ポニ「前回は床のお手入れ頑張って
綺麗になったね。これで梅雨も安心」
ベア「でも僕もう一つ気になるところがあるっす」
そうね。湿度の高まりを感じるし
玄関ドアそろそろお手入れしようか。
MS家の玄関ドアはアメリカの
シンプソン社の無垢のドア。
重厚感あってモールディングや
ガラス窓がレトロなスタイル。
↓こんな仕様で意外とお得
その魅力はここでも触れた↓
海外ドラマや映画でも度々
使われているのを見かける。
(That's 70's showより)
外観のテーマはロンドンの
アパートメント。
↓こういう理由でロンドン
古くなっても味が出るような外観
にしたくて無垢のドアにこだわった。
塗装は油性塗料の黒で
無垢のドアがより重厚感増す。
(塗装前)
↓油性塗料とは?
玄関の装飾もテーマに合わせコーデ。
真鍮の番地プレートを取り付け
↓これを使っています
ハンドルも真鍮
ポーチの壁は石造り風に。
目地を入れて左官屋さんが塗装してくれた。
表札はストリート名のように。
↓ここで注文
オプションはそんなにつけてないけど
ドアは無理を言ってお願いした。
ビルダーさんには
「本当にいいんですね?!」
って念入りに確認された。
ポニ「そんなやばいもんなの?!」
やばくはないけど
無垢のドアってお手入れが必要んだよ。
無垢のドアは機能性も高い。
断熱性が高く結露しにくい。
木材になっても木は生きてるからね。
だからこそ湿度によって
伸縮を繰り返す。
夏は特に膨らんでドアが
やや閉まりにくい。
閉まりにくいだけで困ったことはなく
嫁氏はそれをご愛嬌って思う。
それが面倒、苦手って思うなら
オススメじゃない。
そしてお手入れや
設置場所の工夫が必要となる。
①ポーチは必須
無垢のドアは雨や直射日光を
遠ざけないといけない。
ポニ「でもさ油性塗料で塗装してあるでしょ?
油性って雨に強いんじゃ?」
強いだけで完全に
防御するわけではないよ。
そして直射日光と雨の直撃を繰り返し
手入れをしなければ
塗装も剥がれ変形や腐りが始まる。
現に小屋のドアを思い出してごらん。
今は外側は塗装してこうだけど
元の状態はこうだからね。
これも油性塗料で年月を経て塗料が
パリパリになって剥がれて腐れたんだよ。
小屋のドアならいいけど
玄関のドアはこれじゃ困るわけだ。
だから雨風や直射日光防ぐ
ポーチが必要なんだ。
②定期的なチェックとお手入れ
ベア「ええ!?じゃあMS家のドアは
いつか腐ってそこから強盗が入る!!」
いやいや大丈夫。
ちゃんと禁止事項を守り
お手入れすれば大丈夫だよ。
禁止事項
・水をかけない
・水がついたらすぐ拭く
・先の尖ったもので引っ掻かない。
お手入れ方法
・剥がれたらそこだけ再塗装
・汚れをふき取る
そのぐらい。
もし何かおかしいと思ったら
つけたくれたビルダーさんに確認を。
ただ日本のハイテクな金属ドアは
そういう気遣いがいらないので
面倒ならそちらがいいと思う。
じゃあMS家の無垢のドアだけど
今のところほとんど問題なし。
横雨もあまり当たらない。
ただ小屋づくりしている時
玄関に塗料がついてしょうがなく
何度かポーチに水を流した。
拭き取ったけど少し残っていたようで
こんな風に少し塗装が剥げている。
そして内側も引っ掻いて少し剥げている。
ベア「あとすごく汚れてる!」
そうだね。
だからまずドアを拭き掃除してから
剥がれた部分を再塗装しよう。
<お手入れ道具>
・油性塗料ブラック
・シンナー
・筆
・雑巾
・ダイソー洗車用クロス
①汚れの拭き取り
まず固く絞った雑巾で拭き取り。
水分はよくないからかたーく
かたーく絞って。
特にモールディングの部分に
汚れがたまってる。
↓モールディングとは
雑巾の端っこを使って
取り除こう。
②窓ガラスをクロスで
MS家のシンプソンには
明かり取りのガラス窓がある。
この部分を100均の洗車用クロスで
拭き取り。
このクロスはMS家で大活躍。
↓窓ガラスやミラーに使ったり
↓速乾なので布巾にもしている 。
③剥がれた塗装をリペア
MS家のビルダーさんは
「家を長く可愛がって欲しい」とのこと。
だから引き渡しの時珪藻土や
建具に使った塗料を一式くださる。
自分でリペアできるようにと。
↓珪藻土もそうやってリペア
ドアの塗料も頂いているので使おう。
ポニ「油性塗料を扱うときはシンナー用意!
溢れたときや筆の洗浄に必須!」
油性塗料はポンポンと塗るより
筆で適量とって塗る方がいい。
こんな感じ。でーきた。
梅雨になると塗装剥がれから
水分が侵入する可能性がある。
だからその前に終わらせておいて一安心。
無垢のドアは存在感あって
結露がやって来にくい。
でも設置場所やお手入れに
気遣いが必要。
毎日見る必要はないけど
一般的な住宅のドアより気を遣う。
だけど嫁氏はそういう
お世話が好きだ。
今までものづくりやリペアをしてきた。
小屋をワクワクさんと作ったり
ボロボロの椅子を買っては直したり。
そういう風に手を掛けるほど
愛着が湧いてくる。
そして世話をするほど
「うちの子感」が出てくる。
だから愛情を持ってお世話や
リペアするの好きな人なら向いている。
MS家には子供はいない。
嫁氏の体のこともありこれからもできない。
だけどお世話するほど味が出て「成長」
する子たちがたくさん。
家に家具
そしてドアも。
ただいまって帰ったら堂々たる姿で
迎えてくれるシンプソンくん。
シンプソンくんこれからも
MS家をよろしくね。