ベアちゃん「わーいわーい!」
ベア「ちょっとずるいよベアちゃん!」
ポニ「僕らも嫁氏と遊ぶ!」
おいでおいで。
ポニ「いつもガサガサ嫁氏の手がツルツル」
ベア「しかもいい香りがする!」
ハンドソープを変えてみたんだ。
嫁氏には合ってたみたいで結構気に入っている。
ベア「うお!なんスカこのボトル!」
ポニ「なんかアーティスティック!」
これはアメリカのメソッドっていう
メーカーのハンドソープ。
この会社やり過ぎなくらい
環境やデザインにオタクで面白いんだ。
ベア「このボトル面白いっすね」
通常バージョンは日本で買えるけど
このバージョンは日本では売っていない。
アメリカのターゲットっていうスーパーで
前に売っていた限定バージョン。
デザインしたのはブルックリンを
拠点に活躍するレベッカ・アトウッド。
こういうパターンとか
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こういうパターンを描くアーティストさん。
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フリマで未使用品が売っていて
このボトルに惹かれたんだ。
ポニ「あれ?嫁氏は前に言ってたでしょ?
プラのボトルは出来るだけ避けたいって」
そうなんだ。
プラのボトルは寿命があるからね。
ある程度使ったら汚れるし
湿度の高い場所では菌が繁殖することも。
だからキッチンのボトルは長く使えるよう
シリコンにした。
ただこのボトル柄に一目惚れ!
100%リサイクルという点もいいし。
何年か使ったら花瓶にするつもり。
ポニ「結局見た目かよ!」
それだけでなくこの子を作っている会社が
なかなか面白くて惹かれたんだよ。
昔々あるところにアダムとエリック
という仲良し二人組がいました。
大きくなって離れ離れになった二人は
別々の人生を歩んでいました。
エリックは広告の仕事をしながら
ある時思いました。
「洗剤のパッケージってつまらない。
隠さなくていいものができないかな?」
一方環境学を学びエンジニアの仕事をしていた
アダムはこう考えていました。
「環境に優しく香りも良くて
洗浄力もいい洗剤はできないかな?」
ライアンは会社を立ち上げようと
アダムに会い持ちかけます。
二人の考えを一緒にしたら
きっといいものができる。
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でも最初はうまくいきませんでした。
2001年に会社を立ち上げた時
借金たくさん口座には16ドルぽっち。
でも翌年転機が訪れます。
カイロ出身のデザイナー
カリム・ラシッドにボトルデザインを依頼。
カリムは「プラスチックの詩人」と呼ばれ
プラスチックを自在に操る作品で有名。
こういう椅子さんとかね。
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有名デザイナーがデザインしたボトルは
極限まで無駄を削ぎ落として美しいボトル。
最初はアメリカ大手のスーパー、ターゲットの
一部の店舗のみで販売。
でも次第に全店に広まりたちまち人気に
火がつきます。
その後メソッドの商品は
洗剤からソープまで200近くにもなり
1億5000万ドルの企業に成長。
世界に広がって行きましたとさ。
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ポニ「確かにボトルはカッコいいけど
この会社のどこが面白いの?」
それは企業としてユーザーや環境のために
とことん追求するオタクだからだよ。
①とことんエコ
まず製品については研究調査の上で
材料を無駄にしない製造方法を確立。
環境問題に取り組む工場だけを選び
製造で使う電力も風力や太陽光を始める。
中身は再生可能な成分なのに加えメイン製品の
ボトルも100%再生プラスチック。
↓この工場がまた面白い
商品を運ぶ時にもバイオディーゼルの
トラックを使用。
開発製造からお店に来るまで
どこまでも環境を意識している。
②動物にとことん優しい
動物実験を行わないのに加え
動物由来成分も不使用。
③人にもとことん優しい
メソッドの製品はどれも結構カラフル。
一見体に悪そうだけど着色料は
製品テストして極めて低い濃度で使用。
そして保存料もギリギリまで濃度を
下げて使っているとか。
成分の全てを専門家がチェックし
少しでも安全でないものは排除している。
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④お家ととことん仲良し
メソッドを立ち上げた時予算の半分を
デザインに費やした。
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優れたブランドはボトルのデザインだ
と二人が信じたからだ。
そしてそれが実際に当たった。
ボトル問題に悩んでいた人が
多かったということだ。
家の見えるところに置いても
お部屋と馴染んでくれるデザインだ。
ベア「今の所褒めまくってるけど
デメリットは?」
まず香りには好き嫌いがあると思う。
ふんわりっていうより結構強い香り。
香りのラインナップは多いけど
日本のものより強いと思った方がいい。
あと価格は安くはない。
例えばハンドソープボトルで
800円前後。
ハンドソープ詰め替え3回分1,400円前後
1回分約470円。
MS家はキッチンではミューズを
使っていてそれを考えると高い。
ただメソッドの製品や考え方に
納得するなら妥当。
MS家はこの香りと会社の考え方と
ボトルが気に入ったので洗面所はこれで行く。
日本でも部屋に置いておきたくなるような
日用品が最近増えてきた。
ただまだまだ一般的でなく
スーパーでは数が少ない。
「劇落ち!」
「効く!」
「徹底洗浄!」
でかでかとそんな文字が並び
キッチンやバスルームには置けない。
じゃあなぜそんな文字が並ぶ商品が多いのか?
それは店頭で目立つからだ。
一方でメソッドの製品は
「家に置いた時どうか」まで考えている。
つまり売るときだけでなく
実際に使う人のことを考えたもの。
そしてその先の暮らし
ひいては環境のことを。
メソッドの考えや理念を読んでいると
やりすぎちゃう?って思うかもしれない。
だけどこういうとことんやる
オタクな会社面白いじゃないか。
製品を買うときの決め手は
使い心地とか値段とか色々ある。
だけど嫁氏は買うことは
応援することだと思っている。
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だから気になった製品があれば
メーカーをとことん調べて購入する。
日本の企業も海外の企業も。
もちろん全部を知ることはできないから
できる限りという意味で。
どんな人たちがどんな思いで作っているのか
知るとまた違った視点が見える。
デザインや環境にとことんオタクなメソッド
ぜひ応援したい。