ただいまあ…
ベア「姐さんどうしたの?!」
聞いてよベアくん!あのね…
鉢を探しにあるお店に行ったの。
引っ越した時にユッカさんと
アガベさんを買ったお店。
お気に入りなんだ。
そこで鉢を見つけたんだ!
じゃん!
ポニ「いいねこれ!何が問題?」
お店の段差につまづいて
受け皿を割ってしまった!
本体じゃなくてよかったけど
せっかくお揃いなのに…
お店のおねーさんは優しくて
代わりに使える端材をくれた。
「割れは処分しておきますね」
と。
そこで嫁氏は言った。
「ちょっとまって!!
直すので持って帰ります!!」
ベア「え?これ直せるんすか?
流石に無理じゃ…」
いい?ベアくん!
MS家の暮らしの鉄則を述べよ!
せーの
「捨てない暮らし」
その通り!!
消耗品は仕方ないけど
ものは捨てない!
ものを選ぶ時は吟味する
枯れたコキアはほうきに変身
容器が活用できるシャンプーを使う
服はリメイクで鉢に変身!
だってうちの家具も
そうやってボロボロで
やってきて綺麗になった。
だからこの皿も直す!
ポニ「直すって言っても
ここまでだと難しくない?」
金継ぎって言う方法があるよ!
前に香川で見たやつね。
ベア「でもあれって難しくない?
しかも金継ぎって漆って言う
木の樹液使ってやるんでしょ?」
そうだよ。
ちなみに専用のキットも販売されている。
綺麗に仕上げたい人や
食事用皿に使うならいいかもね。
でもね嫁氏は専用キットは使わない。
使うのは家にあるもの。
エポキシパテ!
ポニ「これって前に小屋用のドアの
取っ手を直したやつだよね」
そうそう。
2種類の物質がはいっていて
混ぜ合わせると化学反応で
硬くなるものだよ。
実はいくつか種類があって
木材用
プラスチック用もあるんだ。
MS家が持っているのは
金属用ね。
パテって色々ある。
粘土質のパテもあるし
↓粘土質はこんな風に使います
木のクズ+瞬間接着剤は
パテの役割にもなる。
↓嫁氏命名「かさぶた式」
エポキシパテは化学反応で固まるから
特にカッチカチになり
北欧家具の角の部分の修理や
壊れたフェンスの修理にも使うよ。
今回はこれを使って
「なんちゃって金継ぎ」
をやってみるね。
なんでなんちゃってかと言うと
本来のやり方ではないから。
そして今回の目的は
「美しさ」を
求めるものでもない。
本当の金継ぎって直すことで
美しくもある。
でもこれは
あくまで鉢の下皿。
粉々になった皿をもったいないから
直して再度使えることが目的。
だから決して美しくはならないけど
ものを捨てない暮らしとして
実行するんだ。
あと今回の方法は
口に入れるものでないので
エポキシパテを使う
ということもご了承ください。
では
直して
飾ろ!
①破片を集める
まず割れたらできるだけ
破片を見つけて集める。
②トイレに行く
ベア「え?ふざけてるんすか?」
いやこれめっちゃ大事!
だってエポキシパテを取り出し
練り練りしたら速攻で固まる!
作業は3分以内にしないといけない!
だからトイレは済ませておこう!
③パテを練り練り
パテを取り出して
カッターで切る。
切った刃はすぐにティッシュで
拭くべし。
固まっちゃうからね。
ここからが勝負!
練り練り!
ポニ「嫁氏ビニール手袋!」
あ!また素手でやっちゃった!
満遍なく混ぜ混ぜ
ああもう!ビニ手やりにくい!
ごめん!よくない例だけど
嫁氏やっぱり素手でやるわ!
混ざったら
はい、即くっつける!
ちょっと量が多すぎたけど
あとで削るからまあよし。
本当はもっと少ない方がいいけど
少なすぎると隙間ができるよりはマシ。
④削る
すでにカッチカチ。
カッターとサンダーで削っていこう。
カッターは前にパテを削ったのと
同じ要領で刃の性質を利用し斜めに切る。
力を入れず刃を斜めにね。
大方切ったらサンダーでウィーン。
サンダーがない場合は紙やすり
でもいいけどサンダーがあると早い。
この時お皿も少し削れちゃうけど
あとで塗るから大丈夫。
こんな感じで
凹凸が滑らかになるまで。
皿の内側の削りにくい部分は
あとで塗装しならヤスリで削るよ。
⑤塗装時々削り
キャンドゥのマルチペイントは
濡れてもある程度大丈夫な塗料。
あとセリアのニスも仕上げで使うよ。
一度塗り。
思ったより凹凸があったので
ヤスリで削り。
二度塗り。
だいたい良くなってきたから
ニスで仕上げしよう。
完成!
裏はちょっとボコってしてるけど
受け皿だからまあよしとしよう。
ここからが大事!
あくまでこれ受け皿だから
水が漏れたら意味がない!
水を入れて放置。
漏れてないかな…
大丈夫!
今回はエポキシパテを使って
初めてのなんちゃって金継ぎ。
あくまでなんちゃってだから
金継ぎそのものは美しくない。
でも崩壊したお皿が直り
また使えるようになった。
口に入れるようなものは
オススメしない。
でもお皿の裏とか飾りに使う陶器
そんなものはエポキシパテも有効。
なんちゃってって言ってるけど
ある程度手間はかかるし
新しい皿を買う方が早い。
それでも直した方がゴミも減るし
何より嬉しい。
あんなバラバラ◯人事件みたく
崩壊した皿が手を加えると復活。
その瞬間なんとも言えない
嬉しさとか達成感がある。
それって「早い」とか「安い」には
代えることのできない喜びだ。
ものが溢れなんでも
すぐに手に入る今だからこそ
作る喜び、直す喜びを大切に。
そしてそんな気持ちをこのブログで
お届けしていきます。
これからも
作って遊んで
造って遊んで
作って飾って
直して飾るので
一緒に楽しんでいただけたら
嬉しいです。
そしていつか本物の
金継ぎやってみたいな。
もしお皿や花瓶が割れたら
またやってみよう。
その前に割らないようにしよう…
綺麗になったところで
この子はリビングのサイドボードへ。
ベア「あれ?サイドボード
色々変わってる?」
そうなんだ。
実はリビングもちょこっと
模様替え中だよ。
次はこの謎のビニルを使うんだ…
ふふふ…
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