン

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フランクロイドライトもそうだった。 


世界に名前を残す建築家は

建物丸ごとデザインしたくなるらしい。

 

改装で「革新」を加え魅力的に

ベア「モダンだけど同時に温かみも感じたね」

ポニ「ヤコブっち以外のものもあるよ!」

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そうなんだ。

 

改装を手がけたSpace Copenhagen

ヤコブっちらしさを残しつつ 

暖かい雰囲気を出したかったそう。 

pin

 

ヤコブっちのデザインだけでなく

彼らのデザインも組み込まれている。

 

例えばソファの上の鏡。

Amorre Mirrorという鏡。

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この部屋はチボリも中央駅も見え

窓が広い。

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だから眺めがいい。

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外の風景や光が反射して

自然のデンマークアートが

生まれるような鏡にしたとか。

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このホテルのために彼らが

デザイン。


 まさにヤコブっちの精神

 

そしてこのメイヤーソファ。

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これはヤコブっちとラッセンの共同デザイン

このホテル用のデザインではない。

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でも改装する時これもヤコブっちらしさ

ということで付け加えられた。

 

さらにこの照明。

 

 

これはこのホテル用ではないけど

Space Copenhagenのデザイン。

 

彼らは家具も手掛けていて

伝統を研究し現代に合わせ再構築。

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 古いだけでなく新しさを加え

これからもたくさんの人に

愛されてほしいという思いを感じた。

 

朝ごはんもヤコブっち

 翌朝は1Fのレストランで朝食を。

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席にはヤコブっちのメニュー表。 

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食事はビュッフェスタイル。

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肉とチーズを食べまくった。

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お腹いっぱい。

 

レストランにもデンマークらしさが。

 

お湯はデンマークのステルトン社の

ジャグでサーブ。

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これうちにもあるやつ↓ 

 

なぜステルトンか?

 

ヤコブっちはステルトン社から

SAS用の金属品を出していたから。

 
stelton ステルトン/ヤコブセン Cylinda-Line/AJジャグ2L

 

赤いローファーラウンジチェアは

Space Copenhagenがデザイン。

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 ここにも伝統と新しさが融合していた。

 

リデザインする国

デンマークは古さを大事にする国。 


でも同時に新しさを融合する人が

必ず現れる。

 

ヤコブっちもそう。

 

ウェグナー も。 


そしてこの改装を手がけた

Space Copenhagenもそうだ。

 

そしてどれもシンプルで機能的で美しい。

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なぜか?

 

デンマークにはリ・デザイン

という考え方があるからだ。 

 

デンマークのデザインの父

コーア・クリント。

Kaare Klint

Kaare Klint - Wikipedia

 

彼がこう唱えた。

「古いものに学ぼうではないか!

そしてそれを時代に合わせよう!」

 

 

そしてデンマークの数々の巨匠たちは

古さに学びそれをリデザインしてきた。

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だからこそ50年代にデザインされたものが

こうして今も愛されている。

 

そして今活躍するデザイナーも

伝統と革新と融合させている。

 

だからいつまでも古臭くなく

何度見ても飽きない。

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そんなデンマークの精神

ぎゅっと詰め込んだ素晴らしいホテル。

 

ヤコブっち目当てで来たけど

思った以上の収穫だった。 

 

いいことばっかじゃない

でもデンマークは

いいことばかりではない。 

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食についてはホテルでの食事が

この旅行の最高潮だった。

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食事がまずいのではない。

 

食べられなかったからだ。

 

その理由は次回お話を。

 

そして次回は家でデンマーク料理に

チャレンジ。

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☆続く…