ぼちぼち片付けをと思い
ガサガサしてたらこんなものが。
これはニューヨークメトロポリタン美術館のおみやげ。
飛び出す絵本になってて
各セクションの説明が書いてある。
懐かしくなったので思い出しながら
暮らしのことを考えてみよう。
何年も前ニューヨークに行きました。
目的はナマのNYを見ること。
嫁氏は家具と同じくらい映画が大好きだ。
NYって映画のロケ地としてものすごくよく使われています。
(プラザホテル)
(ティファニー)
(セントラルパーク)
『めぐり逢えたら』
(エンパイアステートビルディング)
(ニューヨーク市立図書館)
(ブルックリンブリッジ)
などなど挙げたらキリがない。
でも、有名どころを回るっていうより
ナマの空気感を味わいたかった!
旅程はこんな感じ
1日目〜3日目 NY(ダウンタウン、チェルシー、イーストサイド)
3日目〜4日目 マイアミ
5日目 NY(ウェストサイド、タイムズスクエア、ブルックリン)
※マイアミについてはまた今度。
食べ物とか
(ロブスター)
(シェイクシャック)
アートとか
全てが魅力的でしたが、
何より街のどこを撮っても
楽しかった!
このときは一眼なんか持ってなくて
デジカメ旅行。
しかも今ほど写真に興味がなく
超ド下手(今もですが)
でも、頑張って構えなくても絵になるんですよ!
たぶん、街のある種の統一感が
そうさせてるんだと思います。
①古いものと付き合う
NYの建物は多くが昔作られたふるーいもの。
嫁が初日、泊まったのも
ホテルでなく古いアパート。
(今でいうAir B&Bみたいな感じです)
もちろん新しい建物もあります。
(新しいって言っても1940年代に建てられた国連本部)
だけど、できるだけ
古いものを手入れしてリノベして
ずーっと使っているものがほとんど。
例えば、ハイライン。
ここは昔線路でした。
でも使われなくなった線路を
取り壊すのでなく
再利用して
空中散歩できる公園へと変身!
今では、緑もいっぱい!
こんな素敵な景色を眺めながら、
散歩したり、くつろいだりできる素敵な場所に。
建物だって、昔からリペアしながら
ずっと建っています。
(google社)
映画のロケ地としてずーっと
愛されるのも古いものを残して
上手に活用しているからかなと思います。
2000年代に1950年代の映画を撮っても
(『愛についてのキンゼイレポート』に登場するグランドセントラル駅)
現代に現代のヒーローが
活躍する物語を撮っても
(『スパイダーマン(サムライミ版)』に登場するフラットアイアン)
同じ場所。変わらない風景。
文化や流行は変わっても
古くていいものはずっと残る。
だから、映画にも愛されるんだと思います。
新しいものを受け入れつつ、
古いものも時代に合わせながら残していく。
そんな中から統一感が
生まれて来るのかもしれません。
②区画整備
マンハッタンではあまり地下鉄を使わず
ほぼ徒歩で過ごしました。
横が4km、縦が20kmしかないので
いける!と思ったのと
交通費節約のため…
実際は見るところが多すぎてクタクタ…
でも道に迷うことがほとんどなし。
それは、街が区画整備され、
ストリート名が見やすく
わかりやすかったため。
マンハッタンは19世紀になって
建物が増え、人口が増加。
そこで街がカオス状態になる前に
碁盤の目になるように
区画整備がされ現在のように。
(エンパイアステートビルディングからの夜景)
美しい建物でもボコボコと並んでいるより
規則正しく並ぶ方が
よりわかりやすく綺麗に見えます。
こんなところからも統一感を感じました。
③緑が溢れる大都会
マンハッタンの人口は約164万人(2015年)。
超高層ビルの立ち並ぶ大都会です。
でも、驚いたのが
あちこちに公園の多いこと!
面積約3.4㎢のセントラルパークはもちろん
ちょっとしたスペースに公園があり
みんなそれぞれジョギングや
ピクニックを楽しんでいました。
↓ちょっと鳥のさえずりを
聞いてみましょう(クリックで再生)。
大きな都会と自然とがうまく調和し
人々が緑と触れ合う時間を
大事にしているのを感じます。
嫁氏は都会に暮らしてはいませんが、
こういう時間って大切だと思います。
どんなに忙しくても
ランニングで自分と向き合う時間を持ち
散歩をしながら
子供に動物や季節の植物について教える。
(セントラルパークのリス)
どんなに便利なものに囲まれても
物質的に豊かになっても
山や森、川、木々を見て
ホッとすることってありませんか?
(アッパーイーストサイド)
『ブレードランナー』みたいな
世界も行ってみたいですが、
やっぱり自然のある風景って
ほっとするものです。
都会の中で自然とも生きよう
とするニューヨークに
ほっとする統一感も感じます。
ニューヨークにはニューヨークの
日本には日本のよさがあります。
マンハッタンだってごちゃっと
したところはたくさん。
でも古いものを大事にして
上手につきあい、街並みが整備され
自然とも調和するNYの街並みには
やっぱり憧れがあります。
家づくりって家の中や外観はいじれます。
でも、街並みはいじれません。
嫁氏は街並みまで自分好みにしようなどと
大それたことは思いません。
街中に緑がもっと増え、人と自然が調和し
子供からお年寄りまで過ごしやすい街並み
になればいいなと願っております。
それにはまず、国家的問題である(嘘)
街に過剰に溢れる
のぼりや看板!
これなんとかならないですか
首相!
日本の美しい風景を大事にしたいのです!
今は家づくり最優先だから当分先だけど
いつかまた行きたいなニューヨーク。
↓この喧騒嫌いじゃない(クリックで再生)