最近立て続けに災害が
起こったので家族会議。
ポニ「もし電気がなくなったら」
ベア「地震が来たら」
ナウガJr「火事になったら」
いろんなことを話しました。
そんな中でMS家なりの
今できることの結論。
やっぱり日頃から
家族で過ごすって
一番大事なことだ。
MS家はオール電化の家。
深夜電力のメリット
もあるけれど↓
電気に頼りきった生活は
停止すると生活は困難に。
エコキュートのおかげで
数日間は水とお湯はいける。
でも電気がつかないのはもちろん
IHも使えないし
携帯やPCはもちろんダメ。
一応持ち物リストの中に
充電器はあるけど限界はある。
↓うちの持ち物リスト
それからBBQグッズがあるので
炭で火起こしはできる。
ベア「はいはい質問!
僕火おこしできないよ?」
ポニ「僕も!」
ナウガJr「僕も!」
そうか君たち知らないんだ…
ワクワク「教えていないと
知らないのは当然だね!」
・錐の使い方を知らず
無理矢理ねじ込んで先を折る(中学)
・和式便器の使い方を知らない(小学)
・技術家庭の時間説明書が読めず
作り方がわからない(中学)
・カッターの刃を出しすぎると
折れるということを知らず
何度もぼきぼきやる(高校)
・転び方を知らず手をつく
ことを知らない(小学)
・雑巾の絞り方を知らない(小学)
これらは全て嫁氏or ワクワクさんが
過去実際の教育現場で見たこと
または教育関係者に聞いたこと。
(今は転職して別の仕事です)
ベア「説明書がわからないって?
字が読めないとかじゃなく?
ワクワク
「字は読めるんだけどね…
読めないんだ…
説明書を渡すとじっと眺める…
でも
で?
って感じ…
説明書には図も書いてある…
それにワクワクさん動画で
説明までした…
なぜ説明書が大事か?
どうやって読むか?
だって説明書って
日常生活の中で大事でしょ?
電化製品だって使い方を
間違えれば危険!
だから技術の時間を通して
説明書に目を通すことの
大事さを体感させたの!」
親分「なんで説明書の見方
わからないんだぞぉ?」
ワクワク「なぜならそれまで
誰も教えてくれなかったから…」
ポニ「当たり前って思ってたことも
今の子供達は知らない
ってことが多々ある気がする…」
今の子ってさデジタル機器や
便利なものに恵まれてるよね。
トイレは勝手に開くし
わからないことも
指で弾けば出てくる。
欲しいものがあれば
クリックすると
飛脚や黒猫のサンタさんが
届けてくれる。
デジタルな道具の影響力は
大きい。
ゲームを使えば楽しく
勉強することもできる。
嫁氏も英語の授業で
パワーポイントを
使ってたけど効果高い!
一方でそういうものに
慣れすぎている感もある。
例えば
文化祭の準備で緑の絵の具が
足りなかった。
「しょうがない!
残った絵の具で作って」
というと
「緑って作れるんすか?」
ベア「今は何でも調べられるから
google先生に聞けば?」
そもそも絵の具で他の色が
作れるっていう概念が
頭の中になければ調べられないよ。
説明書も絵の具も
できないと即人生アウト
なわけではない。
でも便利になった反面
暮らしの中の知恵を
知らない子が増えた気がする。
そういうボタンや機械に慣れた子が
ある日突然災害や危険にあったら
一人で対応できるのか。
すごく心配だ。
嫁氏もワクワクさんも
今はPCやスマホに慣れ
便利な生活だ。
でもそんなものがない
時代も経験した。
ワクワクさんは自然の中で
育ちおやつは庭の木の実。
自然がどう成り立っているのか
どんな時に危険か
日々体で体感。
嫁氏の父は日曜大工好き。
ものが壊れたら自分で直す
姿をたくさん見てきた。
シンナーはどんな時に使い
どんな風に危険か
油性の塗料と水性塗料は
どう使い分けるのか
実際に子供の時はしなかったけど
父の姿を見てなんとなくわかった。
子供は大人が思う以上に
周りをよく見ている。
だから観察だけでも
たくさんのことを学ぶのだ。
でも今はどうだろう。
暇ができたら誰か相手してくれる
その相手は機械であることも多い。
大人が何かをするところを
実際目の前で見て観察して
危険性や世の摂理を学校以外で
学ぶ機会が減っている。
・火のおこし方を知らない
・スマホのないところでの
過ごし方がわからない
・カッターの使い方がわからない
・防災グッズの説明書が読めない
一緒に暮らす人が
教える暮らしの知恵。
それを教えられる機会がない。
そんな子たちが
災害で困難な状況になり
大人と引き離されたら
生きていけるのだろうか。
嫁氏は思う。
もっと家族と関わる時間が
必要なんじゃないかと。
スマホや便利なものは
今更なくすことはできない。
それに使い方によっては
いい効果がある。
でもそれだけに
頼ってはいけない。
いざという時
一人の力でも立ち上がれるよう
家族の関わりは今こそ必要だ。
MS家に子供はいないけど
2人とも知らないことを
お互い教え合っている。
できるだけ早く家に帰り
一緒にものを作って
植物を育てて
家や家具を直す
その関わりの中で
学んでいる。
日々暮らしの知恵を
共有すると生きる力も
高まる気がする。
それは実際に目で見てこそ
やってみてこそわかるものだ。
日本はこれからも災害に
見舞われるかもしれない。
防災クッズの用意や
避難経路の確認も
もちろん大事。
でも一緒に住む人との
関わりも大事にして欲しい。
だって住まう人一人一人がいてこそ
家づくりだと思います。