2月も後半に差し掛かり、この時期は
アカデミー賞が楽しみになる嫁氏参上!
2018 Oscars | Oscars.org | Academy of Motion Picture Arts and Sciences
昨年は嫁氏2017年のベスト映画に入る『ラ・ラ・ランド』
が最多ノミネート!最多受賞!
嫁氏は家具オタクでもあり、映画オタクでもある!
映画ブログもたくさん拝読していて
おすすめはid:konma08さんのブログ!
映画の面白さだけでなく、お子さんとの日々の暮らし
を通じて映画を語っていらっしゃる!
ぜひアクセス!
ちなみに当ブログは過去に家具とインテリアの、
人がドン引きするような濃い記事をいくつか書いた…
(でもインテリアオタク=映画オタク説ってあながち間違いじゃないと思う!)
だから、好きな映画について語れ!
と言われたら「演技」「脚本」「照明」
あらゆる観点で語りたい!
でも、ここは家づくりブログ!
インテリアの話をしようじゃないか!
今回は『ラ・ラ・ランド』に
学ぶカラーコーディネートのお話!
『ラ・ラ・ランド』がどんなお話かは
google先生にお任せ☆OK,google!で聞いてみてね♪
簡単に言うと、恋愛ものというより
「好きなことをするために他をどれだけ犠牲にできるか」
という話だと嫁氏は受け取っている!
監督はジャズ映画『セッション』の
デイミアン・チャゼル!
このお兄さんは嫁と同じ33才!
32才でオスカー監督賞!
チャゼル兄さんの何がすごいって
カラーコーディネートの達人!!
前回の「私の家具映画」記事で
よい家具映画とは
「さりげなく使われた家具が
映画の中で効果的に使われてた映画」
と定義したが、
(シャイニングパロディ)
兄さんの映画では
「さりげなく使われた色が
映画の中でなくてはならない存在になっている」
と言える!
特にこの『ラ・ラ・ランド』では
色が人物の気持ちや変化を
反映している!!!
そこでこの映画で色が持つ力を学び、
インテリアの参考にする!
①心情と共に変化する色
この映画では主人公の服にはっきりした
変化が見られる。
エマ・ストーン演じるミアは女優の卵で
冒頭からいろんな色の服をきている。
カラフルで明るい、はっきりとわかりやすいオープンな性格が伝わってくる。
しかし後半にいくにつれ、だんだんと色が落ち着き
最後には黒のブラックドレスに。
心を閉ざし、彼女の気持ちが見えなくなる。
ミアの色が夢いっぱいのカラフルが
落ち着いていくのと対照的に
白黒だったセバスチャンにはカラーが入っていく。
家づくりの色使いについては
以前「自分なりのルールをつくる」
のをおすすめしたが、
色のもつそれぞれのイメージも大切。
赤や黄色などの暖色は「興奮色」。
気持ちを高ぶらせる色。
一方の青や緑などの寒色は「鎮静色」
気持ちを落ち着かせてくれる。
MS家の嫁氏漫画部屋は差し色に
赤やオレンジなどを使う。
ここは嫁氏の好きなものでいっぱい!
興奮して大いに結構!
一方、バスルームと洗面所はモノトーン。
バスルームで興奮しても
仕方ないからだ。
それにガラス張りで
スケスケだから
トイレぐらい落ち着いて使いたい。
映画が観客へ無言のメッセージを送るように
お部屋の色は人の心理に大きな影響を与える!
②色に意味をもたせる
この映画では①の色効果とは別に
特定の色が映画独自の意味を持っている。
例えば、グリーン。
グリーンはミアのテーマカラー。
映画で二人の気持ちが盛り上がるとき、
グリーンのドレスをきている。
それからセバスチャンの家で
気持ちが通じ合う時も部屋が緑色に。
これはミアの色に染まるという意味だろう。
それから 赤。
この映画では「現実」を表しているようだ。
セバスチャンが不本意ながらも
生活のためにパーティで演奏する時の衣装は赤。
ミアがオーディションを受けても
一向に役をもらえないときの衣装は赤。
インテリアでも、色の効果とは別に
自分なりの色へのそれぞれのイメージがある。
嫁氏は黄色と青の組み合わせを見ると、
なぜかワクワクする。
夫氏も好きな組み合わせだ。
(脅して決めたわけではない!)
だから一番過ごす時間が多いリビングは
青×黄色×グレーなのだ。
MS家は常に家でワクワクしたいのだ。
部屋ごとに自分の色のイメージテーマを
決めてコーディネートするのも楽しい!
③トーンを合わせる
バラバラな色でもトーンを合わせると感じが変わる!
前に照明の話で書いたように、
明るさが変わるだけで全く印象は変わるのだ!
例えば前半パーティの準備のシーン。
嫁氏が大好きな曲(たまに踊る)。
これは彩度(鮮やかさ)の強い赤黄青緑
が使われ、実に楽しそう!
もちろん、①や②で述べたように色には
赤は気分を上げ、青は落ち着きなど
それぞれのイメージがある。
でも、いろいろな色が合わさると
カラフルで明るいイメージができあがる!
ただ、それは彩度の高い色で
でコーディネートした場合だ。
チャゼル兄さんのすごいところは色使いだけでなく
トーンまで計算しているところだ。
例えば、前半のミアの黄色いワンピース。
パーティでは明るい日の光の元
黄色いドレスも鮮やかさを増している。
セバスチャンは気乗りしない演奏で
真っ赤なシャツに真っ黄色のパンツ。
二人並ぶとトーンがバラバラ。
ところが、パーティを抜け出して
美しい夕焼けの中でダンスするシーンで変わる!
ミアのドレスは外の暗がりのせいで
トーンが落ち、画面が一つの絵としてマッチ!
同じトーンに染まった二人の距離が
近づいているように感じる。
この映画のすごさは多くをセットでなく
ロケで撮っているところだ。
夜や昼の日の当たり具合は自然のもの、
歌は実際に現場で歌いながら演技!
冒頭のこのシーンも
LAのハイウェイを
実際に封鎖して撮るという神業!
上で述べたダンスシーンは「マジックアワー」に撮影。
1日のうち日没後数十分しか存在しない貴重な時間だ。
それをセットでなく、日の当たり方、LAの景色、
役者の演技、配色全てを計算して2日間で撮った兄さん!
やっぱり天才である!
インテリアでもトーンは重要だ。
同じような赤や青や緑でも
ヴィンテージのイームズチェアは
ファイバーでやや白みがかっているのでやや薄い。
どこか懐かしいようなほっとするような感じ。
一方、ミニチュアたちは鮮やかさが
強いので途端ににぎやかな印象に。
家づくりや部屋作りの際は
同じ色でも鮮やかさや明るさで
全く印象が異なる!
最近はモノトーンや単色のインテリアが
流行っているが、色を使うのも楽しい。
映画にはストーリーがあるので、よい家具映画を見ると
色による表現方法や与える影響が見えてくる!
素敵な家具映画に出会って、
お家作りやお部屋作りをエンジョイ!
↓今日はいつも以上にオタクなブログですが
楽しんでいただけたらクリックお願いします♪
トラコミュやってます↓
明るさや色を考えて好きな色で家を彩ろう!
家づくり
部屋の目的に合わせて色を選ぶのも大事!
他の人の色使いも参考に♪
〜昨日のはてぶコメント返信〜
みなさん全員に返信したいのですが、
有難いことにコメントをたくさんいただいので、
いくつかピックアップして返信します☆
はてぶ、はてぶコメント、スターをくださったみなさんありがとう♪
>id:papayapapaさん 断捨利のアドバイスありがとうございました!
嫁は「こうあるべし!」でなく、自分の使いやすいように作る空間が
最適だと思います。それがマキシマリストであれ、ミニマリストであれ。
>id:ushu5213さん ドウォーモ好きですか?!
周りを一周ぐるっとするとどこもかしこもこまかーい装飾でしたよ!
嫁氏を褒めても椅子は渡せませんが、ブログにスターのをお届けすることは
できますよ!!!
>id:sumino72さん 日本の昔の風景は統一され、美しさがあります。
今は残念ながら家と家の間にカラオケボックスがあったり、
素敵な昭和の喫茶店の前に「◯◯整形外科」と黄色でデカデカと書かれた
看板があったりとだいぶごちゃごちゃしているように感じます。
その点はEUなどは国によっては看板や建物の規制があって
街並みが統一されているように思いました。
>id:sakky_mileさん 同意です。海外旅行は好奇心を満たしてくれますが、
帰ってきたときのあの安堵感はものすごいです。
イタリアもフランスも主要駅の周辺は治安が悪いように
感じました。
インスタグラム↓
Room Clip↓