ベア「これはジグザクチェアと言って…」
みんな何してるの?
ベア「みんなに家具話してるの。
えっへん」
君も立派な家具オタクだな。
嫁氏は鼻が高いよ。
ナウガJr「MS家の家具はミニチュアも
リアル家具もデザイナーズ家具があるね」
ポニ「そういうのばっかり揃えるのは
やっぱり見栄?」
見栄じゃないし!
家具はずーっと付き合いたいから
自然とそういうのが集まったんだ。
でも家具はライフスタイルに合わせ
選ぶのがいいと思う。
家具を選ぶ時はメーカーや
作り手を知って選ぶのが
大事なんだよ。
MS家には家具専門メーカーの
家具がいろいろ。
ハーマンミラー
フリッツハンセン
GETAMA
G-PLAN
天童木工
Vitra
国際的に活躍する家具メーカーで
技術やデザインも研究開発を行う。
ベア「でも新品じゃ買えないし
そもそも中古のリペアが好きだよね」
リサイクルショップなどで
安く買って直して使ってるよ。
メーカー製でない家具もある。
リビングのチェスト
寝室のチェスト
デンマークの北欧ヴィンテージは
手入れすれば長持ちする。
「ブランドだから」
「デザイナーズだから」
というより作った人や会社が
好きになって選んだ。
親分「作り手の思いを知ることは
家具への愛着に繋がるゾォ。」
↓こちらのカテゴリーで家具裏話
MS家のライフスタイルは
「一生同じ家具を使うこと」
「捨てない暮らし」
技術の高い家具を
直しながらずっと使っていきたい。
だからこの選択。
でも住まう人みんなが
そうとは限りません。
ライフスタイルは人によって様々。
嫁氏がやっているコーディネートの
無料相談の中でも暮らしによって様々。
↓お問い合わせはこちら
前にコーディネートしたAさん。
引っ越す可能性があるので
持っているものを変えずに
イケア小物でお部屋を変身。
ある方は戸建ての家を建築中。
「長く大事に使いたい」とご希望。
木を熟知した技術の高い会社を提案。
別の方はニトリで家具選び。
お子さんが大きくなって
買い換える可能性があるため。
こんな風に暮らし方で
揃えたい家具の方向性は
変わるんだ。
家具そのものだけでなく
メーカーさんの選び方も
忘れちゃいけない。
家具と一口にいっても
作り手には得意ジャンルがある。
木製家具もいろいろ。
例えば以前本社にも行った
国際的にも活躍する天童木工。
技術性、デザイン性共に高く
MoMaのコレクションにも
多数の作品が選ばれている。
天童木工の強みは成形合板。
40年代イームズさんたちがやっていた
この技術をいち早く取り入れたのが
天童木工さん。
美しい曲線
軽いのに強度もある
手触りの良さ
家具を使うにあたって
重要な要素の技術を開発した。
他にも技術の高い
一流メーカーはある。
先日椅子を見てきた飛騨産業。
無垢に強い家具メーカーで
木の良さ風合いを生かしている。
秋田木工の得意技は
曲木の技術。
「木が木で立っていた
ときよりも立派に美しく」
をコンセプトに100年以上家具を製作。
このように木製家具だけでも
メーカーによって得意技が違う。
でも共通するのは
技術力の高さ。
長い年月をかけて
技術やデザインを研究。
素材のよさを生かした家具
だから使い心地や強度は
桁違いにいいものが多い。
一生を共にする家具だ。
一方でいいお値段はする。
椅子だけでも5万〜10万円。
だけどそれだけの技術が
そこにはこめられている。
木を時間をかけて丁寧に乾燥し
何度も何度も塗装して仕上げる。
時間も人件費もかかるのだ。
それに一生使うと考えると
実は買い換えを繰り返す場合より
安く済むこともある。
30歳で25万円のテーブルを買って
80歳まで使う場合
25万円÷50年=1年で5000円。
5年で2.5万円。
3万円のテーブルを買って
5年ごとに買い換えるより安い。
家やマンションを買って
引っ越す予定のない人
家具は買い換えをしない人
そんな人にぴったり。
一方雑貨屋さんや
ライフスタイルショップ
が家具を売るケースも。
無印良品
フランフラン
モモナチュラル
unico
強みは
①コストパフォーマンスの高さ
②一箇所でトータルコーディネート
雑貨も手がけるので
デザイン性の高い家具が多い。
値段も家具本業のメーカーよりも
手頃で買いやすい。
そして雑貨を扱うので
時計もファブリックも
一気揃えられる。
気軽に統一感ある
お部屋づくりができる。
だけどコスパがいいからには
コストダウンがはっきり見える。
例えば外は木材を使っていても
中身は木目シートを使ったり。
同じ木でもコストダウンのため
乾燥時間を短縮し
安い木を使うことも。
いいものもたくさんあるけれど
家具本業のメーカーと比べると
仕上げの仕方
木の使い方
使う材料
全く違う。
でもこれは
決して悪いことじゃない。
一人暮らしで引っ越す予定がある人
小さいお子さんがいるご家庭
今後買い換え予定があって
コスパのいい家具を
手軽に揃えたい人
そういう人に向いている。
しかも一箇所で
全部揃えられる。
家具が本業のメーカーと
雑貨の中で一緒に扱う会社。
それぞれ持ち味があり
どちらを選ぶかは
暮らし方によって違う。
家具は数年ごとに買い換えたいなら
コスパのいい家具が向いてる。
木の経年変化を楽しみながら
一生使いたいなら本業メーカーが
オススメ。
どちらを選ぶにせよ
どんな人たちが作っているか
どんなコンセプトの会社か
それを知るのも大切。
何も嫁氏のようにオタクに
なる必要はありません。
「この椅子いいな」
そう思ったらお店に人に聞き
ネットで検索しましょう。
HPに行き「会社概要」をクリック。
そこに何が生業か
書いてあります。
どんなものをつくっている
人たちなのか。
本業だから絶対いいとか
雑貨屋だからダメだとか
そういうことでは
ありません。
一生付き合いたいのか
買い換え予定があるのか。
どんな家に住み
どんな暮らしがしたいのか。
暮らし方に合わせて
作る人たちのことを知り
選んでみてください。
作り手がわからない家具なら
よく触って眺めて
何でできているか
どの部屋に合うか
考えながら観察してみてください。
だって家具は大きな買い物。
値段だけでなく失敗すると
後の処理も大変。
MS家は住まう人が
後悔の少ない家づくりが
できるよう祈っています。