ナウガ親分「Netflixで
終わっちゃったゾォ…」
ワクワクさん「ワクワクさんの
楽しみが終わっちゃった…」
じゃあ別の
「ハウス・オブ・カード」で
楽しい気分になろう!
大人も子供も楽しみながら
暮らしが好きになるカードなんだ。
あるところに
チャールズとレイという
二人がいました。
チャールズは建築家であり
デザイナー。
レイはアーティストで
パターンを作っていました。
二人はインテリアの
世界で有名な人物。
Charles and Ray Eames - Wikipedia
家具や家に使われる
成型合板(プライウッド)
戦時中の添え木や担架に
プライウッドを使い
さらにそれを椅子に応用。
それに触発されたのが
遠い北の地に住むヤコブっち。
ヤコブっちは背中とお尻が
一体型の成型合板の椅子
アントチェアを生み出しました。
20世紀のデザイン開拓者として影響力を持つ
二人は建物や家具を生み出しながら
ある願いを持っていました。
一般の人にもいいものを
買える値段で提供したい。
そこで当時の新素材FRPを使って
背中とお尻が一体型の椅子を作りました。
シェルチェアです。
新素材の椅子はそれまでと比べ
一般の人に買いやすく
しかも丈夫でした。
その頃戦争がちょうど終わり
兵士が家庭に帰り
家具の需要が高まっていました。
瞬く間にイームズチェアは
大ブレイク。
それは世界に飛び火して
日本でもバス停にイームズチェア
もどきが置かれるようになりました。
でも二人の活動は
デザイナーだけではありませんでした。
CMを作り
映画や短編も作り
コマまで。
なぜなら彼らの目的は
美術品を生み出すことでは
なかったのです。
デザインは目的でなく
あくまで手段。
世の中の問題を解決して
たくさんの人が暮らしやすく
なること。
それが二人の願いでした。
二人はまた遊び心と
ユーモアに溢れた人たちでした。
「なんでもどんどんかけて!」
という意味の収納家具ハングイットオール。
子供に家具やお部屋を楽しんでほしい
という遊び心が伺える形です。
子供だけでなく大人も魅了し
MS家にもやってきました。
また二人は遊ぶということに対して
真剣な人たちでした。
“Toys are not really as innocent as they look.
Toys and games are preludes to serious ideas.”
(おもちゃってね見た目ほどそんなに
純粋なものじゃないんだよ。
おもちゃやゲームは真剣なアイディアを
生み出すための前触れなんだ)
-チャールズ・イームズ
つまりおもちゃは
ガチってことですね、チャーリー。
そんな二人が作った
カードゲーム
ハウス・オブ・カード
(House of Cards)
一体どんなゲームなのでしょうか。
今市場にあるこのゲームは
3種類。
スモールサイズ(54枚)
Charles and Ray Eames House of Cards
ミディアムサイズ(32枚)
ラージサイズ(20枚)
あと特別版として
大阪万博で配られたやつ。
MS家のはミディアムサイズ。
ちなみに買う場合は
某US大手サイトはちょっと高い…
某フリマサイトやオークションも
見てみてください。
中を開くとカードがずらり。
遊び方は簡単。
カードに切れ込みが入っていて
その切れ込みを使って組み立てて
好きなものを作ればOK。
ベア「それだけ?!
それなら積み木とか
ブロックとかでいいんじゃない?」
ベアくんこのカードには
積み木やブロックにはない
楽しみがあるんだよ。
このカードの最大の特徴は
カードの絵柄。
何か気づくことはないかい?
ポニ「いろんなパターンがある」
ナウガ親分「野菜とか石とか
暮らしの中で見るものだゾォ!」
ベア「汽車ポッポとロボットだ!」
日常でよく見るものや
組み合わせたら図になるもの
そんなものが図柄になっているんだ。
ナウガver1「日常で糸っていいなって
あんまり思わないネ!でもこれ綺麗ネ!」
カードで遊ぶうちに
糸ってこんなにカラフルなんだ
三角形って組み合わせで表情が変わる
ボタンって実は面白いなあ
そんな風に日頃は気に留めない
ものの美しさや面白さに気づく。
つまり日常に溢れるものを
愛でる気持ちが湧いてくるんだ。
このおもちゃは遊び方としても
面白い。
作る人の好みとか性格
が反映されるよ。
「ロボット」by嫁氏
ロボットカードを顔にして見た。
嫁氏は今あるものを利用したり
リメイクするのが好きだから。
「不安定」by面兄
前に遊びに来た
友達のおもしろ兄さんこと面兄。
彼曰く今は不安定だから
そんな建物ができたそうだ。
「SF世界の住まい」byワクワクさん
ワクワクさんはカードの裏面を
あえてオモテ面として活用。
外観はモダンで
中に入るとカラフルという
SFチックな建物を作ったよ。
「夢のドールハウス」byDちゃん
先日うちに来たお客さんの
お子さんDちゃん。
Dちゃんはお気に入りの白雪姫の
ためのドールハウスを作った。
これかなりすごくて渡り廊下もあるし
入り口ではお城の家来たちが
門番までしている。
こんな風に同じカードでも
作る人で全然違うものができる。
ただ作る過程では
問題も起きる。
高さを出すことは簡単にできるけど
横につなげる場合バランスや強度を
考えないと崩れてしまう。
ブロックと違って
紙だからね。
それをどう解決すれば
望みの形に近づくのか。
遊びながら問題解決
についても学ぶことが
できるんだ。
プラスチックでもない
木でもない
たった数十枚のカード。
そのカードで
暮らしの美しさに気づいたり
問題解決へのプロセスを学んだり
自分自身の表現の場となる
ハウス・オブ・カード。
遊ぶうちに
見ることや考えることに
ついつい真剣になってしまう。
子供の遊びも大人の遊びも
無意味なものじゃない。
遊びがあるからこそ
あっと驚くアイディアが閃く。
遊びがあるからこそ
暮らしに潤いが生まれる。
ぜひ暮らしの中での遊びや
遊び心を大切に。
だって偉業を成し遂げてきた
チャーリーもこう言っています。
Take pleasure seriously.
(真剣に楽しもうぜ!)
ワクワクさん何してるの?
ワクワク「前回の記事で6秒ルールは
自分へのメッセージだって
言ってくれた人がたくさんいたんだ☆
だからよいこのみんなに
メッセージ♪」
なんか「6」に顔ついてるんだけど…
あ、ワクワクさんなりの遊び心ってことね!