MS家の書斎は別名漫画部屋。
ポニ「漫画がいっぱい」
少年漫画から少女漫画までいろいろ。
映画好きでもある嫁は
以前家具映画について書きました。
漫画にも家具が光る家具漫画が。
今日紹介するのは『ぼくらの』
椅子がいっぱい出てくる椅子漫画。
この漫画を読むと椅子の特徴や選び方が見えてくる。
『ぼくらの』は鬼頭莫宏先生による
SFロボット漫画。
少年少女が得体の知れないロボットと
地球を守るためパイロットになり
ドンパチしていく話。
(鬼頭莫宏『ぼくらの』第1巻より)
ただし普通の漫画と違うのが
メインキャストがどんどん
亡くなっていく…
ポニ「ええええ!!!??」
ロボットと戦うと
エネルギーを使い果たし
勝っても負けても
命が尽きる。
救いのない話。
でも極限状態の中で
命の意味や生き方について
考えさせられる漫画なんだよ。
例えばナカマちゃん。
お母さんが水商売をしていることを
恥ずかしいと思っている。
だからこそ自分はちゃんとしなきゃと
ルールを守って生活。
でもパイロットになったのをきっかけに
お母さんが堂々と生きてきたことを知り
変わっていくナカマちゃん。
(鬼頭莫宏『ぼくらの』第2巻 164ページより)
そして自らも堂々と戦って死んでいく。
出てくる子供達にはそれぞれ深いドラマがあり
その葛藤や悩みに時に共感する漫画だ。
出てくる子供達は個性的。
生き方にも戦い方にも
その個性が反映。
個性を象徴するのが椅子。
(鬼頭莫宏『ぼくらの』第1巻117-188ページより)
漫画の中で椅子は重要な役割で
戦う時の居場所となります。
椅子は全部バラバラで
彼らの生活を反映した個性的なもの。
(鬼頭莫宏『ぼくらの』第11巻216-217ページより)
ポニ「よく見るとバタフライさんいる!」
ベア「待って!ワイヤーチェアもある!」
(漫画のイラストは鬼頭莫宏『ぼくらの』より)
作者さん、たぶん椅子好きなんだろうね。
椅子は個性が出る家具。
机は天板と足でできているから
バリエーションは少ない。
↓テーブルの選び方
でも椅子は可能性無限大。
背もたれをつけるかつけないか
座面の形が直線か曲線か
脚の形はどんなのか
脚も背もたれもないフリーダムな椅子も…
個性が強い分使っている人の
イメージがこびりつく。
例えば以前ダイニングの椅子を
実験で並び替えた時。
「新鮮だけどイームズチェアの方が
mahelyさんっぽくてほっとする」
と仰っていただいた。
イームズのこだわりやユーモアといった
特徴が嫁氏っぽいのかも。
『ぼくらの』では
子供達が日常で使う椅子が
戦闘時は彼らと一体化。
そして戦いで亡くなると
椅子だけがポツンと残る…
この時悲しさはあるけれど
完全にいなくなった気がしない。
椅子が子供達自身だから
「命はつきたけどちゃんといたんだよ」
って生きてた証みたいなのを感じる。
ポニ「椅子は個性が強いからこそ
その人らしさが出てくるって読んで思ったよ」
MS家は椅子が好きで
椅子からコーディネートした家。
時々変人って見られるのは
自分でも自覚してる!
でも家具で個性が強いのが椅子だと考えると
インテリアの中心にするのはおかしいことでもない。
↓だから惹かれますという話
実際にデンマーク人は
初任給で最初に椅子を買うそう。
彼らには「家具=ずっと使うもの
っていうか引き継いでいくもの」
という認識がある。
ベア「長く共にするからこそ
自分らしいとびっきりの一脚をと考えるんすね」
個性が強いからこそ
その人の色があり
匂いがしみつく椅子。
椅子を選ぶ時は
寸法や座り心地だけでなく
「自分らしさ」も
大事なんじゃないかと思います。
↓具体的な椅子の選び方
イームズチェアがいくらデザインや
機能に優れていても
「その人らしさ」は
もっと大事。
「名は体を表す」ならぬ
「椅子は体を表す」んだと思います。
あなたの家の椅子は
あなた自身を象徴している
かもしれません。
(鬼頭莫宏『ぼくらの』第1巻122ページより)
ぜひ相棒として長く
可愛がってあげてください。
さてみなさんの家の椅子は
どんな椅子?
椅子いーっすね
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