嫁氏はカメラが好きです。
家の中の写真や海外旅行での写真が
たくさん溜まってきたので整理。
モンサンミッシェル懐かしい。
↓旅の様子
これはイタリア。
素晴らしい国だけど怖い旅行だったな…
日本は今移民受け入れを拡大しようとしている。
だけどイタリア旅行をしてから
安易な判断はどうだろうと思った話。
何年も前友達とイタリアへ。
ヨーロッパをバックパッカーで周遊。
訪れたのはミラノ
ローマ
ヴェネツィア
一番楽しかったのはヴェネツィア。
建物も面白くて職人さんがたくさん。
ミラノ・ローマももちろん堪能したよ。
ミラノではドゥオーモの装飾に驚愕。
幸せを招くというガッレリアの牡牛を踏み踏み。
「最後の晩餐」は人がすごすぎてあまり記憶にない…
ローマでは
トレビの泉でコインを投げ(るふり)
真実の口に噛まれ
(お兄さんに撮っていい?って聞いたらこんなポーズを)
コロッセオでは歴史を感じた。
周辺では大道芸人のショーを楽しむ。
(本当に浮いてた!!)
途中バチカン市国にも寄ったけど
教皇さんがきてるらしく中には入れず…
数日間の滞在だから有名どころだけ訪問。
だけどどこを歩いても歴史を感じた。
食べ物は安くて美味しい。
スーパーで買うとお腹いっぱい食べれる。
特にその前にいたドイツやフランスでは
物価高くてドリトスでしのいでたから…
ハムとチーズを大量に買い込み
これでもかってくらい食べた。
ピザこれで300円くらい!
おきまりのジェラートも!
買い物はしなかったけど
ミラノは世界的な家具の見本市が開かれる場所。
↓ミラノサローネについて
雑貨やインテリア見るのも楽しい。
無印もあった。
楽しかったけど
同時に怖いこともあった…
今から書くのはあくまで個人的な体験。
事前に治安の悪さは覚悟はしてた。
コロッセオでは写真を無理やり一緒に撮ろうとし
あとで高額を要求してくる人がいるなど聞いてた。
(海外の観光地でコスプレした人には注意しよう!)
それでも色々あった。
①3世代スリに合う
ドイツからミラノへ電車へ移動し中央駅へ到着。
意気揚々と改札に向かって歩いていると
背中を押される気配…
振り向くと超至近距離に
中東系の50代の女性
20代ぐらいの女性
0才くらいの乳児…
え?と思ってカバンを見ると
チャックが空いている!!!
やばい!と思ってあとずされると
ものすごい形相で睨みつけて
猛ダッシュしていった!
幸い財布とバスポートは服の中で
無事だったものの怖いというより
辛くなった…
顔がそっくりだっから
多分親子だろう…
翌朝ホテルでの朝食時。
オーナーのおっちゃんと
話している時とこの話題に。
おっちゃんはこう言っていた。
「移民の中には仕事がなく生きるため
スリの仕方を小さい頃から
教えるやつもいるんだよ…」
乳幼児は幾ら何でも早すぎだろ
と思ったが預ける先もないし「仕事」
に連れて行くしかないのだろう。
②どこどこスリに遭う
ローマのフォロ・ロマーノ。
ここは古代にタイムスリップしたような場所。
木々も美しかった。
そんな光景に和んでいると
後ろから中欧系のばあちゃんに
英語で話しかけられる。
ばば「道を聞きたいんだけど…」
(嫁氏どうみても観光客だよ…)
「ごめんばあちゃん。ここ初めて…」
ばば「あらそう。じゃあね」
会話中ばあちゃんの目は
嫁氏のスーツケース
に向けられていた…
すぐにカバンを見たら
チャックが空いていた…
③駅で追っかけられる
ヴェネツィアからローマへ移動し
ローマ最大のテルミニ駅に到着。
電車を間違えて着いたのは夜…
駅内は人がたくさんいたものの
外は薄暗く浮浪する方もいっぱい…
ホテルは駅から5分のところ。
仕方なくダッシュすると
黒人系のにいちゃん数名が
追っかけてついてくる!
数百メートル本気で走ると
相手はあっさり諦め仲間と笑ってた…
そんなこんなでローマとミラノ滞在中は
全く落ち着かず24時間緊張状態…
休みなく『サイレントヒル』をやってる気分だ…
同行した友達とのイタリアでの会話は
もっぱら移民問題だった…
イタリアでは移民がどんどん増えている。
3年間だけで50万人流入。
EUの中では海に面しているため
地理的にも入りやすい。
「郷に入れば郷に従え」
お世話になる国で平和に過ごせればいいけど
「貧困」がそうさせない…
上に書いたホテルのおじさんの話では
国は移民のための施設を用意したがキャパオーバー。
溢れた人たちは十分な食や職にありつけず
犯罪に走るのだという。
スウェーデンでも同様の理由で
スラム街ができている。
嫁氏は移民の受け入れそのものには
いいとも悪いとも言えない。
そして移民の犯罪率が増えるのは
移民そのものや民族や宗教が悪いのでなく
貧困がそうさせると考えている。
ただ移民の受け入れ体制を
十分整えないうちに
受け入れるのは反対だ。
日本の人口は減っていて
税収が減り国自体の存続が心配だ
というのはわかる。
だけどイタリアの短い滞在で
少しだけその現状を覗いて思った。
安易に受け入れるのは
ちょっとどうでしょうか?
それよりもまずは日本に実際住む人が
命を絶つことなく健康に仕事をして
毎日を送るのが先では?
だって働きすぎて自ら命を絶つ人がいる
働きすぎて亡くなる人が増える
KAROSHIという言葉が
英語辞書に載ったのは非常に恥ずかしい。
今後移民を受け入れるとしても
きた人たちを受け入れる土壌を
作らないとその人たちも貧困になり
今住む人も不安の中で暮らすことになる。
どうか住まう人みんなが安全に
幸せに暮らしていけますように。
イタリアを思い出してそんなことを考えました。
怖い思いをしたけれど機会があれば
また行きたいのもイタリア。
嫁氏が経験したのはほんの一部だからだ。
歴史に文化に食べ物。
イタリアは魅力も多い。
それに旅行は楽しいことばかりじゃない。
いいことも悪いことも含めて
自分の価値観を揺さぶる経験。
(さすがに渡航禁止区域には絶対行かないけど)
普段の暮らしで経験できないこととの
出会いに魅力があるのだと思う。