ベア「お茶こぼしちゃった!ヤバイ!
姐さんにブチギレられる!」
ポニ「あーあ、やっちゃったなぁ。
嫁氏はズボラだけど家具命だからね」
え?嫁氏は別に怒ってないよ。
お茶くらい全然大丈夫!
ナウガJr「でも無垢のオイル塗装って
水分は敵なんでしょ?」
そうだけどMS家は
あることをしてるから
ある程度は大丈夫!
今回は
北欧家具好き!
無垢の家具好き!
オイル塗装大好物!
でも子供が小さいから無理かな
汚れが怖いからあきらめようか
など悩む方へ可能性が見えてくるお話。
G-Planのサイドボード
無垢の床
無垢の扉
ダイニングテーブルは
チーク材のヴィンテージ。
家を建てる前から決めていた
カイクリスチャンセンの
エクステンションテーブル。
ビヨーン伯爵と呼んで可愛がり
このブログでもプチ人気。
特に好きなのが
オイルフィニッシュ。
木の温かみや質感を
そのまま感じられるやり方。
北欧家具の仕上げは
ソープフィニッシュとかもあるけど
ヴィンテージはオイルが多い。
オイル塗装ってなあに?
という方はこちらを
オイルとワックスって何が違うの?
という方はこちらを
よく比較される
ウレタン塗装は樹脂系。
ナウガJr「 表面に膜をつくり
水分や汚れを弾くように守るよ」
ただしテカテカするので
木のあたたかみは
減っちゃいます。
最近は技術の発達で
そのテカテカ具合も
減ってはきましたが。
あったかくて木を感じるオイル塗装だけど
扱いに注意が必要。
ポニ「木は材料となっても呼吸するので
乾燥すると縮み水分を含むと膨張するよ」
テカテカなウレタン塗装なら
表面を保護するので心配はなし
※ただ、ウレタンも時間が経つと剥がれるため
その場合は業者さんにやってもらう必要あり。
でもオイル塗装の場合浸透系なので
水分を含みすぎると膨張したり
輪ジミができたりする場合あり。
だからMS家はマットやトレーを使用。
ただ、これは念のため対策であり
実はこれナシでも大丈夫!
オイルでお手入れしたあと
あるものを使っているため。
これを使うと
北欧家具いいな
でも子供が小さくて汚すから
なんて方にも
可能性があるかも。
使うのはこれ。
床材のリンレイ。
本来はクッションフロアや
ビニルの床用のワックス。
傷防止
艶出し
ホコリ防止
の効果あり。
MS家はこれを
・北欧家具のリペア後の仕上げ
・オイル塗装家具の天板保護
としても使用中。
ではオイル塗装の家具に
使うメリットは?
①手に入れやすい
②質感そのままに表面保護
リンレイはどこでも買える。
ホームセンターにもあるし
ドラッグストアで見たこともある。
ベア「でも樹脂系なんでしょ?
ウレタン塗装と一緒じゃないの?
テカテカするんじゃ…」
ウレタン塗装は
工場で職人さんがやるもの。
技術や機械が必要で
素人には難しい。
でもリンレイは家庭用。
ということは樹脂系と言っても
ウレタンほど膜は強すぎない。
例えばこのテーブルは
リンレイ塗ってるけど
オイル感バッチリでしょ。
もちろん塗り方や塗る家具によって
多少質感が変わる。
リンレイはよく使うから前に書いたら
コメントやお問い合わせから
「やってみたよ」というお声を頂いた。
感想をくださった方は北欧家具の
テーブルでオイル感の良さが
残ったということだった。
ただし!
リンレイには塗り方に
ちょっとしたコツがある。
そのことも度々ご質問頂いているので
今回はMS家のビヨーン伯爵で実演してみるよ。
じゃあ使いながらポイントを見ていこう。
使う道具は
・リンレイ
・ウェス(着ない服の切れ端など)
・トレイ
事前に乾拭きして
オイル塗装が必要ならそれも
済ませておこう。
①液だれ注意
リンレイはサラっとした液体。
だからこそ注ぐときこぼれやすい!
速乾なので溢れると即乾いて
固まってしまう…
だから注ぐときこぼれないように
下にトレーを敷くこと。
ウェスにはこんな感じで
垂れないくらいに
しっかり染み込ませる。
②素早く
本当に乾くのが早い!
塗った直後から固まり始める。
だから素早く塗っていこう。
塗るときは指と指をくっつけて
ムラができにくい手の形で。
③満遍なく、重ねない
リンレイは表面に薄っすら幕をはる。
つまり綺麗に塗らないと
天板に線ができて目立つ。
塗るときはまず
木目に沿って塗ること。
そして出来るだけ重ならないよう
1つの区間を塗ってターンするときは
一度端っこまでを塗りきってから
次の区間をスタートすること。
④半年ごとに塗る
リンレイはパッケージにもあるように
耐久が半年。
水がこぼれたり擦ったりが
頻繁だと塗ったものは剥がれる。
家具によって剥がれやすさは違うけど
だいたい半年を目安に塗るのがオススメ。
ちなみに使用後ウエスはすぐに
水につけること。速乾だから。
塗った直後はこんな風に
多少テカっているけど
しばらくしてくると
馴染んでこんな感じ。
ある程度水や汚れを防ぐけど
あくまで家庭用で薄い膜だから
オイル塗装の良さが残る。
今回のリンレイを使った方法は
「これで何しても絶対OK!」
というものではありません。
あくまで保護であり防止。
いくらリンレイ塗っても
水がこぼれて長時間放置すれば
木が変形する可能性は充分あり。
そもそもどんな家具も全くお手入れせずに
綺麗に保つというのは無理な話。
木は特に自然のものですからね。
ただリンレイすることで
オイル塗装の家具を使う
ハードルはグッと下がり
インテリアの幅が広がる。
しかも元々の質感を
ある程度残しながら。
オイル塗装いいなって思うけど心配
オイル塗装の家具持ってるけど
今まで恐る恐る使っていた
そんな方はよかったらお試しを。
オイル塗装の家具を
気軽に楽しめるようになるかも。
もし使い方塗り方に不安があれば
お問い合わせやコメントからどうぞ。
MS家はみなさんがインテリアを
もっと楽しめるよう応援しています。
ベア「リンレイ塗ったから
水ガンガンこぼすぞー!」
そういうことじゃないから!
ベアくん話聞いてた?!