椅子で部屋が変わった
ベア「例の部屋改装したらしいよ」
ポニ「どうせ新入りの椅子置いただけでしょ」
いえいえ。
椅子を変えるということは
お部屋の雰囲気が変わるということ。
うちの夫氏のシアタールーム兼客間を
全面模様替えしたよ!
ビフォア
MS家はお部屋によってテイストを
変えてコーディネート。
客間1のテーマは
場末インダストリアル。
暗めの茶色や黒い家具に
クッションやオブジェでカラーを入れ
場末の喫茶店のレトロ感。
その後ペルシャ更紗のベッドカバーも
つけてさらにレトロ感マシマシ。
最初はダーツやビリヤードの
大人の遊び場だった客間。
でも途中夫ワククワクさんの1階で
映画見ながら寝る問題を解決するため
AppleTVのモニターを移動。
今ではお客さんが泊まる以外は
ワクワクさんシアタールーム。
渋いヴィンテージ感がいいねと
MS家にくるお客さん(特に男性)から好評。
変化が訪れる
そんなワクワクルームに変化が。
ウェグナーのハイバックチェアCH3
がMS家の家族に!
木枠の処理は無骨感ありながら
ビーチ材とファブリックの色が
ナチュラルな雰囲気…
このままではせっかくの
ウェグナーが浮いてしまう!
そこでワトコオイルで赤みがかった
ヴィンテージ色に塗装。
客間の子たちと仲良く
調和できる色に変色。
元々あったソファは寝室に移動して
変身しましたとさ。
だから部屋全体を
模様替えしなきゃね!
ベア「色変えて置くだけでいいじゃない!」
そうはいかない!
椅子って家具の中で最も個性があるから
変えると空間全体の印象が変わるんだよ。
ここでもそんな話したでしょ。
それにこの子デカイし。
この子を置くことで問題も生じた。
いわゆるウェグナー問題
①立ちはだかるパーテーション
このパーテーション。
これは一人暮らしの時から使ってる
ニッセンのやつ。
寝る空間とリラックス空間を仕切って
空間のアクセントにしていた。
でもウェグナーデカイから圧迫感を感じる。
今までは低いソファだったからね。
②テーブルが幅を利かせる
自分でリペアしたお気に入りだけど
狭く見えるしウェグナー に合わない。
③悪い意味でごちゃつく壁
これまではソファが低いから
壁のディスプレイが際立っていた。
それにこの絵はパーテーションで
隠れていたしね。
でもハイバックチェアを置き
パーテーションを外すと
壁がごちゃついて見える。
嫁氏はごちゃっとインテリアが
好きだけどまとまりなきゴチャは
よろしくない。
新テイスト
以上を踏まえてこの部屋を模様替え。
新しいテイストは
「ヴィンテージモダン」
木のヴィンテージ感をベースに
ウェグナーや色使いにモダンさをプラス。
渋さやレトロ感はそのままに
白ですっきり感を加えたよ。
というわけで
変身したお部屋はこちら!
ポイント
じゃあ模様替えのポイントね!
①白の分散
まずウェグナー加入で白が増えた。
元々珪藻土の壁は白だけど
家具の白はまた意味が違う。
爽やかさが加わるし
特に暗めの部屋だと
かなり目立つ。
このとき白い家具が1つだと
悪目立ちしてしまう。
前に仲間はずれはダメだよ
って話をしたよね。
だからベッドカバーは外し
白のシーツそのままに。
そしてアクセントとしてイケアの
和モダンな置き型照明の白。
白を分散させることで
バランスが取れて
ヴィンテージ感にも馴染む。
②アクセントカラーの分散
一般的にバランスのいい
と言われるカラーコーデはこれ。
ただそれはお部屋のテイストや
目的にもよる。
この部屋は「遊び部屋」
白と黒をベースにしながらも
あえていろんな色を入れて
遊び心を出したい。
だからいろんなところに
色を散らすように置いてるよ。
ベッドのクッションは3色で
カラフルに。
カリモク電話代の上には
カラフルなオブジェ。
部屋の端にはビリヤードの
グリーン。
ちなみにビリヤードに足が生えたけど
これは古い脚立をバラして活用。
ただしこれらはあくまで
「アクセント」
アクセントの面積が
広くなりすぎないよう注意。
③ゆとりある空間
家具を置くときは家具距離が大事。
ゆとりのない空間は
住まう人にストレスを与え
家具や人も怪我をする場合あり。
特にこういうリラックス空間では
ゆとりこそ重要。
ウェグナー はデカイ。
よってコーヒーテーブルは
一時撤退した。
ポニ「捨てない暮らしじゃないの?!」
そうだよ。
捨ててないよ。
あの子はねいずれバラして
小屋で使うんだよ。
テーブルがなくなったけど
後日あるものを置く秘策がある。
④壁ディスプレイ
パーテーションをのぞいたことで
壁が広くなったためアートは端に移動。
まとまりを作ることで
いい意味のごちゃっと感になる。
もちろん珪藻土の壁だから
押しピンの穴も即補修可能。
そしてもちろんパーテーションも
捨てずに活用!
部屋の端に持ってきてアクセント兼
洋服掛けに。
お客さんが泊まることもあるからね。
これなら圧迫感がない。
ちなみに元々あったニトリの
ハンガーラック
これは玄関のシューズクロークへ。
これで大きなカバンも置けて
お客さんのコートも掛けられる。
ここにあったイームズチェア
シャケフレーク君は小屋に行くよ。
部屋作りは「軸=コア」で
ベア「今回は物の移動だけで
模様替えしたけど印象変わったね」
ポニ「しかもきっかけは椅子」
そうだね。
それだけ椅子って個性があり
お部屋全体を変えるんだよ。
MS家は家づくりするとき
まず椅子から考えた。
それを話すをだいたい「え?!」
って言われるんだけど。
ナウガ親分「でもこれみたら
間違ってもないゾォ!」
もちろんお部屋づくりは
それだけではない。
大きな面積(ソファ等)から考えることもあるし
お気に入りが机なら机スタートもあり。
つまりこれがこの部屋の主役
っていう軸=コアが大事なんだよ。
皆さんもお部屋づくりの時は
椅子なり机なり「軸」「コア」を
意識してみてくださいね。
ワクワクさんお待たせ!
ワクワクさんのために嫁氏頑張ったよ!
存分にくつろいで!
ワクワク「ああもう最高☆
ワクワクさん動かない…」
いいなあ。
嫁氏もせっかくリペアや
模様替えやったから座りたい!
一瞬だけ!ね!
ワクワク「え?!いいけど…」
ああもう最高…
ごめん体が動かない…
ここの床は1階オークと違って
パイン材だからより暖かい。
ワクワク「え…じゃあ
ワクワクさんベッドに移動…」
ここに嫁氏用の椅子も
いつか置きたいなあ。
フィンユールとかいいなあ…
ペーパーナイフもいいなあ…
Zzz…
(チュンチュン)
■その後こうなりました