ただいまー!
ベア「どこ行ってたんだよ!」
ポニ「お土産は?お土産!」
ちょっとね実家に帰ってたんだ。
お墓参りもあったし
あと妹が結婚したんだよ。
ベア「あの髪が赤かったファンキーな
妹ちゃんっすか?オタクで腐女子の?!」
そうそう。
ポニ「待って!車なかったけどどうしたの?」
車で行ったから。
片道10時間近くかかった…
フェリーのいい時間がなくてね。
あと帰りには福岡の糸島にも行きたくて。
糸島では何にもしない休日を楽しんできたよ。
『Casa BRUTUS 2018年 9月号』の表紙を見てから
ずっと泊まってみたかった場所で。
福岡県の西にある糸島市。
美しい海も山もある自然豊かな場所。
夏はサーファーさんに人気
冬は牡蠣が取れるのでグルメ好きさんに人気。
そんなのどかな場所にあるのが
bbb haus(スリービーハウス)。
1970年代に建てられた保養所を
リノベしてオープンしたゲストハウス。
ホテルやゲストハウスというと
多くが観光で来て体を休める場所。
でもMS家は糸島観光に来たのではない。
このゲストハウスに泊まるために
糸島にやってきた。
ここで名作家具に囲まれ
何もしないことをするために。
①ラウンジでも名作家具と過ごす
まず入り口には北欧の名作照明
ルイスポールセンの屋外用がお出迎え。
ロビーではオーレヴァンシャーの
コロニアルソファ。
入り口からしてヤバイ匂いがする。
併設されたカフェは
イームズチェア祭り。
今回カフェは使わなかったけど
いつか使ってみたい。
そして宿泊者だけが使えるラウンジには…
巨匠の家具祭り!
外を眺める場所にイームズのラウンジチェア
とウォルナットスツール。
なかなかお見かけが難しい
ウェグナーのパパベアチェア。
その頭上にはアーティチョークが輝く。
こっちもウェグナー。
全体はこんな感じ
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ラウンジの飲み物サーバーには
アルテックのワゴンやステルトンジャグ。
壁付の北欧ヴィンテージのシェルフには
選び抜かれた本や雑貨が並ぶ。
全部紹介したいけど書いたら
ラウンジだけでも一記事になるので
やめておこう。
ちなみに長期滞在の場合はキッチンや
ランドリールームの使用できる。
長期滞在してみたい。
②自然や名作家具に触れる客室
5部屋あるゲストルームは
巨匠デザイナーごとにコーディネート。
(『Casa BRUTUS 2018年 9月号』より)
オーレヴァンシャーやウェグナー、
ヤコブセンなどいずれも巨匠ばかり。
今回はイームズ部屋を選択。
全体でみるとこんな感じ。
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うちにもあるワイヤーチェアには
憧れのネルソンデスクをセット。
アルミナムチェアに座り大きな窓からは
美しい景色を一望できる。
1Fはウッドデッキ付きで外に出て
波の音に耳を傾けることもできる。
ベッドスペースはシンプルながら
オレンジの遊び心あるアクセント。
チボリオーディオにBluetoothを繋ぎ
ジャズやクラシックを流すと心地いい。
バスルームは広々としていて
お湯に浸かりながら景色を眺める。
バスルームはこんな感じ
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外には仕切りがあり奥は山と海なので
覗かれる心配もない。
名作家具を堪能しつつ自然と一体感を
味わえるゲストルームだ。
あと2F廊下にはゾウさんもいた。
やっぱり次の誕生日プレゼントは
ゾウさんがいいな。
③食事で糸島を堪能
宿泊には2食がついてくる。
(長期滞在の場合は異なるよう)
夜は糸島でとれた野菜や魚を使ったコース。
いつもは肉や魚のタンパク質が好きな嫁氏。
でもここの野菜のうまいこと。
そして果物を魚のソースにしたり
粒胡椒を生で食べたり。
そんな驚きもあり楽しい食卓だ。
朝もまた地元の食材を使ったお料理。
特にヨーグルトが美味しかった。
どちらの食事もダイニングルームで。
雨が降っていたけれど
夜も朝も景色が美しい。
アルテックのドムスチェアや特注のテーブルなど
ここにも空間へのこだわりをたくさん感じた。
④使った雑貨を購入可能
部屋で使ったタオルやブランケットなどは
併設ショップでも購入できる。
bbb hausは雑貨や家具を扱う
ウィークスさんという会社が運営。
Vitraやハーマンミラーを扱うH.L.D
雑貨を扱うbbb ポッターズ
などなど本気度の高いお店を展開。
この宿泊施設の雑貨は使ってみて気に入ったら
併設や系列ショップで購入可能。
家具は系列のお店で購入可能。
というのも元々雑貨や家具を売りながら
「実際に使い心地を試せる宿泊施設があれば」
という思いでスタートしたそう。
器や道具は使ってみないとわからない。
家具は大きなお金が動くものだから
さらに使わなければ難しいもの。
気になっていたものを実際に使える
というのはいい機会となる。
今回はアロマオイルとオイルストーンを購入。
館内に漂う香りがとても気に入ったので
自宅でも使いたくなった。
アロマストーンだと火を使わずに
オイルの香りを楽しめる。
知らなかった道具に出会えて
使って購入できる楽しみがある。
⑤何もしないを楽しむ
bbb hausはホテルでなくゲストハウス。
過剰なサービスはない。
wi-fiは飛んでいるけど客室は
電波が良くない。
客室にテレビはない。
使い捨てアメニティもない。
周りは海と山で店も少ない。
虫さんがでる。
ではここでやることは?
それは森の中の散歩だったり
本を読んだり。
そして何もしないこと。
遠くから聞こえてくる波の音に耳を傾ける。
風でそよぐ木々を眺める。
家具を愛でる。
日常の喧騒やSNSから離れて
心を落ち着け本当の意味で静養を取る。
何もしないをという最高の贅沢を
味わえるのがここの醍醐味だ。
以前『プーと大人になった僕 』という映画を見た。
映画の中で何度か使われる
印象的なフレーズがある。
「何もしないことをしよう」
何もしないというのは意外と難しいことだ。
日々の家事、仕事に終われ
スマホがあればちょっとつつく。
自分の家は大好きだけど家にいると
何かしら「やらないと」になる。
でもそれって結局は疲れになる。
そんな時には環境を変えてみる。
スマホは放置し仕事も家事も考えず
ただ海を眺めぼーっとする。
スリービーハウスは日常から離れ
エスケープできるそんな場所だ。
ワクワクさんはハーマンミラーの
デイベッドが気に入りあと3日いたいと。
名残惜しい気持ちになりつつこの場所を後にした。
今度はまた別の部屋に泊まりにこよう。
ベア「僕も何もせずに過ごしたいっす!」
ポニ「お土産あるけど他にどこか行ったの?」
うん。
やっぱ家具好きだから
家具屋巡りしたよ。
次回は九州のガチな家具屋のお話をしよう。
☆続く↓