北欧ミッドセンチュリーの家づくり

家具コンシェルジュ嫁氏の暮らしインテリア話

MENU

地震や台風から考えた。暮らしの知恵は暮らしを共にする人から。

災害が続く

最近立て続けに災害が

起こったので家族会議。

f:id:mashley_slt:20180907005634j:plain

 

ポニ「もし電気がなくなったら」

ベア「地震が来たら」

ナウガJr「火事になったら」

f:id:mashley_slt:20180907005700j:plain

 

いろんなことを話しました。

 

そんな中でMS家なりの

今できることの結論。

 

やっぱり日頃から

家族で過ごすって

一番大事なことだ。 

f:id:mashley_slt:20180907005732j:plain

 

 

火おこしできる?

 MS家はオール電化の家。 

f:id:mashley_slt:20180907005855j:plain

深夜電力のメリット

もあるけれど↓

 

電気に頼りきった生活は

停止すると生活は困難に。

 

エコキュートのおかげで

数日間は水とお湯はいける。 

f:id:mashley_slt:20180907005923j:plain

 

でも電気がつかないのはもちろん

f:id:mashley_slt:20180907005944j:plain

 

IHも使えないし

 携帯やPCはもちろんダメ。

 

一応持ち物リストの中に

充電器はあるけど限界はある。

↓うちの持ち物リスト


 それからBBQグッズがあるので

炭で火起こしはできる。

f:id:mashley_slt:20180907010039j:plain

 

ベア「はいはい質問!

僕火おこしできないよ?

f:id:mashley_slt:20180907010106j:plain

 

ポニ「僕も!」 

f:id:mashley_slt:20180907010129j:plain

 

ナウガJr「僕も!

f:id:mashley_slt:20180907010155j:plain

 

そうか君たち知らないんだ…

 

ワクワク「教えていないと

知らないのは当然だね!」

f:id:mashley_slt:20180907010236j:plain

転び方?何それ美味しいの?

の使い方を知らず

無理矢理ねじ込んで先を折る(中学)

・和式便器の使い方を知らない(小学)

・技術家庭の時間説明書が読めず

作り方がわからない(中学)

・カッターの刃を出しすぎると

折れるということを知らず

何度もぼきぼきやる(高校)

・転び方を知らず手をつく

ことを知らない(小学)

・雑巾の絞り方を知らない(小学)

 

これらは全て嫁氏or ワクワクさんが

過去実際の教育現場で見たこと

または教育関係者に聞いたこと。

(今は転職して別の仕事です)

 

説明書?何それお(以下略

ベア「説明書がわからないって?

字が読めないとかじゃなく? 

f:id:mashley_slt:20180907010256j:plain

 

ワクワク

字は読めるんだけどね…

読めないんだ…

 

説明書を渡すとじっと眺める…

f:id:mashley_slt:20180907010329j:plain

 

でも

で?

って感じ…

 

説明書には図も書いてある…

それにワクワクさん動画で

説明までした…

 

なぜ説明書が大事か?

どうやって読むか?

 

だって説明書って

日常生活の中で大事でしょ?

 

電化製品だって使い方を

間違えれば危険!

f:id:mashley_slt:20180907010448j:plain

 

だから技術の時間を通して

説明書に目を通すことの

大事さを体感させたの!」

 

親分「なんで説明書の見方

わからないんだぞぉ?」 

f:id:mashley_slt:20180907010426j:plain

 

ワクワク「なぜならそれまで

誰も教えてくれなかったから…」

 

ポニ「当たり前って思ってたことも

今の子供達は知らない

ってことが多々ある気がする…」

 

世界は便利に満ちる

今の子ってさデジタル機器や

便利なものに恵まれてるよね。

 

トイレは勝手に開くし

f:id:mashley_slt:20180907010605j:plain

 

わからないことも

指で弾けば出てくる。

 

欲しいものがあれば

クリックすると

飛脚や黒猫のサンタさんが

届けてくれる。

 

デジタルな道具の影響力は

大きい。

 

ゲームを使えば楽しく

勉強することもできる。

 

嫁氏も英語の授業で

パワーポイントを

使ってたけど効果高い!

 

一方でそういうものに

慣れすぎている感もある。

 

例えば

文化祭の準備で緑の絵の具

足りなかった。

 

「しょうがない!

残った絵の具で作って」

というと

「緑って作れるんすか?」

f:id:mashley_slt:20180907010734j:plain

 

ベア「今は何でも調べられるから

google先生に聞けば?」 

f:id:mashley_slt:20180907010641j:plain

 

そもそも絵の具で他の色が

作れるっていう概念

頭の中になければ調べられないよ。 

 

説明書も絵の具も

できないと即人生アウト

なわけではない。

 

でも便利になった反面

暮らしの中の知恵を

知らない子が増えた気がする。

 

そういうボタンや機械に慣れた子が

ある日突然災害や危険にあったら

一人で対応できるのか。

f:id:mashley_slt:20180907010818j:plain

 

すごく心配だ。

 

スマホのない時代も生きた

嫁氏もワクワクさんも

今はPCやスマホに慣れ

便利な生活だ。

f:id:mashley_slt:20180907010848j:plain

でもそんなものがない

時代も経験した。

 

ワクワクさんは自然の中で

育ちおやつは庭の木の実。

f:id:mashley_slt:20180907010931j:plain

 

自然がどう成り立っているのか

どんな時に危険か

日々体で体感。

 

嫁氏の父は日曜大工好き。

ものが壊れたら自分で直す

姿をたくさん見てきた。

f:id:mashley_slt:20180907011031j:plain

 

シンナーはどんな時に使い

どんな風に危険か

油性の塗料と水性塗料は

どう使い分けるのか

 

実際に子供の時はしなかったけど

父の姿を見てなんとなくわかった。

 

子供は大人が思う以上に

周りをよく見ている。

f:id:mashley_slt:20180907011142j:plain

だから観察だけでも

たくさんのことを学ぶのだ。

 

教えてくれない…

でも今はどうだろう。

 

暇ができたら誰か相手してくれる

その相手は機械であることも多い。

 

大人が何かをするところを

実際目の前で見て観察して

危険性や世の摂理を学校以外で

学ぶ機会が減っている。 

f:id:mashley_slt:20180907012351j:plain

・火のおこし方を知らない

・スマホのないところでの

過ごし方がわからない

・カッターの使い方がわからない

・防災グッズの説明書が読めない

 

一緒に暮らす人が

教える暮らしの知恵。

 

それを教えられる機会がない。

 

そんな子たちが

災害で困難な状況になり

大人と引き離されたら

生きていけるのだろうか。

 

嫁氏は思う。

もっと家族と関わる時間が

必要なんじゃないかと。 

f:id:mashley_slt:20180907011235j:plain

 

スマホや便利なものは

今更なくすことはできない。

 

それに使い方によっては

いい効果がある。

 

でもそれだけに

頼ってはいけない。

 

いざという時

一人の力でも立ち上がれるよう

家族の関わりは今こそ必要だ。

f:id:mashley_slt:20180907011625j:plain

 

MS家に子供はいないけど

2人とも知らないことを

お互い教え合っている


 

できるだけ早く家に帰り

一緒にものを作って

植物を育てて

家や家具を直す

f:id:mashley_slt:20180907012122j:plain

その関わりの中で

学んでいる。

 

日々暮らしの知恵を

共有すると生きる力も

高まる気がする。

 

それは実際に目で見てこそ

やってみてこそわかるものだ。

f:id:mashley_slt:20180907011908j:plain

 

日本はこれからも災害に

見舞われるかもしれない。

 

防災クッズの用意や

避難経路の確認も

もちろん大事。

 

でも一緒に住む人との

関わりも大事にして欲しい。

f:id:mashley_slt:20180907012011j:plain

 

だって住まう人一人一人がいてこそ

家づくりだと思います。