靴下に穴が空きました…
恥ずかしいです…
ベアブリック、そんなにじっと見ないで!!
昔は穴が開いたら
すぐ捨ててました。
ウチの靴下は
「クローゼットの中身統一運動」で
ほぼ無印。
片っぽ捨てても
どれ履いても揃う
と思っていました。
でも今は「脱断捨利の誓い」を立てた身!
直せるものは直して
長く使います!
夫氏「あれってブログのネタ
じゃなかったんだ!」
当たり前田前田!
ちょっとイビツになったけど
これでまたしばらく履けますよ。
「モノを大事にしよう」運動
を推進する当ブログ。
でもいくら大事に思っても
実際に使える状態にしておく
って難しいと感じます。
今回は「モノを長く使う」こと
を考えるお話。
次の数字は何を表すでしょう?
140
100
80
30
①手作りするときに
お菓子ごとに最適なオーブンの温度
(単位:度)
②国別お家の寿命(単位:年)
③毎週末の嫁の財布の中身(単位:円)
夫氏「わかった③」
ハズレだ!失敬な!
答えは②!
これは各国のだいたいの
住宅平均寿命の年数。
上から
イギリス
アメリカ
フランス
日本。
引っ張ってくるデータによって
誤差はありますが
とか見るとこのぐらい。
そう、日本の新築戸建の
平均寿命は約30年!
イギリスの1/4以下!
一体なぜ?
注意してほしいのが
この平均寿命というのは
「建物の代替周期」であるということ。
つまり、木造住宅そのものが
30年でダメになるわけじゃない!
住めなくなるわけじゃない!
だって、世界最古の木造建築「法隆寺」は
670年に建て替えの記録があったものの
それ以降は未だにメンテナンスしながら
ピンピンしてるよ!
じゃあ、なんで日本の家は
長生きできないのでしょうか?
嫁氏はちょっと考えみた
(あくまで個人の見方です
他にも災害のことなど考えると
たーくさんあります)。
そして住宅会社や日本社会そのものだけど
批判したいのでもありません。
①戦争
日本の家の多くは戦後に
建てられています。
これは都市部への攻撃などで
たくさんの家が焼けてしまったから。
終戦直後は
「とりあえず住めればいい」
のほったて小屋が
作られては壊すが繰り返されました。
だから寿命が短いのには
いたしかたない面もあります。
②定着化した30年サイクル
戦後からしばらくして
みんなはほったて小屋じゃなくて
そこそこの家が欲しくなりました。
みんなが買える値段で家を提供するには
耐久性は多少犠牲にするしかなかったのです。
ただ、日本が発展してからもしばらく
住宅会社はコスト重視の家を作り
30年経ったら建て替えをするのが
当たり前となりました。
こうして「30年サイクル」
としてしばらく定着してしまいました。
③社会の枠組み
でもそれではまずいと
みんなも業者も政府も思いました。
そこで「いいものを作って長く住む」ために
住宅会社も頑張り、家の構造の技術が進歩し
社会でも「長期優良住宅」
という制度ができました。
簡単に言うと
「長く住むための基準を
クリアしてくれたら優遇してあげるよ」
っていうものです。
税金とか補助金の面でおいしいことがあります。
みんなが家を長く大切にしようとする
流れを作ること自体はよいことです。
でも「長期優良住宅」で検索すると出てくるのは
「長期優良住宅に
申請して損をしないように!」
「デメリットは申請に
コストがかかること!」
などお金のことばかり…
もちろん、うちみたいな昼飯は塩ご飯の家には
補助や税金の優遇があるとありがたいです。
居心地いい暮らしのために
ある程度のお金って大事です。
ただ、そもそも「家を長く大事にに住む」って
コストカットのためだけじゃないはず。
これって、社会の意識自体が
まだまだ「スクラップアンドビルド」をやめよう
ってことにはなっていない表れでないかな
と思うのです。
④みんなの価値観
「新発売!」
「最新型冷蔵庫」
コンビニや家電量販店に行くと
赤字でデカデカとそんな言葉のオンパレード。
嫁氏もスーパーで珍しいチロルチョコを
見ると小躍りします。
もちろん、買えないから見るだけですが…
白イチゴ…
でも、こんなに新商品が
早いサイクルで回る国はなかなかありません。
よく言えば好奇心旺盛。
そのおかげで成長期の日本は大きくなった一面があります。
悪く言えば、飽きやすい。
そのおかげで日本ではゴミが増えています。
一体いつからこうなったのかはわかりません。
昨今はその傾向が強い気がします。
でも思うんです。
そんなに世界の最先端を
行くことが大事なのかな?
その先には家族や使う人の
幸せがあるのかな?
買った「新商品」が
新商品じゃなくなったら
もう興味はなくなってしまうのかな?
一方でゴミは増え続けます。
コストだけ重視のものをどんどん製造し
買い手はそれに飛びつき、古いオワコンは捨てる…
イームズ の椅子も
ミッドセンチュリーブームのときや
ヴィンテージが見直されつつある今は
価値が評価されていますが
40年ぐらい前は道端に捨てられていたそうです…
「日本で生活道具は買うな。
街を歩けば、物はいくらでも落ちているから」
最近読んだ本にそう書いてありました。
この本は賛否両論あって
ちょっと過激な発言ではありますが
否定できないのも確かです。悔しい…
「MOTTAINAI」の精神は
消えてしまったのでしょうか。
⑤社会の価値観
日本では家の価値は築年数で評価されます。
20年経った家は評価さえつけるに
値しないそうです。
そこで、20年たった持ち家は
売るよりリフォームしようとなるわけです。
あるリフォーム会社にお客さんがきました。
「壁紙が剥がれてきたし
お風呂も隙間風がひどくてね。
リフォームしようと思うんだけど。
塗装が剥がれてるし。」
「お客様、当社でリフォームする場合は
1000万です。
でももう500万出していただけたら
建て替えも選択いただけますよ。」
そりゃ建て替えちゃいますよね。
嫁氏でもそうする!
リフォームの理由は
耐震工事、家族形態の変化、
震災によるもの…
いろいろあると思いますが
古くなった家はどうせだったらと
建て替えちゃうケースが多いと聞きました。
もし、古い家でも
「この家は手入れされているからこそ
価値がある」
と評価されていれば
建て替えるでしょうか?
便利ってなんでしょう?
必要ってなんでしょう?
居心地いい暮らしって何でしょうか?
リペアやメンテナンスすれば
使えるモノが周りにはありませんか?
住まう人も住宅会社さんもお国も
「モノを大切にしよう」と変わりつつあります。
実際に「100年生きる家」も出てきています。
でも、まだまだ日本では
「家づくり」といえば「新築」なのが現状です。
新築や新しいモノがいけないというのでなく
(こんな書いてるうちも新築ですから)
どちらも尊重できるバランスが大切だと思います。
もっと、古いもの、誰かが使ったものに
価値を見出せる社会へになっていけば
家もモノも長生きできるのではと思うのです。
夫氏「嫁氏よ
こんなことを書いて
おきながら
うちは新築だよ…
矛盾していないかい?」
それにはちゃんと理由があるんだ!
でもそろそろ3000字
超えたからそのお話はまた次回…
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