北欧ミッドセンチュリーの家づくり

家具コンシェルジュ嫁氏の暮らしインテリア話

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<暮らし>家は安全安心な場所であれ。身近に潜む虐待を経験して思ったこと

暮らしは安心安全あってこそ

今年に入ってからお家の施工問題など

家の安全を脅かす問題が起きてます。


ベア「今日はまた真面目なトーンっすね」

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いつもおふざけなブログだけど

今日はちょっと真面目な話をするよ。

 

家づくりブログだけど暮らしって

安全や安心あってこそだからね。 

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決して不安を煽りたいのでなく

身近な問題であると知って欲しいんだ。

 

嫁氏も自分と向き合わないといけない。

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気持ち悪い

小学生の時シングルマザーだった

母が再婚した。

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父はとても優しく強いヒーロー。 


 父には兄弟がいたので

いとこが何人かできた。

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そのうちの一人中学生Aがいた。

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Aは見た目は整った顔立ちで

ゲームが好き。

 

Bちゃんと言う嫁氏より年下の

可愛い妹もいた。

 

最初は祖母の家に集まる時に

顔を合わせて遊ぶくらい。

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その後実家を新築し

父がスーファミを買ったことで

一人で遊びに来るようになった。

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初めは普通にゲームしていた。

 

でもだんだん変だなって

感じるようになった。

 

Aが嫁氏を膝に乗せ後ろから体を

触ってくるのだ。

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最初は服の上から

だんだん下着の下に手を入れるように…

 

気持ち悪かった。

 

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母は家にいたが幼い妹の世話で

忙しく気づいていない。

 

それから毎週やってきては

ゲームを口実に体を触るの繰り返し。

 

ベタベタ 

 

ベタベタ

 

ベタベタ

 

毎週毎週

何ヶ月も何ヶ月も。

 

声をあげればよかったが

できない。

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なぜなら再婚した母は幸せそうで

親族ともうまくやっていた。

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嫁氏が声をあげれば

ぶち壊しになりそうだった。

 

でも気づいて欲しかった。

 

我慢して我慢した嫁氏の体は

悲鳴を上げ始めた。

 

痩せたらあいつが来ない

食欲不振になり体重は小六にして

29kgまで落ちた。

 

流石に周りがおかしいと思い

色々聞いてくる。

 

「ダイエット?無理はダメだよ!」

「病気?」

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心の病気だった。

 

体重が落ち体が骨ばると

あいつが来なくなった。

 

頭の中ではこんな図式ができていた。

「痩せたら体に凹凸がなくなり

あいつが来ない」

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そこから10年近く

摂食障害と戦うことになる。

 

半年くらい食べ物を制限する時期があれば

堰を切ったように食べては吐く。

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体重は28kg→44kgぐらいを行き来。

 

生理も止まり髪の毛は抜ける。

成長も止まった。

 

男性も怖かった。

 

大好きだった父も男だと思うと

汚らわしく感じた。

 

外面だけはよかったので

クラスの子とは普通に接していたが

内心近寄らないで欲しかった。 

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家に帰っても外でも当たり前だが

男性はいる。

 

自分が見られている訳ではないと

わかっていても怖くて

体にサラシを巻いて制服を着ていた。

 

高校になるとあえて遠隔地を受験し

祖母の家から通った。

 

家に安全を感じなかったから。

もうあいつは来ないとわかっていても。

 

こうやって男性に怯えながら

ずっと生きていくのかと思った。

 

Cじいちゃんとの出会い

大学生になり地元にいるのが嫌で

県外にでた。

 

友人のボランティアに参加させてもらった時

ある出会いがある。

 

識字学級にいたCさん。

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ご高齢だがシャキシャキしていた。

読み書きできないことを気にしていたが

明るく前向きだった。

 

ボランティア活動の後

Cさんは言った。

 

「ありがとう。わしゃいつか

自由に読み書きできるようになる。絶対なる」

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Cさんは戦争によって虐げられ

困難と戦っていた。

 

そこで嫁氏は気付いた。

 

男性だけが怖いんじゃない。

男性とか女性とか関係なく

何かに虐げられ戦っている人は

たくさんいる。

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また嫁氏は人の役に立てたと気づいた。

 

今まで自分のことばかりしか

見えてなかった。 

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でも誰かの役にたつ経験は

視界を広くしてくれた。

 

視野を変わると生き方が変わった

だから紆余曲折を経て

教師になった。

(今はやめちゃったけど)

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英語の高校教師として

他の文化を知ることで世界を

広げてほしいっていう意味もあった。

 

でも同時に虐待に悩む子がいたら

全員は無理でも一人でも救いたい

そんな気持ちもあった。

 

やんちゃな子もいっぱいいた。

盗んだり人やものを傷つけたり。

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でもその根底にはほぼ必ず

「虐げられた経験」

があった。

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その結果コントロールを失い

攻撃的になった子もいた。

 

経験を帳消しにすることはできない。

 

でもせめても今は愛情を注ぎたい。

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そう思って暴言を吐かれようと

毎日彼らを見守って話しかけた。

 

伝わらなかった子も大勢いた。

愛情なんて嫁氏の自己満だからだ。

 

だけど何人かは受け止めてくれた。 

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力不足で全員には伝わらなかったけど

殻を破って進みたい道に進む子もいた。 


そうやって誰かのために

必死になることでいつの間にか

摂食障害も消えていった。

 

今は貯金のために昼は塩ご飯だけど

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食べる時はちゃんと食べる。

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それに恋愛もできるようになった。

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大学の経験や世界を旅していろんな人に会い

男性という性だけで

怖いと自分は思いたくない

と考えるようになった。

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男性の友人もたくさんできて

性別というものさしだけで

決めたくないと思うようになった。

 

結婚は一度失敗し離婚したけど

今は毎日抱きしめてくれる人と

過ごすことができている。

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虐待は身近にある

虐待のニュースを見て

遠い話と感じる人もいるかもしれない。


でも遠いことじゃない。

 

嫁氏が過去に受けた虐待も

突然でなく日常の中から

じわじわエスカレートしていった。

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問題行動の多い学校に勤めていた時

クラスの半分以上の生徒が

 

家庭内での無視

家庭内暴力

パートナーからの言葉や身体的暴力

いじめ

 

何らかの虐待を過去に受けていた。

(正確にいうと知ることができたのは半分だ)

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だからこれって遠い話ではない。

 

暮らしの中のどこで

虐待が起こるかわからない。

 

不安を煽りたいのではない。

 

日常いつ起こるか分からないから

ぜひ周りにいる家族や友人を

見てほしいのだ。

 

何か少しでも変だなって

思ったら話を聞いてあげてほしい。

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そして虐待を受けている方へ

勇気がいることかもしれないけど

誰かに助けを求めてほしい。

 

大声をあげることはできないかもしれない。

 

でも身近な人、公的機関、民間の機関

あなたの話を聞いてくれる人はいます。

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虐待をする人へ

そもそも「虐待」の自覚がない人もいます。

でも相手の意思に反して行なっている

身体的や言葉の侵害は虐待です。

 

一生消せない傷を相手に残します。

 

嫁氏も乗り越えたとは言えるかもですが

今回この話をするのも

正直怖かったです。

 

相手の顔見てください。

あなたの目にどう映りますか?

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家を世界一安全な場所にするために

 

本や体験談などいろんなところから

知ってもらって家を世界一居心地のいい

安全な場所にしてほしい。

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外の世界では裏切りやいじめ

怖いことがたくさんあるかもしれない。

 

でもただいまって帰ってくるその家は

ホッとできて安心できる場所。

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そんな場所であってほしいなって

嫁氏は心から思います。

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ポニ「嫁氏頑張ったね!」

 

ありがとう。

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ベア「今まで下ネタ言って

傷つけたかも知んないっす!ごめんっす」

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下ネタ?今はガンガン言えるよ! 

ピーピーピーピー(放送禁止用語)

 

そんなおふざけできるのも

みなさんのおかげ。

 

支えてくれるMS家の皆のおかげ。

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ありがとうございます。

 

明日からまたパッパラパーな

家具オタクブログに戻るよ。

 

みんなが安心安全に暮らせますように 

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