たまには落ちこむ日もあります。
夫氏「あるの?!超前向きでいつもさふざけ真面目な記事ばっかり書いてるのに!」
それがあるんだよ…
この気持ちをどうにかしたくて、ついコンビニでピザポテトを買うという暴挙にでちゃったよ…
塩ごはん貯金に手を出してしまった自分を激しく戒めたい!!
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半年ぶりに食べたピザポテトで嬉しいはずなのに、
そこに更なる悲劇が…
ライティングビューロー妃殿下がかけてる!!いつ?!なんで?!
当たり前ですね。あんなに「家具の距離大事だよ!」なんて書きながら
引っ越すまでこんなに家具ぎゅうぎゅうの賃貸に住んでるのだから…
よく言えば、「家具距離を正しく取らないとこういうことになる」ということを我が家は実証したのだ!!教訓!!
夫氏「やっぱり、前向きじゃないか!」
落ち込む気持ちをぐっと堪えつつ、今日は家具のリペアをしていきます…泣
嫁は学校で働いたあと、ちょっとだけ、家具屋さんで働いていました。
学校の仕事と同じぐらい大好きでした。忙しかったし、技術を要する仕事だから難しい面もありましたがやりがいがありました。
怪我して残念ながら辞めてしまいましたが(怪我は会社のせいじゃないですよ)。
怪我しなけりゃずっとやりたかったなぁ…
その会社で木材のこと、道具のことを学び、
簡単なリペアならできるようになりました。
ものを長く使う事の大切さ、
リペアやメンテナンスして長く付き合うことの大事さもそこで学びました。
でもちょっとしか在籍しなかったので技術は全然です。
その後、ヴィンテージ を揃えて自分でリペアするようになってからは自己流です。
だから、ここに書くのはあくまで嫁個人のやり方なので、
これは正しいとは限らない、
いやむしろ邪道かもしれないです。
プロの方からみたら「おいおい」って思うことも多々あると思いますが、忌憚ないご意見をいただきながら、生暖かい目で見守っていただけたら嬉しいです。
じゃあ、レッツリペア…
夫氏「テンション低!」
①よいポジションに置く
地球には重力があるので、液体は下に落ちます。
塗装や接着剤を使うときは塗る面を上にしよう。
②破片を探す
今回の修理箇所は引き出し表面の下部分。
北欧ヴィンテージ 家具の多くは引き出しの前面に突き板を貼っています。
突き板って薄い板のこと。
前に素材の話で書いたように、
全部無垢にすると重量は重くなり、値段が上がるところを、合板や集成材に突き板を貼ることで、軽量化、コストカット(それでも北欧ヴィンテージは価値があるので、いいお値段しますが、全部無垢だったらと思うとゾゾゾタウンですよ)。
だからこそ、ちょっと当たるとバリッとハゲたりすることもあり!
大事なのはハゲを見つけたら、できるだけ破片を探すこと。
あった!
これで、木目を揃えてリペアできます!
北欧ヴィンテージの引き出しの突き板は、木目が揃うように貼ってあるので、
破片がなくてパテや塗装で埋めようとすると目立っちゃいます。
人間の肌色にシミができたら目立つように、
色や質感が違うとものすごく目立ちます。
③観察
いきなり手をつけたい気持ちは山々ですが、ちょっと待った!
貼り貼りする前にどのように剥がれているかよーく観察し、合わせてみましょう。
引き出し表面に対して垂直に上からの力でべりっといったのか、
引き出しの下からの力でべりっといったのか。
これを見ると、
・手前のキズが深く、奥が浅い
・奥の方は内側がえぐれている
→下からの力で手前から奥へべりっといったと予想。
とすると、貼るときは上からペタっとでなく、下から押し込むように貼るのが正解。
④貼る
我が家のDIY定番、瞬間接着剤を流し込み、
コニシ ボンド アロンアルフア プロ用No.1 20g 30145
一度サッとティッシュで拭いたら
素早く破片を押し込む!
ポイントは瞬間接着剤を出した数秒以内に無駄な接着剤を拭き取ること!
無駄な液が固まったらテッカテカします。
瞬間接着剤は3秒以内に対処せよ!
落ちた食べ物食べ物は10秒以内に口に入れよ!
うちのルールです。
⑤スキマを埋める
破片を貼っても隙間は空いちゃいます。
これを解消するためにヤスリのやっさんがご登場。
KAKURI 耐水ペーパーMIXセット 6枚入(400・#1000・#1500×各2枚)
目的はスキマを木の粉で埋めてしまうこと。
1000番くらいの目が荒くないヤスリで力を入れずにゴシゴシ。
すると、隙間に削れた粉が入ります。
これを瞬間接着剤を垂らして固め、素早くティッシュで拭き取り!
⑥塗装
ヤスリを使うことで、当前、表面は削れて色合いが変わってしまう!
だ・か・ら塗り塗りします。
今回はチークとけやき。
塗装をするときのポイントは、「薄い色からスタートせよ!」
濃い色を塗って取り返しがつかなくなると目立ちます。
お料理の味付けと同じ。
けやきを塗ってティッシュで拭き取り、
薄かったのでチークを重ね塗り。
オイルステイン系の塗装のコツは「拭き取りのタイミング」。
すぐにふき取ると全て剥がれるので、数秒前待ってから拭くと色素が定着。
帰ってきたらまず、床にゴロンする習慣は時間をかければ直しづらいように、
塗料も時間を置くと染み込んで取りづらくなりますね。
⑦できた
近寄ったらわかるけど、
遠目ではわかりづらくなった!
なんだかリペアしてたら気持ちが落ち着いてきました。
綺麗になると嬉しいですね。
ものが壊れたら直してまた使えるように、辛いことがあっても人間だって立て直してまた歩き続けられるものだと嫁は思います。
今までに結婚に、仕事にと、失敗や挫折はいっぱいしてきましたが、いろんな人に助けてもらって、立て直し、今はこうしてなんとか生きています。ありがたいです。
家も家具も雑貨も、大事に使っていても、生活をしていたら絶対壊れやキズがでてくるもの。
それを心を込めて直して長く付き合っていきます。
結論「我が家の落ち込んだときの対処法は家具のリペア」
夫氏「まず、壊れないようにしよう」
それな!
元気になった嫁はまた明日から、頭のネジが外れた、ふざけながらまじめに家づくりをしています!!
あ、頭のネジはリペアしても外れっぱなしだ…