ベア「冬になり外の植物が
部屋の中に入った風景
だいぶ見慣れてきたなあ」
ポニ「待って!あのアイビー
禿げ散らかしてる!!
また枯らしてるんじゃ…」
いやいやこれはね
生え変わりなんだよ。
ほら古い葉っぱが落ちてるでしょ。
でもこっちからは新しい葉が
生えてきた。
アイビーは気候や温度で
葉っぱの色が変わるんだよ。
面白いよね。
冬は植物は眠りにつくって
前に書いたけど
MS家のお部屋は
ダブル断熱であったかい。
だからお部屋の中なら冬でも
少しずつ成長しているんだ。
冬も部屋の中で元気に植物を
育てるにはアレを使うといいんだよ。
MS家は夏は涼しく暖かい家。
性能にこだわったので
一度暖房をつけたら保温状態になり
それが持続。
おかげで冬は中に入れた
植物が生き生き過ごしている。
ただ一方で乾燥問題がある。
珪藻土の壁は調湿性に優れているけど
時々乾燥しすぎる。
そのためいろんな対策をしている。
これは人間のためでもあり
大事な無垢の床や家具のためでもあり
また植物のためでもある。
植物は物によっては乾燥しすぎも
よくないからだ。
例えばパキラさん。
この子はエアコンの風が当たりすぎると
こんな風に葉焼けみたいになる…
だから冬は根元にあげる水は減らしても
葉水をするようにしている。
それともう1つ植物が冬も快適に
過ごせる対策をしている。
それがミズゴケ。
ほとんどの鉢物には
根元にミズゴケを被せている。
ミズゴケはコケ植物で
園芸では乾燥ミズゴケを使うけど
もともとこんな感じ。
よく蘭の栽培に使われたり
最近は苔玉として植物の
観賞用にも使われる。
この子は非常に万能。
体に水を貯める気泡があるから
大量の水を蓄えることができる。
一方で隙間があるから
通気性も良い。
つまり「保水」と「通気性」どちらの
役割もあるから適度な水を蓄えられる。
水やりをするときも便利。
触らずとも見ただけで
乾いているかどうかわかる。
表面が土だと水の勢いで土が溢れる
ことがあるけどミズゴケをしていると
土がこぼれにくい。
見た目もいい。
上から鉢をのぞいた時
草の上に植物が生えているみたいだ。
ちなみにミズゴケはホームセンターでも
買えるけど嫁氏は100均セリアで買ってるよ。
ナウガJr「なんでもできる子だね!」
ただもちろん気をつけるべきこともあるよ。
①カビに注意
ミズゴケは水のやりとりに最適な反面
カビが映える場合がある。
嫁氏はまだ見たことないけど。
傷つきやすいからだ。
一見草に見えるけど
扱いは丁寧にして
水やりの時にカビに気づいたら
取り除いてあげよう。
普段の水やりの時に
ちょっと見てあげれば
植物も大丈夫。
②使った後の保管
ミズゴケは水を含ませてから
使うから1袋で結構使える。
MS家の内部には鉢が20くらいあるけど
全然なくならない…
蓋を開けてから保管するときは
密閉容器に入れるのがオススメ。
あと結構長持ちするけど
年に1回くらいは変えてあげた方がいい。
③酸性土が好きな植物向き
ミズゴケは蘭だけでなく
いろんな植物の保水通気に使える。
ただし酸性の土を好む植物がいい。
植物は種類によって酸性の土を好むもの
アルカリ性の土を好むものがある。
↓植物の種類別に見る最適なph
多肉さんや観葉植物は
酸性や弱酸性を好むものが少なくない。
※ものによります。
一方チューリップやガーベラなどは
酸性に弱いから使わない方がいい。
そこに注意すれば割と
幅広く使える。
じゃあ実際に植物にミズゴケを
被せてみよう。
①取り出す
丁寧に取り出そう。
この時ものによっては
製造過程の乾燥時に他の植物が紛れ
トゲが入っている場合がある。
心配な人はゴム手を使おう。
②湿らせる
ベア「最初はカラカラしてる」
ポニ「これ本当にコケ?」
水を含ませると変身するよ。
軽く洗って
トレーなどに入れて
しばらくつける。
すると…
こんな感じに膨らむ。
軽く絞っておこう。
(絞りすぎない)
③かぶせる
ポイントはぎゅっと
押し込まないこと。
押し込みすぎると乾燥した時
根っこが伸びるのを邪魔する場合がある。
優しくかぶせるくらいがいい。
保水も水はけもよくて
水やりしやすいミズゴケ。
冬のお部屋の乾燥から
根元を守ってくれる。
植物との相性もあるし
気をつけることはあるけれど
少量ですごいパワーを発揮する。
見た目もよくなるしね。
お部屋の植物の乾燥が気になる
という人は注意事項に気をつけた上で
試してみてください。
皆さんのお部屋での暮らしが
楽しくなりますように。
ポニ「ねえベア
ちょっとパキラに乗ってみて」
ベア「よいしょ…
おお!これってミニサイズの
南の島みたい!楽しい!」
ポニ「島流し!」
ベア「あーれー!!」
ポニたんブラックジョークにもほどがある!
君は相変わらず
体の色に合わせてブラックだなあ…