ベア「たまには僕がお風呂掃除しようかな」
ポニ「手伝うぜ、相棒!」
ほい、じゃあよろしく!
ベア「え?スポンジじゃないんすか?」
ポニ「ブラシかよ!」
うん、MS家のバスルームはちょっと特殊で
ガラスがあるからね。
ガラスと床をこのブラシで
優しく洗うのがお掃除だよ。
レデッカーはドイツ生まれのブラシで
昔からお気に入りで使ってるんだ。
レデッカーというドイツの
ブラシメーカーがある。
木材と動物の毛、植物を組み合わせた
ブラシが特徴的。
こういうキッチンブラシとか
こういうハタキとか
キッチン用品や
掃除用具を扱っている。
この会社は1935年に
フリードリヒレデッカーさんが創業。
彼は4歳で失明し盲学校で
ブラシ職人となる。
その後企業し作ったのが
レデッカー。
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1986年に亡くなってからは
息子さん夫婦が引き継ぐ。
この会社の製品へのこだわりは
凄まじいものがある。
①全て職人の手作業
なんと本社の工房で
全て人の手で作られている。
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こちらでその様子が見れます↓
商品は一つ500円〜10,000円ほど。
例えばこのほうきは1000円。
手仕事で素材にもこだわり
この価格は正直すごい。
②地元の天然素材の活用
材料のほとんどが天然素材。
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ブナやオーク、アッシュなど国内の木材を
用途によって使い分け。
ブラシの部分も豚毛や馬下、
植物繊維を道具によって使い分け。
例えば食卓で使うスプーン。
Redecker レデッカー Child / tablespoon oiled olive wood
強度があり撥水性のある
オリーブを使っている。
コーヒーミル専用ブラシ。
柔らかい豚の毛を使って静電気で
張り付いたコーヒーを取れるように工夫。
木材部分は手に馴染み触り心地がいい。
素材は全てEU内で調達し
輸送で発生するCO2に配慮。
Redecker レデッカー 柄付き洋服ブラシ 447000
「人と環境に優しく」を掲げて
植林活動も行なっている。
品質も持続可能性も保証する会社。
③実用的で使いやすいデザイン
80年以上の歴史あるレデッカー。
伝統を守りつつ
現代の暮らしを考慮したデザイン。
例えばこれはブラインドブラシ。
ブラシの形状を工夫して
掃除しやすくしている。
MS家もこれちょっと欲しい。
④遊び心
レデッカーの道具はシンプルだけど
遊び心も感じる。
例えばこれはテーブル用のブラシ。
ブラシの上部分をハリネズミに
見立てている。ロックな髪型!
1つの工房から始まったレデッカーは
その機能性やデザインから人気上昇。
売り切れが続出して工場を拡大。
今では海外への輸出も増えているそう。
MS家は賃貸の時からブラシ愛用。
こっちは植物繊維で固めだけど
こっちの馬毛の柔らかい方を愛用。
シャワーを使った後ガラスの掃除。
床の掃除。
洗面所のボウルにも。
あとこの前はタイル掃除した。
基本的にあまり傷をつけたくない
ものに使用している。
ブナの持ち手は使うときも
肌馴染みが良く気持ちがいい。
ブースにそのまま干しておいても
インテリアの一部になる。
①天然素材ゆえ扱い注意
このブラシは本来「キッチン用」。
前の賃貸ではキッチンに使っていた。
(賃貸の時)
持ち手があるから冬は
手荒れが減って嬉しかった。
でも油物も何でも考えなしに
ガンガン使い手入れなしだと
2ヶ月でブラシがダメになった。
(賃貸の時)
天然素材ゆえ扱いは丁寧に。
こびりついた汚れを落とす場合
硬いブラシにするなど使い分けが必要。
油を使ったら丁寧に洗って干す
などの軽い手入れも。
ブラシの使い心地は好きなので
今はバスルームで使用中。
ただ木材だから気をつけないと
こんな風に木割れする。
直すけど。湿度の高い場所での使用は注意。
②日本では替えを手に入れにくい
レデッカーは持続可能性を重視。
本国ではこのように替えが充実。
日本でも一部の替えが売っている。
でも売っている場所も種類も少ない…
特にMS家の馬毛ブラシの替えは
見たことない…
ブラシは消耗品だから半年に
一回くらい交換。
だけど本当は替えブラシで
長く使いたいのが本音…
どこか扱ってくれないだろうか…
使うほど馴染む美しい道具
レデッカーの道具たち。
レビューを見ると絶賛から
がっかり系まである。
それは製品のコンセプトや特徴
の理解の違いから来ていると思う。
家もそうだけど天然素材は
万能ではない。
使う側の理解や用途に応じた
使い分けが必要となる。
だからこそレデッカー社は
わざわざ用途ごとに素材を
替えて商品を製造している。
傷つけたくないものには柔かい毛を
がっつり落としたいときは固めを。
それが面倒でオールマイティを
求める人にはこの製品は向かない。
ものと向き合い使い込んで
大事に使っていきたい。
そう思うのであれば愛着が湧く
のがレデッカーだと思う。
ベア「掃除疲れた…」
ポニ「ご苦労さん!」