昨日は関東方面で地震がございましたが
皆様大丈夫でしたでしょうか?
本日はMS家入居前内覧会に
お越しいただき誠にありがとうございます。
今回のご案内はお家の顔であるリビングダイニング。
リビングはすでにデイベッドGE258閣下のお話や
エクステンションテーブルことビヨーン
伯爵のお話である程度ご案内いたしました。
今回はこれら北欧ミッドセンチュリーな
リビングのこだわりポイントをご紹介。
インテリアで「北欧」や「ミッドセンチュリー」
というとどんなものをイメージされますか?
北欧家具といえば
デンマークやスウェーデン製の家具。
木製のシンプルな造形の椅子
チーク材で作られたヴィンテージ家具
機能的な家具
鮮やかなテキスタイル
(日本人デザイナーだけど北欧テイストミナペルホネン)
緻密な柄の焼き物
かようなイメージでございます。
一方「ミッドセンチュリー」は正確に言うと
「アメリカミッドセンチュリーモダン」。
長いのでバリバリミッドセンチュリー略してバリミと呼びます。
1950年代頃にデザインされた家具たち。
例えばイームズチェア。
イームズラウンジチェア
(香川の家具やさんにてくつろぐ夫氏)
チューリップチェア
(MS家仮住まい)
ボールクロック
このようにプラスチックや成形合板など
当時の新素材を使い、
シンプルで個性的な線が特徴でございます。
(MS家仮住まい)
実はこれらのインテリアは
国は違えど相性抜群!!
なぜなのでしょう?
それは
戦後のアメリカと北欧家具の発展
に関係があります。
バウハウスの関係者がヒトラーの迫害により
アメリカに亡命したことで
アメリカでバウハウスの考え方を広め、
それを学んだのがイームズさんたち。
↓これはバウハウスのお話でも書きました。
だからバリミ家具は人間工学に基づいて
設計され機能的であり、シンプル。
(MS家仮住まい)
でも戦時中の技術を応用して作られているから
合板とかプラスチックとか
家具としては斬新な材料が多い。
(MS家仮住まい)
さらに戦後は兵士たちが家庭に戻ってきたので
家具需要が爆発的に増加!
バリミの家具たちは大量消費の流れにのって
どんどん生まれていきます。
そんな流れの一方で
木製製品にも目を向ける流れが…
姉さん事件です!
北欧の若きデザイナーの椅子がいきなり
アメリカのインテリア雑誌の表紙に!
↓以前書いたウェグナーことマスターですね
アメリカでは新技術を使った家具が
作られるとともに木製家具にも注目!
戦争で金属など冷たいものに囲まれて過ごした
アメリカ人にとって木製家具は暖かく
魅力的にみえたのでしょう。
特に北欧は地理的に他の国から遠いので
北欧家具や雑貨は独特の進化を遂げました。
随所に自然のモチーフが見られデザインと
機能に関する独自の美意識を持っています。
(MS家仮住まい)
木製のよさを生かした
あたたかい家具たち。
よってどんどんデンマーク製の家具が
アメリカ市場に入ってきます。
だから日本語で「ミッドセンチュリー」と
検索するとカラフルな部屋かイカツイ部屋が出てくるのに
英語でMidcentury Modernと検索すると
チーク材家具にイームズたちをプラス
したような部屋のイメージがでてくるのです。
つまり、北欧とミッドセンチュリーは
もともと相性がいい!!
そんな北欧とミッドセンチュリーをミックスした
MS家のリビングを覗いてみましょう!
〜リビングダイニングのスペック〜
場所 一階南
広さ リビング+ダイニングで14畳
壁 珪藻土のグレー、天井ホワイト
窓 一箇所、テラス扉一箇所
床 オークの無垢材
照明 リビングはダウンライト+間接照明、ダイニングはsolar+タリアセン
ベースカラー グレー
アソートカラー イエロー、ブルー
イメージ 北欧×ミッドセンチュリーミュージアム
①開放感!
MS家のリビングダイニングは開放的。
一見広そうに見えますが、一般的な
一戸建てのお家より実はやや小さい。
リビングやダイニングが一続きでございますが
区切って単体でみると実は仮住まいと同じくらい。
(MS家仮住まい)
だから広く見せるためにいろんな工夫。
まずはテラス。
こちらは前にご紹介↓
全方位高い壁に囲まれているので
カーテンを一切付けずともお部屋の中で
だらしない格好でもオッケー!
夫氏早速お昼寝ですか!
気持ちいい日差しが入りますものね。
日差しがきつい時…
オーニングをウィーンと出すと…
日よけもできます。
それからキッチンのインナーウィンドゥ。
こちらも前にご紹介↓
ガラスにすることでキッチンの奥まで
広々と見渡すことができます。
さらにリビングの中の階段の手すりは
壁を立ち上げずアイアン調。
空間が透けて見えるので
圧迫感がございません。
最後に玄関のドアは透明ガラス。
MS家の他のドアは無垢の板ですが
こちらは透明ガラス付き。
リビングにとって開放感があると共に
玄関の明かり取りにもなり
お互いにWIN-WIN!!
②色使い
MS家の色へのこだわりは以前述べました↓
こちらのベースはグレーの珪藻土。
↓珪藻土と漆喰の違いはこちら
巾木やコンセントはインテリアの邪魔をしない白。
そして家具たちは基本的に青系と黄色系。
リビングの青のデイベッドと黄色のイームズさん。
バウハウスのポスター青。
市原淳のポスターは黄色。
↓黄色いポスターの中のチューリップチェアについて
↓イラストレーター市原淳さんについて
ロイヤルコペンハーゲンも青系。
ダイニングのイームズたちは青黄色ではありませんが
似ている色であえてバラバラの椅子。
ダイニングの椅子は揃えると統一感がでます。
でもMS家はあえてバラバラで置いて
個性的で楽しい雰囲気。
色は色調の違うものを置くとカラフルに。
(MS家仮住まい)
色調が似ているもの同士を置くと
バラバラな中にもしっくり感がでます。
ちなみに椅子の位置はいろいろ考えて最初の構想を変更!
椅子の配置変えを行いました。
リビングダイニングはMS家にとって
リラックスしつつも楽しい場所。
だから色を限定しつつ明るい青×黄色で
自分たちらしさをコーディネート。
③照明
MS家にとって照明は超重要!
基本的に間接照明とペンダントで生活いたします。
前に実験したように照明は人の気分に大きな影響を与える!↓
リビングダイニングはMS家にとって
リラックスする場所なので暗めの落ち着いた雰囲気に。
リビングには電球色のダウンライト。
サイドボードの上に間接照明。
これは天井を箱みたいにして直接光が
目に入らないようにしております。
暗いの好きなMS家は本を読む時以外は
ダウンライトを使わず生活するでしょう。
ダイニングはカストホルム&ファブリシャスのデンマーク照明Solar。
↓わりと大きいです。
ヤマギワの中古で夫氏とリペア。
そしてここにはタリアセンが!!!
ない…
受注生産のため4/10以降だそうです…
寝室にはすぐについたのに…
↓タリアセンについてはこちら
こちらは4/10以降をお楽しみに!
開放感あり北欧とミッドセンチュリーが
仲良くワイワイするリビングダイニング。
お楽しみいただけたでしょうか?
入居後内覧会ではボールクロックやポスターを壁にかけ、タリアセンを点灯いたします!
それまであと数回の入居前内覧会で
お楽しみください!