昨晩は台風の風がすごかったですが
皆様のお住まい地域は大丈夫ですか。
MS家はテラスのパントンさんが
リビングに避難中。
リビングにはもう一つあるものが…
ドウダンツツジが
家にやってきました。
夏のインテリアで
よく見かける植物。
ベア「自己主張が少ない!
どんなお部屋にも似合う!」
ポニ「切り花でも
水に入れておけば
割と長持ちするよ」
実は今回は
嫁氏の初の試み!
ポニ「何が初めてなの?」
初めて自分のために
切り花を買ったんだよ。
ベア「花っていうか葉っぱだけどね」
嫁氏は今までの人生で
人にあげる時以外お花を
買ったことはありませんでした。
お花って誰かにあげるもの
という認識があったからです。
お店に来るお客さんも多くは
プレゼント用やお墓用を
求めて来られる方が多い。
だから自分のために花を
買うなんて考えたことも
ありませんでした。
ポニ「それに読者の皆さんは
ご存知のように嫁氏は
花を生かしておけない性質!」
↓なぜ庭がなくテラスなのかという話
もう違うけどね!
でも小さい頃から
もらったサボテンも朝顔も
ことごとく枯れてた…
だから
自分は植物を育てちゃ
いけないと思ってました。
ただあるときからいつかは
自分のために部屋に植物を
飾りたいと憧れるように。
それはオーストラリアに
住んでいた時の体験からでした。
昔シドニーで働いてました。
オーストラリアでは
ルームシェアで生活。
日本人も現地の人も一人暮らしは
わりとシェアが多いシドニー
というのも日本と違って
一つ一つの家や部屋が広い!
フラット(=マンションやアパート)
でも普通に個室が2−3あります。
日本でのシェアルームには不安な嫁氏も
シドニーでは個室があったのでシェア。
びっくりなのが中国の人は
8畳くらいの個室に10人で
生活している場合も…
さすがにそれはちょっと無理。
シェアが一般的なもう一つの理由は
家賃が高い!
当時は特に景気がよかったので
不動産はべらぼうに高かった。
嫁氏も一年間の間に
2回引っ越しました。
シドニーのいいところは
家電・家財付きが多い。
シェアが一般的なので
キャリーケースだけで
お引っ越しできます。
割と長く住んでいたのが
ビーチ近くのフラット。
会社帰りに海辺を散歩し
週末はBBQしていました。
友人も近くに住んでいて
よく遊びに行きました。
彼ももちろんシェアルーム。
築何十年以上も経つであろう
味のあるフラットを所有する
年配オーナーと暮らしていました。
もちろんそれぞれ個室あり。
フランスでもそうらしいのですが
お金のない若者と
不動産を所有する年配の方が
シェアすることはよくあります。
シェアはいろんなパターンが。
・部屋だけ貸し生活では関わらない
・部屋を貸して時々食事も共にする
・高齢者と住んで手伝いもする
彼は基本的にはお互いのプライバシーを
守り時々食事をして関わる生活でした。
オーナーさんは品もセンスも
兼ね備えた人
部屋を自分で改装して
大事にしながら暮らしていました。
初めて遊びにいったとき
部屋に入るとお花が。
事前に連絡をしていたので
「じゃあ一緒にお茶でも」
と言われていました。
だから来客のために
わざわざお花を
用意してくれたのかと
思いました。
でもその次は連絡なしで
行ったのにお花が。
毎回行くたびにお花があるのです。
しかも全部違う種類。
どういうことだろうと思って
聞いてみました。
嫁「なぜ毎回お花を飾っているの?
しかも来るたび変わってますよね」
オーナー「自分のためだよ。
だってきれいでしょ。
それに部屋が明るくなる。
なぜそんなに不思議なの?」
嫁「お花って来客のために
飾るのかと思ってたんです」
オーナー「じゃあ君の家は
誰のためにあるんだい?
借りている家でも
住んでいる時は
自分のための家でしょ?
人を招くことはあっても
見せるためだけに
住んでるわけじゃない。
家で長い時間を過ごすから
自分が居心地いい家
でなくちゃ。
だから私は毎週花を買っては
自分のために飾っているんだよ」
それを聞いて嫁氏は衝撃でした。
庭で花を育てるとか
もらった花を花瓶にいけるのは
わかります。
でも自分のためにわざわざ
毎週花を買ってきて飾るなんて
自分にない感覚でした。
同時にオーナーさんが
毎回丁寧にもてなしてくれて
人や物を大事にする姿勢は
自分を大事にしてるから
と思いました。
自分も部屋も大事にし
自分のために花を飾る
居心地のいい家での暮らし。
いつかそんな暮らしがしてみたいと
このとき思いました。
そして今自分や家族にとって
居心地のいい家を手に入れました。
だからずーっと憧れていたことを
ついに実行!
自分のために花を買う。
他の誰のためでもない。
初めて買ったのがドウダンツツジ。
シンプルで小さな葉っぱ。
本来ドウダンツツジは
曲がった枝を楽しむらしい。
でもこの子は
「そんなの関係ねえ!
俺は俺だ!」
と言わんばかりにまっすぐ。
まるで家具や自分みたいな
ドウダンくん。
初めての自分専用花にふさわしい。
ワクワクさんはドウダン?ドウダンだ?
なにそれ美味しいの的な反応だったから
これは完全に自分用。
切り花だから一生は持たないけど
しばらくよろしくね、ドウダンくん。
皆さんも大事な自分のために
お部屋を飾ってみませんか。
☆今日の写真裏話
バスルームの写真。
こうやって撮りました。
MS家の裏は田んぼ…
ここは普段入らないので
特に塀はありません。
パシャパシャしつつ何度かヒヤリ…
写真を撮るのには
時に体を張ります…