旅行後少しずつ普段の生活を取り戻すMS家です。
ポニ「あ!玄関に新しい植物が」
そうなの。庭のシマトネリコさんが
伸びすぎて切ったやつを入れておいた。
玄関のバタフライさんとピッタリ。
今日も曲線がお綺麗ですね。
↓バタフライチェアについて
ベア「そういえばこういう曲がった木
デンマークの駅でも見たっすよね!」
見たね!
だけどこれはプライウッド だけど
あれは無垢を曲げてるんだよ。
デンマーク旅行記第4弾。
今回はコペンハーゲン中央駅に向かい
ちょっとだけデンマークの歴史を覗いてみよう。
ここから電車に乗って中央駅に向かおう。
だけど計算し易く考えるのが大事。
やはり日本は丁寧な国だと思う。
天井が無垢材!しかもアーチ!
これはむかーし高い造船技術を
誇っていたこととも関連ある気がする。
現代の家具ではプライウッドを
曲げる技術は当たり前に使われる。
'50ミッドセンチュリー期にイームズさんが
家具にプライウッド の加工を使った。
その後負けじとアルネヤコブセンも使い
日本にもその流れがやってくる。
だけど無垢の加工技術はもっと古い。
古代エジプトではすでに高い
木材の加工技術が発見されている。
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北欧では家具の黄金期1950年代より
もっと前から木を高い技術で加工。
それがバイキングだ。
ロシアからアメリカまでいくつもの
海を渡ってきたバイキング。
帰還時や誰かが亡くなった時
それに乗っ取って儀式を行う。
現代でもその北欧神話が残っているのが
英語の曜日。
幾つかのルーツは北欧神話。
Tuesday→神オーディンの息子Tyr(チュール)
Wednesday→一番偉い神Odin(オーディン)
Thursday→雷様Thor(ソー、トール)
Friday→愛と美の神Freija(フレイア)
※Sunday,Monday,Satudayは別。
ソーといえばアベンジャーズのソー。
だから嫁氏は木曜日が一番好き。
というのは置いといて…
彼らの船の技術は卓越していた。
例えばバイキングの船はこんな感じ。
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バイキングの船は薄い木材で
曲線が作られている。
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それは北欧の荒波を乗り越えるため
だったという説もある。
これで世界を何十日も旅できたのは
木をよく知ってたからこそ。
デンマークの木材家具は60年代が黄金期だけど
その技術や木造建築自体はその前からあった。
バイキング時代から脈々と受け継がれてきた
木を熟知し操る伝統だ。
そうじゃないとこんなすごいアーチが
100年前に完成し修復しながら今も
残っているのは難しい。
上のフロアに上がってみよう。
美しいステンドグラス。
タイル。
そして外観も中もレンガ。
ただ古いだけではない。
この駅はバリアフリーだ。
車椅子の人もチャリを手押しする人も
いろんな人が構内に入ってくる。
つまり古さを大事にしつつも
何度もリペア。
使い勝手が悪くないよう
アップデートしてきた。
デンマークの空港の床を見ても
北欧家具を見ても
そしてこの駅を見ても思った。
ここの人たちはものを直しながら
長く使おうとしているなあって。
日本では今DIYが一般的になってきたけど
建物に関してはまだまだだ。
リノベで魅力的に変身させて
素敵な暮らしを実現する人はたくさんいる。
だけど100年超えの建物を残そうとする
メーカーはいくつあるだろう。
国の制度に対してもそう感じる。
もちろん日本には地震が多いという
事情があって存続が難しい場合がある。
けれどもそれとは別に
粗悪な素材を使ってとりあえず建てて
30年そこらで壊してきた一面もある。
日本にもまだ素材を理解し生かす
素晴らしい職人さんがいる。
(減りつつあるけど)
この美しい歴史ある建物を見て日本の建物にも
100年残って欲しいなあなんて思いました。
だけど市民はどう考えているのだろう?
そして住んでいる建物は実際どうなのか?
その辺りはこれからの冒険で
探っていこう。
じゃあデンマークの街をお散歩しよう。
だけどこのお散歩が後で大変なことに
なるとはまだこの時は知らない…
☆続く↓