最近ショックなことが…
大事な菜箸が割れました…
ステンレスが気に入って長年大事にしていたのに
落とした。
MS家は捨てない暮らし。
捨てずに直す!
夫氏「まだ誓いを破っていないのだね!もう挫折するのかと…」
当たり前田前田!有言実行!
うーむ、家具と違って木製じゃないから
直すのが難しいがまあよかろう…
まだ使える!
夫氏「うちは捨てない暮らし宣言したけど
いらない書類とかは捨てるよね?」
そりゃね!そういうのはしょうがない!
でもまだ使えそうなもの徹底的に使って
ものを大事にする運動は続けるよ!
ネットの記事とか参考にして
引っ越しの準備もボチボチやらなきゃだしね!
ただね、最近ちょっと残念に思うことがあるのだよ…
夫氏「なんだい?」
「捨てる」の言葉が一人歩きして
捨てることそのものが目的になっていないかなって…
というわけで今回は
最近の「物を捨てる流れ」について考えてみる!
なおこの記事は捨てることそのものを
否定する気は毛頭ありません。
ただ、最近の断捨利の流れについて
ちょっと違和感があるのです。
最近「断捨○」と調べると
「私は◯◯という方法で捨てました!」
「今日はこれ捨てました」
何だか「捨てること」そのものが
「目標」になっている気が…
特に家具の処分…
「大物家具処分しました!
余計なものがなくなってすっきり!」
家具好きとして
辛いセリフです…
さらに辛いのが
「古いテーブル嫌いだから処分!
早く新しいの買いたい!」
…なんのために捨てるの…?
いや、わかるんですよ!
ごちゃごちゃしたものを片付けるとスッキリする!
それに処分の仕方もいろいろあって、
粗大ゴミに出すんじゃなくて
リサイクルショップに売るエコな方法もある!
夫氏「MS家の家具たちも
リサイクルショップからきた子たちが
ほとんどだよね」
それに前にも書いたように
体に合わない椅子やソファは健康を害するので
使い続けるのはお勧めしません。
でも、最近は行き過ぎて「捨てる」そのものが「目的」
になっているような気がしてならない。
捨てることってそもそも
「手段」だと思うんだ。
「快適に暮らしたい」
「ごちゃごちゃな部屋は暮らしにくい」
そういう「問題」を改善する「目的」が
先にありそのための方法の一つ!
だから捨てることを上手にされていらっしゃる方を見ると
お部屋は美しいし落ち着いた暮らしのように見える。
夫氏「捨てることが手段であるならば方法として素晴らしいよね」
同意!
でも目的化するのはどうなんだろう?
これは一人当たりのゴミの焼却料。
日本は「街の道端にゴミをあまり見かけない国」だと言われることがあるよ。
嫁氏もヨーロッパやアメリカの国々を旅して
美しい街並みなのにゴミが散乱している場面を何度も目にしてきた…
夫氏「どちらかというと綺麗好きな国民性な気がする」
でも、その裏側が
「ゴミをガンガン捨てているから街中にゴミはない」
だとしたらそれはどうなんでしょう?
ノーベル賞を受賞した田中耕一さんが大事にした
日本独自の言葉「勿体ない」
食べるとき材料や作る人に感謝する
「いただきます」
食べた後も感謝を述べる
「ごちそうさま」
そんなものを大事にする国だったはずなのに…
捨てることは
「快適に暮らす目的のための手段」
としては有効。
でもそれはあくまで手段。
プロの方、お願いです。
捨てることをを目的化するような記事には
気をつけてください。
お部屋やインテリアに悩まれている方
言葉に惑わされて「うちも!」なんて
思わなくていいんです。
流行についていくことだけが
大事なことではありません。
あなたにはあなたの生活スタイルがある。
そして家具の愛の伝道師よりお願いです!
一度断捨利をされた方は
次に何か購入の際は
「新しい子はずっと使えるものか」
を考えてあげてください。
もちろん、お子さんの成長に合わせて仕方なく買い直さないといけない場合もあります!
だけど「気に入らないから」と安易に捨てられるのはかわいそうなんです…
じゃないと新しい子もいずれは断捨離対象…
断捨利の負のスパイラル突入ですよ!
もちろん断捨利の際は思い切りも必要!
でも断捨利されるその子たちは
デザイナーや職人の思いが詰まったものかもしれません…
そのこともたまに思い出してあげてください…
脱断捨利を実行していくのであります!!!
ものはできるだけ増やさない!
考えなしに買わない(ミニチュアは別)!
そして捨てない!
だってうちの子たちはみんなかわいいんです!