ポニ「ねえねえ嫁氏!暇!遊んで!」
ちょっと待って。
今写真整理してるの。
デンマークでいっぱい写真撮りまくったから
過去のお家写真整理しなきゃ。
あ、これ懐かしい。
最初の頃のこの寝室。
ちなみに今はこんな感じ。
ベア「椅子を入れ替えたんすよね
セブンチェアに」
そうなの。ちょっと前に模様替えした。
今はこのイームズさんは客間にいるよ。
このイームズさんを最初
寝室に置いたのは理由があるんだ。
嫁氏の好きなアイスブルーって
いう色に似ている。
アイスブルーは
デンマークのある建築家が
ホテルに使った色なんだよ。
去年彼のデザインした時計の
アイスブルーバージョンも出た。
そのホテルを元に寝室の色を
考えたんだ。
ある建築家とは
アルネヤコブセン。
嫁氏は勝手にヤコブっちって呼んでいる。
デンマーク旅行では
彼の手がけた名作ホテルを訪問。
憧れていた部屋を見てきたよ。
デンマーク旅行記第6弾。
今回はヤコブっちの
名作ホテルにGO!
↓この飛行機でデンマークに行きました
ヤコブっちはNYのリーバハウスに
デンマークの建物は100年以上はザラ。
「みんなホテルをパンチカードって呼んでる。面白いよね。
ほら暑い日に窓を開けると建物がボコボコなってパンチカードになるみたいに。イーレク(※)なんか「タバコ入れやん!ww」なんて言うんだよ。※ヤコブっちと一緒に建築をした相棒。今も昔も皆そう思ってるだろうね。コペンハーゲンで街一番の醜い建物で一等賞とるくらいだからね!
偉大な建築家のヤコブっちだけど
彼は多くの批判を受けてきた人。
彼はお父さんにも
「お前はアーティストじゃない。
有名人になるには太りすぎている」
と言われている。
でも批判は批判。
そんなもんクソ喰らえ!と
新しいことにチャレンジした人。
建物だけでなくホテルに合わせて
数々の名作プロダクトを生み出してきた。

さあそんな彼の作る世界に入ってみよう。
まずはぐるっと見渡してみよう
↓クリックで再生
入って一番最初に目に飛び込むのは
ルイスポールセンの
アーティチョーク!
↓これです、かっこいい。

このロビーへ入ると…
ぬぉおおおおお!!
彼の名作チェアがいっぱい!
エッグチェア
スワンチェア
ドロップチェア
セブンチェア
惜しげも無く置かれている。
そして大理石の床とグレー絨毯の
コントラストが美しい。
このホテルはこれまで何度も名前が変わっている。
SASロイヤルホテル
→ラディソン SASロイヤルホテル
→ラディソン ブルロイヤルホテル
→ラディソン コレクションホテル
ロイヤルコペンハーゲン
初期はSASのホテルだったけど
途中大手ホテルラディソン と契約し
その後完全に移行。
このホテルは世界初デザインホテルで
歴史ある建物。
だけど時代と共に周りには
新しい魅了的なホテルが生まれる。
そこで2018年に大改装された。
担当したのはデンマークのデザインチーム
Space Copenhagen
彼らはこう言っている
「このホテルの特徴は残したいけど
美術館にはしたくなかった。
次世代のために残したいんだ」
(dezeenインタビューより)
古いものは魅力がある。
だけどそのままだと
時に価値だけ一人歩きし
日常のプロダクトではなくなる。
ウェグナー も言っているように
「家具は使う道具」
デンマークの人たちの家具は美術品ではなく
日常的に使うものという意識を感じた。
実際に触れて確かめてこそ
その良さがわかるからだ。
ワクワクさん気持ち良さそうだね。
だから彼らはヤコブっちの世界観が
より魅力的に輝きを取り戻すよう
色や配置を変えリニューアルさせた。
ただ全てを変えたわけでなかった。
ある部屋は当時のままに。
それが伝説の606号室だ。
その部屋は唯一当時のまま。
イベントなどの時見学可能。
これを人の目に触れない保存方法
にしなかったのがさすがデンマーク。
ただHPにはイベントなどの時
見学可能と書いてある。
日本からのツアーでは内覧を含むものはない。
現地で探そうかと思ったけど見当たらない。
ただ利用がないときは
見せてもらえることもあるとか。
えーい!MS家の運試し。
イケメンのスタッフさんに
ダメもとでお願い。
(なんか撮影もしてました)
「ねえねえヤコブっちが好きなんだけど
606号室ちょぉっと見せてもらえない?」
イケメン「もちろん!ついてきて!」
っしゃぁああああああああ!!!
ラッキー。
エレベーターで6Fへ。
ちなみにエレベーターの前にも
エッグチェアがあった。
いざ!
うぉおおおおおお!!
憧れの部屋が!本物!
エッグもスワンもドロップも
みんなアイスブルー。
壁のグリーンが美しい。
そしてホテルの当時の写真が。
反対側にはベッドが。
ブルーのようなグレーのようないい色。
腰壁やサイドテーブルは
濃いめの木の色がいい感じ。
MS家はこの色使いも
寝室でちょっと真似している。
憧れの部屋を見ることができて
大感激。
後ろに立っていたボーイさんは
嫁氏のはしゃぎっぷりに
ちょっとドン引き。
ごめんねお兄さん。
嫁氏嬉しくて嬉しくて。
MS家にインスピレーションを
与えてくれたヤコブっちの部屋。
それを少しでも覗けて幸せだった。
ただ見せてもらったとは言え
後ろにお兄さんがいて
ちょっと気を使った。
さあ今度はしっかり
家具とふれ合おう。
と言うわけで次回お部屋に宿泊。
ちなみに泊まったのは606号室の
スイートルームではありません。
さあ宿泊部屋は一体どうなっているのか?!
そしてこの旅行唯一のまともな食事
=朝ごはんは?!
☆続く…