家具やデザインのポスター。
ブログの読者さんが下さった
絵や写真。
客間には名画のポスター。
階段や壁はポストカードで楽しみ
ディスプレイも
アートと言えばアート
ワクワクさんの時々のお遊びも
見方によってはパフォーマンス…
日常にはアートがたくさん。
でもMS家はお金にすごく余裕がある
というわけではありません。
というかそれって関係ないと
思うのです、
MS家は椅子の量とこだわりから
富豪に思われることが…
でも読者の皆さんはご存知のように
富豪ではありません。
家具は中古
食費+雑費は2人で15000円/月
雑貨やミニチュアは
ポイントを貯めてゲット。
MS家には家具や家が一番。
そのために優先順位をつけ
取捨選択しながら生活。
一人の時は海外旅行に行きました。
家ができたのでしばらくは行けませんが
節約を楽しんでたまに
映画には行っています。
近場に日帰りで出かけることも。
でも現在の日々の暮らしは
海外旅行やシャウエッセン食べ放題できるほど
すごく裕福というわけでは
ありません。
たまにシャウエッセンに
憧れるあまり
夢に出てきます。
家重視の生活なので
満足はしてますが。
でもそんな富豪でないMS家でも
アートを楽しむ心はあります。
嫁氏は
教養豊かな人間ではない
ので詳しくはありません。
ただお金の有無に関わらず
作品を楽しむ気持ち
って大事だと思うのです。
それを昔々のロンドンの旅行で感じました。
結婚前に友人と
ロンドンに行きました。
フィンランドやスペインに行った時の
ヨーロッパ弾丸周遊旅行のときです。
2泊3日の滞在で
バッキンガム宮殿や
夜のお散歩も。
その時の話はまた今度。
バッキンガム宮殿も凄かったけど
一番驚いたのが大英博物館!
重厚な建物に800万点以上!
なんと全て無料!
もう一度言います全て無料!
美しいエントランスに入ると
ロゼッタストーン
本物のミイラ
魔法使いのチェス元ネタ
世界のお金
このほかにもパルテノン神殿の一部や
浮世絵など世界中のあらゆる展示品がずらり。
全てまともにみたら1日じゃあとても
回りきりません。
イギリスに住んでいないので
詳しいことは知りません。
ただ旅行に行き多少聞いたり
調べたりして思ったことを書きます。
元々昔はイギリスの国立美術館や博物館は
基本的に入場無料だったそうです。
途中財政立て直しのためいくつかは
有料化されましたがブレア政権で
再び無料化。
「全国民が階級に関係なく
博物館や美術館を使えることは
生活の向上につながる」
という考えからでした。
そこにはイギリスのアートや
文化への意識の高さが伺えます。
実際大英博物館には
寄付も多いそうです。
確かに無料であるがゆえ
エントランスには浮浪者の方が
寝ている光景も見ました。
そして無料であることで
修復費用、運営費用、スタッフの費用
膨大な資金がかかることも見えます。
手入れの行き届いたヴィンテージ家具には
それなりに費用が
かかるのと同じ。
だから日本も無料化を
とは思いません。
(国の事情も違うので)
ただ、世界的にも貴重な資料や芸術に
富める者も貧しい者も
アクセスでき心豊かになることに
力を注ぐイギリスの懐の深さを感じます。
アートは生活必需品では
ありません。
米を買うのに困った時
椅子特集の雑誌か米かと
言われたら米を買うしかない!
(いくら椅子をおかずに塩ご飯でも)
でもお金持ちだけのものか
というとそんなことはない
と思います。
美しいものに感動する心は
お金持ちの特権ではなく
人間として自然な心。
そしてアートや美しい建築、家具を見て
「きれいだな」
「何を表しているのかな」
そういった心は
生活を豊かにしてくれます。
以前学校で働いていた時
他の学校のこんな話を聞きました。
新しい校舎を建てることになって
やや柱の形が変わったものに。
大きな費用はかかっていないのに
「学校に無駄なものつけて!
税金泥棒!」
とクレーム電話がきたとか。
(ちなみに夜保護者が来て相談していたら
「遅くまで電気使って!税金泥棒」と
電話が来たという話も聞きました。)
学校に対して嫌な思いがあるのか
公務員に対して怒りがあるのか
わかりませんがそういう心って
悲しいですね。
日本では芸術や技術の時間が
軽視されていることは前に書きました。
でも何かを綺麗と思う心
ものを大事にする心
感性を育てるには芸術って
大切だと思うのです。
そしてそれは決して無駄ではありません。
それに絵を見て
「これはどこの誰が…」
と知らなくても
楽しんでいいと思います。
知っているほどより楽しめますが
知らずにただその絵の色や形、思いを
感じ取るということも大切。
(家具もそうです)
大英博物館を訪れてみて
ロンドンにはあらゆる人が
気軽にアートを楽しめる
場所があることを羨ましく思いました。
日本ももっと日常的にアートを
気軽に楽しむ風潮に
なればいいのに。
近所の美術館でのんびりもいい
お子さんの絵を飾るのもいい
自分が気に入ったチラシでもいい
骨董市で手に入れたものでもいい
どんな形でもアートを楽しもうよ。
そんなことを博物館の
お土産パズルを見て思いました。
ちなみにこの博物館を楽しんだあと
ミュージカル『ウィキッド』を見たんですが
2/3は寝てしまいました…
ベア「もったいない!!」
博物館ではしゃぎすぎてね…
歌が心地よすぎた…
ワクワクさん
「ウィーンで第九聞いた時も
ほぼ寝てたよね!」
いや、心地よくて…
ポニ「アートを身近にって考えるのは
いいけどもっと有り難みも感じよう」