うーん…
ベア「姐さんどうしたの?」
あの子気になる…
ポニ「階段下で使ってた
イケアのワゴンじゃん。
もう可動式ワゴン作ったから
置き場に困っているようだね」
そうなんだ。
最初小屋に置く予定だった。
でもこの前家族が遊びに来たとき
食事サーブに使ったら結構便利!
BBQの食材置きとか
食後のケーキのサーブとか
だから配膳用に使おうと思う。
でもねキッチンに置く場所ない!
ナウガJr「ワイヤーチェアどければ?」
いやあの椅子はここに似合うし
椅子結構使うんだよ。
だからリビングに置いたら…
似合わないんだな!
だからこの子を根本的に
変身させようと思う!
MS家の色使いについては
前に話したよね。
嫁氏は色は自信がない…
でも自分なりのこだわりがある。
①部屋の用途に合わせる
(落ち着く場所か楽しむ場所か)
②基本は3色
③ただしごちゃっとを
楽しむならいろいろもOK!
これに加えトーンも大事だと
思ってる。
例えばリビングはいろんな
木材がある。
チークにビーチにオーク。
バラバラに見えるけど
やや赤みがかった色
という点が共通。
だからしっくり来るんだ。
でもイケアのワゴンさん
MOLGER(モルゲル)くんは
ウォルナット色のダークな色。
トーンの明度が低く
彩度も低い…
だからこの子自身は好きだけど
ここには似合わない…
だからね根本的に
リメイクする!
赤みを帯びた北欧家具色に!
解体と塗装はがしで!
ベア「姐さん一つ問題がある…
イケアの家具は公式にあるように
解体を前提としていない!」
(イケアジャパンより)
そうなんだ。
海外のお家って賃貸だと
家具付きも少なくない。
特にイケアは安くてデザインが
いい家具を目指している。
だから一度組み立てると
バラして組むのは
おすすめされない。
だけど嫁氏は捨てない暮らし
脱・断捨利実践中!
それにこの子のことは
大好きだ。
だから適切な場所で
のびのび活躍してほしい。
だから解体して
塗装を剥がすよ!
ポニ「素直に小屋におけば?」
今回やる方法は
全然おすすめしない!
むしろ普通はやらないほうがいい。
でも嫁氏は絶対やり遂げる!
ポニ「やるんだね…」
塗装の剥がし方はいろいろ。
例えばカリモクの電話台は
表面活性剤つまり洗剤で。
今回使うのはサンダー。
木の表面をサンドペーパーで
削りながら塗装を剥がす。
手作業でサンドペーパーするより
滑らかで早くできる。
力なしで簡単に削れるから
オイル塗装も
ウレタン塗装も剥がせる。
オイルとウレタンの違いは
こちらを読んでね↓
イケアワゴンは無垢のバーチ材の
ウレタン塗装 。
ウレタン塗装は注意が必要。
なぜなら工場で機械を
使う樹脂系コーティング。
一度剥がすとプロじゃなきゃ
再びウレタン塗装不可。
だから表面を削り落とし再塗装する場合
水性かオイルの
自分でできる範囲の塗装になる。
それを踏まえて剥がすべし!
というわけで今回は
ひたすら削ります!
言っとくけど
今日は完成しない!
ベア「え?しないの?!」
だって削るの結構大変なんだよ」
①キャスターを外す
外したらサビ取りと
スムーズのためにクレ556。
②カムロックを外す
イケアはちょっと変わった固定を
している。解体を前提にしてないから。
カムロックね。
こいつはいわば
落し蓋カバー。
ネジを木の内部で留めて
別角度からカムロックを被せ
固定。
だから普通のネジと違って
外すのが面倒!
ネジ穴にマイナスドライバーを入れて
ぐるんと180度回転させ
別のネジを埋め込む。
それをグッと引っ張ると取れる。
③写真を撮る
再組み立てのときに
困らないように。
イケアはネットでマニュアルを
公開しているからしなくてもいいけどね。
でも中古の北欧家具のときは
やったほうがいいよ。
削るだけなんだけど
注意することがある。
①サンドペーパーはピシッと
使いたいペーパーをセット。
折れたり緩んだりすると
ガタガタになるから
ピシッと貼ろう。
②削る
前回組み立てた作業台にセット。
サンダーのときは要作業台。
棒状のものの削りや穴あけは
ホールドしてくれて便利だよ。
削りときのポイントは
「一定」「一削りを長く」
まず力はかけなくていい。
でもグリップはしっかり握る。
変に力を入れると削りにムラが…
常に一定の速度
一定の力でね。
あとこまめに動かさない。
これだと端から端まできっちり行き
また戻ってくるのがいい。
こまめに動かすと
ムラができてしまう。
③粗い目→細かい目
サンドペーパーは
目の粗いのが80番、100番…
中位の400番、600番…
目が細かいもの800番、1000番…
と番号が大きいと目が細かい。
そしてガッツリ削るなら
目の粗いもの。
ただし木によっては粗いと
削れすぎるから注意。
今回はウレタンを剥がす。
80番スタートの240,400、800と
大きくして滑らかに。
削るとこんな感じ。
この子はバーチ材だから
赤みがかった優しい色になった。
ちょっと塗装が残っているけど
あとでオイル塗るから
ウレタンが
剥がれるくらいでOK。
はい今日は終了!
ポニ「なんで?まだ全然
おわってないじゃん!」
解体して削りはペーパーを
変えてその都度やってたら
結構大変なんだよ、ポニたん…
ポニ「オイル塗ったとこ見たい」
ベア「仕方ないわねえ…
ちょっとだけよ…」
なんでベアがいう!
っていうかやっぱりオネエじゃん!
じゃあワトコオイルのチェリー色
で塗るよ。
ハケでやってもいいけど
削ったばかりの木は
化粧を落としたすっぴん。
乾燥したり水分を吸いすぎたりすると
変形する。
化粧水のように
オイルを馴染ませたいから
ウェスを使うよ。
赤みがある色になった。
今は赤すぎるけどオイル乾いたら
着色するから赤茶色みたいになるよ。
親分「天板はどうするゾォ?」
実はやりたいことあるけど
ちょっと疲れたからまた今度!
※追記:こうなりました!